概要
デジタルモンスターでは、代々育成をサボると何やら汚らしいビジュアルのデジモンに進化する仕様が存在する。
見た目だけでなく、性能も成長期並に弱く、寿命も短く、なんと必殺技がウ○チ。
育てていたデジモンがこんなやつに育ってしまっては絶望ものである……
しかし。
このデジモンは、唯一最強の完全体に進化する。育成させるのがかなり難しいが、成功すればとても心強い味方になってくれるだろう。なお、進化先はなぜかパペット型が多い。弱いからこそ着ぐるみでパワーアップしてるんだろうか
なお、この進化は一部を除いて通常のシステムのゲームにも引き継がれており基本的に進化先の完全体を仲間にするならこれらのデジモンを育てるのが通常の方法となる。
該当デジモン一覧
ナメクジがモチーフの元祖汚物系デジモン。
元祖汚物系とだけあってこの系列では一番人気が高く、亜種や派生種もトップクラスに多いのだが正当な究極体が出たのは1番遅い。
もんざえモンルートとは別にヌメモン系統の完全体(ブラックキングヌメモン)や究極体(プラチナヌメモン)に進化する事も可能である。
また、もんざえモンにもワルもんざえモンやパンダモンなどの亜種が存在し、ヌメモンやその亜種がこれらに進化する事もある。
アニメ『デジモンアドベンチャー』では涙腺崩壊不可避の活躍をした。
食虫植物がモチーフ。こんなポジションではあるが、デジモンワールドでは肉や野菜を売ってくれるありがたい存在だし、それもあってか甘い匂いを出す場合もある。
ベーダモンからイーバモンに進化する他、普通にジュレイモンやブロッサモンを経由してピノッキモン等の植物系に進化する事も出来る。
ちなみに『デジモンアドベンチャー』で登場したベーダモンはうんこ大好きだった。
色違いの亜種にはザッソーモンやレッドベジーモンがいるが、いずれも同世代。
必殺技だけでなく存在そのものがウンチ。ゴミ箱に捨てられたデータのカスが集まって突然変異をおこして誕生したと言われている。考えることが苦手なので、頭にチューモンを住まわせ悪知恵を吹き込んでもらっている。
エテモンに進化し、最終的にはメタルエテモンかキングエテモンになる。
また下記のガーべモンにも進化出来る。
亜種にプラチナスカモンがいる。
「何モン?」ではなく、そういう名前なのである。オヤジの姿をしたデジモン。たまごっちのおやじっちがデジモンの世界に迷い込んで生まれたらしい。
デジタマモンに進化し、最終的にデビタマモンかバッカスモンになる。
亜種にボンバーナニモンやシトラモンが存在している。
なんだかんだで愛嬌があったそれまでの汚物系デジモンとは異なり、恐ろしいヘドロモンスターの姿をしている。身体の機械化に失敗して筋肉が腐り落ちてこの姿になった。
エクスティラノモンに進化するが、令和版デジモンアドベンチャー:ではまさかの正統進化と思われる新形態を手に入れた。
アニメでは進化の経緯もあってか、雑魚やギャグキャラの傾向が強い他と違って、強敵扱いであることが多い。ただし、DSソフト「デジモンストーリームーンライト」に序盤のボスとして登場した際は、倒して正気に戻すとかなり呑気な性格であることが判明し、やはりこの系列の1体であることが分かる。
しかしこの系譜では唯一『究極体が存在しない』という目に遭っている。
黒光りしたその体は誰もが嫌がるゴキブリそのもの。羽にはドクロマークがある。
人目を盗み、すばしっこく動き回り、逃げ足は更に速い。攻撃力・防御力はほとんど期待できないが、その計り知れない生命力のため、持久戦になると本領を発揮する。
世代は完全体だが、系譜的には汚物系のそれである為、ここに記載する。
ゴミ箱に入ったモンスターというどっかで見た事あるような姿をしていて、空き缶を繋げたランチャー砲からウンチを発射する「ウンチバズーカ」が必殺技…と完全体になっても弱そうな印象を受けるが、ゴミ箱がいわゆるブラックホールになっており、吸い込んだ物をデジタルワールドから消去するというホーリーエンジェモン顔負けの能力を持っている。
成長期。スカモンの相棒兼頭脳という設定だが、汚物系のほとんどが成熟期またはその進化系であるため、成長期として設定されることが多い。
デジモンツインで初登場。世代は不明のようだが、食べ過ぎによる肥満という不摂生で進化するため、この枠だと思われる。どれだけ食べても満腹にならず何でも吸い込んで食べてしまう食べっぷりで、N社のピンクの悪魔に豚の耳と尻尾をつけたような見た目がその性格を強調している。厳密には進化ではなく変異であり、運動させれば元に戻る。
デジモンクロスウォーズで初登場した成熟期のデジモン。
見るからにスカモンをリスペクトしたダメダメそうなデジモンであるが、油断はダメダメである。
このデジモンの正体はツワーモンという成熟期デジモンが世を忍ぶ仮の姿であり、実際はかなり強力な部類に入る。ダメモン時の必殺技はウンチ!ではなく…「ブー・スト・アタック」などのオナラが中心。
パルスモンの進化系の一つである成熟期デジモン。
あまりに世話をサボるとデジモンが本来持つべき闘争心すらも無くなったこの姿になる。
ナマケモノ特有の可愛さはなく、つぎはぎのぬいぐるみのような不気味な姿をしている。
パペット系という点では近いかもしれない。
エイプリルフール企画にて
公式エイプリルフール企画『スカモンアドベンチャー tri. 第陸章「贋物」』では本来該当されるデジタマモンとベーダモンだけでなくゲコモンやエレキモン、バケモンやピコデビモンなども汚物系にカウントされている。
しかし、汚物系のイメージとは縁遠いデジモンや、そのイメージから脱却したデジモンもいるのはご愛嬌。
デジモンカードゲームでベジーモンの進化元扱いされる事もあった為、メンバーに加えられたものと思われる。
同期のガブモンに対し進化先が一定していなかったが、ワンダースワン版ではゴッドドラモン、『デジモンクルセイダース』ではユピテルモン、『デジモンリアライズ』ではヘヴィーレオモンといったように最強格の究極体を獲得している。そもそも、『デジモンアドベンチャー』ではデジタマのお守りをしていたり、『デジモンセイバーズ』ではウィルス種のガルルモンに進化したりと汚物系に程遠い役回りが殆どであり、上述のメンバーにカウントされていた事に驚いたファンも多かっただろう。
カードゲームや携帯機ではナニモンから進化している為、当然該当する。
『デジモンアドベンチャー』ではベジーモンと共にレストランを経営していて、丈をこき使ったりと汚物系デジモンとの関係性が強く描かれていたりもする。
オーガモンの完全体としても扱われる事が多く、タイタモンやデビタマモン、バッカスモンなどの強力な究極体に進化する事が判明している。
なお、現在はオーガモンはリベリモンという独自の完全体を得た為、デジタマモンはナニモンの進化体としての要素が強くなり、より汚物系デジモン側に近くなったと言える
どうして彼が汚物系にカウントされたのかは不明だが、『アドベンチャー』第27話で汚物系デジモンを集めた兵団を作っていたり、ベーダモンによこすウンチをその場でひり出そうとした為だろうか…。
悪魔系デジモンの小間使いとして描かれる彼だが、ダンデビモンやベリアルヴァンデモンといった上位の悪魔系デジモンに進化する素質を秘めた恐ろしいデジモンである。
どうして汚物系にカウントされたのかは不明。
最終進化系はピエモンになる事が多い。
こちらもどうして汚物系にカウントされたのかは不明。
完全体はトノサマゲコモンというのが定番だが、究極体が誰になるのかは一定しない(リアライズではプレシオモンだったり、カードゲームではメタルエテモンだったりする)。
上記の様に一番汚物型との繋がりが明確なパターン。
定番の最終進化系はイーバモンとなる。
余談
こんな奴らではあるが、最強デジモンに進化することを抜きにしても、男の子はうんこが好きだし、アニメでは仲間のために命を張るという活躍をすることだってある(なお恋愛対象は大抵ミミちゃん)ぐらいには公式にも半ば優遇はされているので、「下品で悪役になることも少なくないがいいやつだったり憎めない」ポジションを確立している。
しかも、LASTEVOLUTION絆では世界中の選ばれし子供たちのパートナーとしてチューモンとヌメモンが登場。特にヌメモンは他のパートナーデジモン達が進化してエオスモンと立ち向かったのに対し、最初からそのままの姿で戦い抜いた。流石にエオスモンを倒すことはできなかったが、ボロボロになりながらもパートナーの少女を守り抜くという活躍を見せる。やはりデジモンに触れたかつての子供達へ向けた映画である以上、彼らのパートナーとしての登場は必然だったと言える。
:では、長らく見た目だけでは汚さを感じにくいベジーモンとナニモンしか登場していなかったが、42話にてガーべモンとレアモンが登場し、以前登場していたナニモンがミニコーナーで紹介されるという汚物系回であった。ヌメモンやスカモンは長い間出演できていなかったが、第61話でモブ役とはいえついに登場。
そしてレアモンの進化系であるレアレアモンは元ネタと言える某怪獣さながらの暴れっぷりを見せる強敵として描かれた。
関連イラスト
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汚いし下品だし悪役だったりするけど何だかんだ憎めないゲームキャラ繋がり。
こちらも汚くてたびたび敵に回ることがあるが、憎めないしいい奴だったりもする。
なお、アニメ版の放送局や一部スタッフが共通しており、初代で演じた大塚周夫氏は『アドベンチャー』でピエモンやアポカリモン、直前の4期で演じた千葉繁氏はクロスウォーズのサゴモンやゲームでディアボロモンを演じている(ちなみに大塚氏はワリオの声優でもある)。
セイバーズの後釜が5期、6期の後釜がデジモンアドベンチャー:(その後、コロナの影響で一時期6期鬼太郎再放送)という奇妙な縁も少なくない。
また、5期の鬼太郎の声優である高山みなみ氏はデジモンクロスウォーズの主人公の工藤タイキを、6期の鬼太郎の声優である沢城みゆき氏はデジモンゴーストゲームで主人公のパートナーであるガンマモンを演じている。