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狂花水月

きょうかすいげつ

狂花水月とは、『星のカービィ トリプルデラックス』に登場するキャラクター、クィン・セクトニアとの戦闘BGM。
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概要編集

ワールドツリーに寄生したクィン・セクトニアとの戦闘BGM。

カービィシリーズには珍しく、全体的に神秘的な雰囲気の曲である。

作曲者は安藤浩和氏。


ピアノの静かなイントロから始まり、曲が進むにつれて徐々に最終決戦にふさわしい曲調へと変わっていく。初見では分かりにくいが、実は今作の各エリアボスBGM「とびだせ!奥へ手前へボスバトル」にメインテーマ「空と太陽とワールドツリー」を加えたセルフアレンジである。

『水』色の『月』を背景に『花』に寄生した『狂』えるセクトニアと戦う、その状況と完全にマッチした曲名と雰囲気の曲。


ディレクターの熊崎氏によると、この曲は『妖艶な女性らしさ』をテーマに、威厳や怖さよりも美しさを意識して作られているという。


2014年の『第8回 みんなで決めるゲーム音楽』では初登場でありながら1位の座に着いた。


曲名について編集

曲名の由来は『鏡花水月』。儚い幻、あるいは永遠に手に入ることのない虚像。

セクトニアが『狂』うきっかけになったのは一枚の『』を手にした時であった。美に執着し、かつての友を切り捨て、あげくその身さえも捨てる程に狂気にとらわれたセクトニア。

彼女に何があったのか、そして彼女が求めたものとは何だったのか…。


カービィとの激闘の末に滅び去った今、真相を知る者はもはやどこにもいない。

ただ彼女の残滓、ワールドツリーが咲き乱れるのみである。


海外版Miiverseで明かされた英語版の曲名は『Moonstruck Blossom』。

『Moonstruck』は『気の触れた』、『Blossom』は『花』という意味であり、直訳すると『狂った花』

また、元々『Moonstruck』という単語自体、欧州で月光には人を狂わせる力がある、と信じられていた事を語源としており、詩的に訳すならば、『月によって狂えし花』といったニュアンスだろうか。

更に辞書によっては『(恋愛で)夢見心地の』『感傷で心が乱れた』という意味があると記載されているものもあり、何かと意味深である。

なおこれは北米版の名義であり、欧州版では『Fatal Blooms in Moonlight』と訳されている。


他作品でのアレンジ編集

星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート編集

正式曲名:「Eternal Dream」

作詞者:熊崎信也

編曲者:大原萌

歌唱:高橋織子


当イベントのCDではボーカル付きアレンジがなされた。

戦いの裏側に秘められたセクトニアの本当の想いが歌われている。


スターアライズ編集

正式曲名:「月魄のファントム」

編曲者:安藤浩和


星の○○○○においてタランザを選択すると最終戦で流れる。

Dirty&Beauty」→本曲→「この星をかけた魂の戦い」のメドレー。電子音とドラムが非常に多く使われており、イントロと終盤のフレーズが逆転しているなど挑戦的な構成となっている。

「月魄」は「げっぱく」と読む。


スーパーカービィハンターズ編集

「月魄のファントム」のリミックスアレンジで、わいわいクエストの超ランクタランザ戦で流れる。

「狂花水月」のサビ部分に入る直前、一瞬だけ無音になるのが大きな特徴。


関連タグ編集

トリプルデラックス クィン・セクトニア

下弦のマスクドデデデ&上弦のマスクドメタナイト:同じく「月によってもたらされた狂気」がデザインモチーフのラスボス。

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