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いつしか双星はロッシュ限界へ

いつしかそうせいはろっしゅげんかいへ

ゲーム『星のカービィ ディスカバリー』に登場するキャラクター、フェクト・エフィリスとの戦闘BGM。
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概要編集

作曲者は安藤浩和氏。

前作『スターアライズ』の「組曲:星羅征く旅人」同様に三拍子かつ管弦楽調で神秘性を前面に押し出した一曲であり、女声コーラスが特徴的。


フェクト・エフィリスの戦闘に合わせてBGMも3段階に分かれている。前半はピアノとバイオリンを主軸としたオーケストラ調、エフィリスの体力が残り2/3ほどまで減ると静かな間奏曲に移行していく。

後半は前半からピアノを削除しトランペットとメタルなエレキギターを追加してロック調に大胆アレンジしたものであり、悲鳴にも聞こえる甲高いコーラスがロックの合間に響き、強烈に印象に残る。

また、この曲全体に言えることだが、カービィシリーズのラスボス曲にしては珍しくグリーングリーンズのフレーズが用いられておらず、全体を通し「WELCOME TO THE NEW WORLD!」のフレーズをアレンジしたものとなっている。その他「ブリザードブリッヂの戦い」と「カービィとナゾのうず」(オープニングの曲)のフレーズも入っている。


1ループで6分強という長い一曲(前半パートだけで4分以上。「星羅征く旅人」の第一~第四楽章を通しで演奏したバージョンを超え、シリーズ全体でも同曲の最終楽章に次ぐ歴代2位)だが、弦のハーモニーとコーラスを中心に用いた歴代のラスボス戦闘曲ともまた一味違う力強さと美しさを感じさせる一曲は必聴である。

時間があるときにでもドルディーズに演奏してもらおう。ちなみに1ループした後は後半パートだけでループする。


また、普通に戦うとほぼ聞き逃すが、前半戦から間奏曲に移る繋ぎはいくつも用意されており、どのパートからでも違和感なく間奏曲が流れ始める(ただしあまりにもエフィリスのHPを早く削り過ぎてしまった場合、後半戦に入ってもまだ前半パートが流れていることも……)。


TheアルティメットカップZの最後の敵にも使われるが、第一形態では前半パートのみでループし、ドームほおばりのシーンになると間奏曲だけでループする。


第二形態の前半では別の曲が流れる。それではご覧ください!


後半戦に突入すると、ムービーシーンでの大技の発動と共に戦闘BGMが変化し、後半部分が流れ始める。演出も相まってプレイヤーを非常に昂らせる。だが直後の反則級のダメージを持つ大技で撃沈されたプレイヤーはさぞかし多いと思われる

その後は2つの大技を放つごとにおおよそパートが変化していくようになっている。そのため後半パートの1ループでちょうど攻撃パターンが1巡する(長時間ポーズ画面を開きっぱなしにしたり、コピー能力の再取得・ジャスト回避を多用したりなどで意図的にタイミングをずらしまくった場合は別だが……)。


余談編集

  • 曲名の『ロッシュ限界』とは、2つの星が近づき潮汐力によって破壊されてしまう限界距離を指す。戦いの舞台がロッシュ限界だったとすれば、ポップスターを落とそうとするフェクト・エフィリスとの戦いにおいてはどちらか、あるいは双方の惑星が破壊されるタイムリミットともいえる場所である。
    • また同じく、究極の生命体であるエフィリスと無限のパワーを持つカービィという『双星』のどちらかが今まさに崩れ落ちようとしている、という事も表わされている。
  • エフィリス戦前の環境音は、本曲のメインフレーズを風の音で表現している(サウンドテスト未収録)。
  • 星のカービィ30周年記念ミュージックフェス』における熊崎信也ディレクターの発言によると、本来は「ロッシュ界」と「楽器」(弦楽器を使うように安藤氏に発注したため)をかけて「ロッシュ界」にしようとしたが、複雑になり過ぎたので没にして現行の曲名になったとのこと。

関連タグ編集

星のカービィディスカバリー 安藤浩和

フェクト・エフィリス ???

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