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プロフィール

属性 ワクチン
世代 究極体
種族 神人型
必殺技 ワイドプラズメント、マボルト、パニッシュジャッジ
所属 オリンポス十二神族、ウィンドガーディアンズ
初出デジモンウェブ「デジモン図鑑」

プロフィール(ラースモード)

属性 ワクチン
世代 究極体
種族 神人型
必殺技 ケラウノスディバイド、ライトニングビー、ディオスサンダー
所属 オリンポス十二神族
初出 「デジモンクルセイダー」

概要

オリンポス十二神族に属し、雷と気象を司るデジモン。

全身を黄金の鎧で包んでおり、鳥の羽のような意匠がある。

戦場において感情を挟まずに善悪を裁定し、悪とみなした側に神罰を下す。

この判決に納得のいかない者はユピテルモンに挑み、勝利すればその判決は覆るというが、これまでに覆せた者はいないという。

両腕の+と-が刻印されたダンベル型のハンマーで判決を下したり、雷の力を操る事が可能。

一方でプルートモンとは罪人に対するスタンスの違いから折り合いは悪い。

また、敵への怒りで何十倍もの体躯に巨大化し、体が稲妻状の鎧に覆われたラースモード(ラース(wrath)とは英語で憤怒の意。)なる形態も存在しており、そちらは大剣「ケラウノス」を武器にしている。

ラースモードの詳細は『デジモンクルセイダー』での登場以降、長らく謎に包まれていたが、2022年5月25日のデジモン図鑑の更新にて明らかとなった。

『デジタルモンスターカードゲームリターンズ』でのユピテルモン(Re-6)のフレーバーテキストでは「全能神」渾名されており、相応の実力者であると推測される。

とはいえ、単純な素早さではメルクリモン、海での戦いではネプトゥーンモンに分があるらしいことが『デジモンコレクターズ』で示唆されている。

元ネタはギリシャ神話の最高神ゼウス(ローマ神話のユピテル)。ラースモードのマスクのモチーフはゼウスの使いでもあるワシ

登場作品

デジモンクルセイダー

かつて、デジタルワールド・イリアスでタイタン族とのデジモン達と戦っていたが、何らかの形で記憶と力を失ってアイギオモンの姿に退化してしまった。

現実世界から召喚された主人公と共にオリンポス十二神族やインペリアルドラモンPMの繰り出す試練に挑戦し、一時は自責の念からアイギオテュースモン:ダークに暗黒進化してしまうが、自分の戦う意味を見出した事でアイギオテュースモン:ホーリーに進化する事に成功する。

そして、プルートモンの最終決戦でイグドラシルの端末である赤/青/緑/黄/紫の5色のカードを使ってこの姿に進化するところで物語は終わっている。(恐らくは勝利した可能性が高い)

ユグドラシルの端末を使っている為、ユピテルモン自身もユグドラシルの形状に近い外見をしており、戦闘力はかなり高いことが窺える(公式設定においてもオリンポス十二神族はホストコンピュータの守護者という設定である)。

デジモンクロニクル』や『DIGITAL_MONSTER_X-evolution』に登場したアルファモンに近いポジションである。

デジモンコレクターズ

イベント『断罪の仮面女王』で登場。

同勢力の女性型デジモンと語らう事が多いようで、ユノモンからは嫉妬の的になっている。

特にミネルヴァモンは将来が楽しみだと評しており、当のミネルヴァモンは子供扱いされているようで不満げ。実際、彼の評価通りに成長したミネルヴァモンはボンキュッボンのチャンネーになっている。

本人曰く、「私にやましいことなどない」との事であるが、メルクリモンからは手の速さでは自分より上であると評されたり(途中で咳払いしたが)、ウルカヌスモンからは「またカミさんを放ったらかしにしとるのか」と言われている辺り…。

とはいえ、アポロモンの長話やマルスモンの半日稽古にも付き合っており、人望はある模様。

バッカスモンとも親交があり、バッカスモンに酒を呑まされた事もあったが、ユノモンの監視が強くなってからは誘われる回数が控えめに…。

女性型からの評価も「世話焼きな人」(ケレスモン)、「悪い人ではない」(ディアナモン)とそこそこいい評価をされており、ミネルヴァモンからも懐かれてはいる。

デジモン新世紀

こちらではエレキモン系列の究極体として登場(完全体は通常のアイギオテュースモン)。

なお、3Dモデルも作られており、歴代で初の動くユピテルモンとなった。

進化ルート

進化元はカードゲームでは(大人の事情で)ホーリーエンジェモンからとなっているが、本来はアイギオモンの完全体であるアイギオテュースモンからの進化系である。というのもエレキモンから一貫して雷系で統一されている為である(エレキモンの進化ルートといえば大抵、獣型という要素がフィーチャーされてレオモン系に進化するのが定番であったが、ユピテルモン系列の登場で雷系ルートが構築できるようになった)。

ホーリーエンジェモンから進化する場合、セラフィモンとはポジションが似通ってしまっている(落雷で天罰を下す技を有していたり、勢力のトップである点など)。

ロイヤルナイツでの同ポジションであるオメガモンもデジモン黎明期を支えた2の進化系である為、Ver.2から登場しているエレキモンに同等の究極体が与えられるのは感慨深い。

なお、2012年にはティラノモン究極体が与えられており、2010年代は古参組への朗報が続いた時期であった。

デジモンカードゲーム

パタモンエンジェモンホーリーエンジェモンユピテルモン

小ネタ

神話関連小ネタ

ゼウスは最高神であると同時に世界の秩序を守る神ともされる。

例えば英雄ベレロフォンが身の程を弁えずにペガサスを駆り、オリンポスへ行こうとしたり、神医アスクレピオスが死者を蘇らせて冥界の秩序を混乱させた際には雷を落として粛清した逸話が残されている。

これが裁判官ポジションを兼ねている理由だと考えられる。

また、武器は杵やハンマーとも取れる武器だが、ハンマーに関しては北欧神話の雷神トールの持つミョルニル、杵の要素はインド神話の雷神インドラの持つヴァジュラを連想させる。

先述した通り、『コレクターズ』では女性型デジモンに粉をかけてはユノモンに嫉妬されているが、これも原典の神話にある有名な浮気癖の逸話から。

ただし、口説いているデジモンたちの元ネタは全てゼウスの神族で、過半数が娘である

技の元ネタ

ワイドプラズメント

「身体を超高圧プラズマと化す(中略)ユピテルモンの周囲全体に神罰を与え、触れる者はみな蒸発させられてしまう」と公式図鑑には記載があり、ワイド(広範囲)+プラズマ+テスタメント(証、遺言などの意味がある)の合成語と考えられる。

マボルト

ハンマー同士を打ち合わせて雷雲を発生させ、悪と判断した者や調停の邪魔をする者へ自動的に雷を落とす技。

名前の由来は"魔"法陣+ボルト(電圧の単位)。

パニッシュジャッジ

電極のような刻印がなされたハンマーで敵に印を付けて執行猶予を与えてから、大電流の雷を落として刑を執行する技。

英語で裁きと罰を意味するので「天罰」と意訳することが出来る。バニッシュではなく、こちらだと消し去る=パニッシュジャッジが存在抹消刑(死刑)の意味になってしまう。

ケラウノス

ラースモードの持つ大剣。

ゼウスの持つ雷霆から。神話においては投擲武器とされている。

ケラウノスディバイド

デジモン図鑑では「ケラウノスディケイド」と記載。これが誤植でなければ、意味は10番目の平成ライダーの異名から「雷の破壊者」となる。

「両手で『ケラウノス』を一振りし離れている敵さえも斬りつける」(原文ママ)と公式図鑑には記載されており、ケラウノスディバイドが正しいと推測される(どっちにしてもかっこいいのだが)。その場合は英語で「雷霆で分断する」(「ディバイド」自体に隔てるという意味がある)という意味だと思われる。

ライトニングビー

雷の蜂」(Lightning bee)ではない。

「指を差した先に雷を落とす」(原文ママ)とあるので、恐らくは「Lightning be」で意味は「雷よ!在れ!」だと思われる。

ディオスサンダー

ディオスとはゼウスの別名。神を意味する「デウス」と同一語源であり、ディオスクロイディオニュソスなどのゼウスの息子たちに付く言葉でもある。

よって意味は「神の雷」となる。

こちらはラースモードの最大の必殺技のようで、ケラウノスを天高く落下させて、当たった罪人に有罪(罪人をデータもろとも消滅させる)、外れた罪人に冤罪の判決を下すとされる。

実際にゼウスの雷霆も宇宙を焼くほどの最強クラスの技とされる。

その他

デジモンウェブ「デジモン図鑑」で発表されたが、元ネタからして位が高そうではあるものの、最初に発表されたオリンポス十二神族ではなく、最後に発表された存在でもないという微妙な立ち位置である(それを言ったら13番目のロイヤルナイツなのに2003年という全員が揃っていないタイミングで発表されていたもいたのだが…)。

ちなみに最初に発表されたのはマルスモン(初出は『デジモンワールド3』)、トリを飾ったのは女房のユノモンである。

関連タグ

デジモン デジタルモンスター オリンポス十二神族 究極体

  審判 ユピテル ゼウス エレキモン

ユノモン:ユピテルモンに想いを寄せているデジモン。

プルートモン/タイタモン:因縁のあるデジモン。

クロノモン:ユピテルの父親クロノスがモデルのデジモン

スーパーゼウスビックリマンシリーズの定番キャラで、モデルが一緒天使軍団のヘッド

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