全てがユピテルモンに繋がる愛の鎖。
プロフィール
属性 | ウィルス |
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世代 | 究極体 |
種族 | 神人型 |
必殺技 | ラブバスケット、ニードルハイブ、グレイスランス |
所属 | オリンポス十二神族、ナイトメアソルジャーズ |
公式設定
- 通常
オリンポス十二神族の一体にして、ユピテルモンのパートナー。
ユピテルモンの意思に背く反乱分子を予測・索敵して排除する。
慈愛に満ちた性格で、ユピテルモンを深く愛するためか、ユピテルモンの動向は全て把握している。
- ヒステリックモード
心の奥底に眠っていた悪の人格が呼び覚まされたユノモンの別の姿。
愛するユピテルモンへの抵抗勢力が後を絶たず、2人の時間が少なくなると嫉妬の闇に飲まれていく。表情から生気が次第に消えていき、闇で全てを埋め尽くされたとき、もう1つの顔である仮面が発現する。
仮面越しに見える周囲のデジモンは全て害悪と捉えられ、殺戮の限りを尽くす。
しかしこの姿をユピテルモンに感知されることはなく、善悪の裁きを受けることはない。
概要
全身が針の様な鎧に包まれ、髪型をフレンチクルーラーにしたようなデジモン。
モチーフはギリシャ神話の神々の中でも屈指のヤンデレと名高い悪神のヘラ(ユノ)。
生物モチーフは少々わかりづらいが、マントの模様から元ネタの使いでもある孔雀と思われる。
頭にはユピテルモンと同様の赤い光輪が確認できる。
元ネタ通り、深くユピテルモンを愛しており、ユピテルモンの動向を全て把握し、ユピテルモンの意志に背くと思われるデジモンを予測、索敵し、排除してしまう事からわかるようにデジモン界屈指のヤンデレで、必殺技が敵を突き刺すものが多い事からもその過激さがわかるだろう。
そもそも元ネタがヘラである事を考えればユピテルモンの意志に背くと思われるデジモンは大体ユノモンの思い込みとか嫉妬で決められている可能性も否定できないので、オリンポス十二神族屈指の危険人物でもある。
こんなんでも慈悲深い性格なのだが、生態を見る限りその慈悲深さはユピテルモンしか向けられていない事が窺える。
そんなユノモンの暗黒面が最高潮にまで達すると…。
ユノモンヒステリックモード
属性 | ウィルス |
---|---|
世代 | 究極体 |
種族 | 神人型 |
必殺技 | ウェルカムロスト、リングラッジ、ライアーバニッシュメント |
こうなる。
見た目はふつくしい女性の姿はどこへやら、腕を槍に変化させ(進化前にマントから生えていた槍が一体化している)、もはや怪物としか言いようの無いが、ウィルス種らしい姿に変貌してしまっている(よく見ると金色の鎧で上半身を覆っており、全身が怪物化したわけではない)。
体からは鎖が伸びている。
上記の設定を見る限り、天使型デジモンでいうフォールダウンモードに相当する姿のようだが、悪の人格というよりも単にヤンデレを拗らせただけのような…おや、誰か来たようだ。
2022年05月25日更新のデジモンウェブ「デジモン図鑑」で公開された公式設定でも概ねそのようなキャラクター付けであった事が判明した。
なお、元ネタのヘラも『無数の邪悪な怪物達を使役している』為、『怪物達を統率する悪神としてのヘラ』のイメージに近い姿と言える。
小ネタ
技名
ニードルハイブ
ニードルは針、ハイブ(hive)は英語で蜂の巣を意味する言葉であり、意訳すると「針で穴だらけにする」技となる。実際、公式設定にも「両腕に装備したカタールで敵をめった刺しにする」(原文ママ)技とある。
この他の通常形態の必殺技である「グレイスランス」(自律稼働するランスでオート攻撃を行う)は英語で「高貴なる槍」、「ラブバスケット」は英語で「愛の籠」の意味。しかし、「愛の籠」とは何の事かはさっぱりわからない為、雷雲を召喚してユピテルモンの力を増強する技という解説から、おそらく「籠」と「加護」のシャレではないかと思われる。
ライアーバニッシュメント
意訳すると「嘘つきには罰を」という意味になる。
実際の技は「ユピテルモンのホログラムを出現させ、視線を向けた敵は瞬時に蒸発させられる」(原文ママ)と解説されており、少なくとも嘘つきを処罰する技ではない(この嘘つきが誰を指すかで意味は変わってくるが…)。
この他のヒステリックモードの必殺技であるウェルカムロスト(両腕のランスで相手を連続で突き刺し生命力を殺す)はWelcome(歓迎する)+lost(失われた)の合成語、リングラッジ(全身の鎖で捕縛した敵を怨嗟の言葉を吐き出させて潰す)はring(輪)+grudge(怨念)の合成語に由来すると思われる。
各作品での活躍
デジモンコレクターズ
イベント『仮面の断罪女王』でも四六時中ユピテルモンの事ばかり考えており、同族のオリンポス十二神族にさえ嫉妬心を向けている。各十二神への評価は次の通り。
- アポロモン→その力を頼りにはしている一方、近寄り難さを感じているらしい。
- ディアナモン→アンニュイな態度が気に食わないらしい。
- ケレスモン→カルポスヒューレの実は美容にいいと絶賛。当のケレスモンからはユピテルモンの浮気癖にはユノモン側にも原因があると評されていた。
- ウェヌスモン→春頭呼ばわり。
- ウルカヌスモン→武器の手入れをして貰っており、一流という評価を下している。
- ミネルヴァモン→まだ子供なので手を上げるつもりはないようだが、やはり嫉妬の対象ではある模様。
- メルクリモン→ユピテルモンへの伝令役という認識。
- ネプトゥーンモン→神殿が磯臭いと評すが、流石に本人の前では言えない模様。
- マルスモン→特に興味なし。「反則負けした事があるのか?」という疑問程度。
- バッカスモン→ユピテルモンを連れ回した酒魔神と忌々しげに評していた。
これがヒステリックモードになるともはや会話が成立しなくなり、主人公にすら敵意を剥き出しにするように。なお、この会話の中に『この姿?ユピテルモン様には見えないから平気よ。ウフフフフフ!』という台詞があるが、ユピテルモンの前ではこの姿に変身しないという事なのか、それとも本当にユピテルモンにはいつも通りの姿にしか見えていないだけなのかは不明であったが、こちらでは本当に見えていない設定のようだ。
ユピテルモンの敵対者であるプルートモンは「悪は滅するべき」という思考にシンパシーを感じているとの事。
ちなみに本来デジモンには性別が無いものの、マルスモンからはユピテルモンの女房扱いされている。元ネタのヘラもゼウスの妻であるため、間違ってはいないし、姉妹や双子の概念があるデジモンもいるので、突っ込むのは野暮というものだろう。
進化ルート
こんなヤバいデジモンもデジモンカードゲームではエンジェウーモンから進化する。え、エンジェウーモン!?(ちなみに本当に慈悲深いと思われる同族のウェヌスモンもエンジェウーモンから進化する。本当にどうしてこうなった)。
身も蓋もない話をするとオリンポス12神全てがカードゲームに揃ったのが旧バージョン仕様のプレミアムバンダイシリーズであるため、収録されていないデジモンがありすぎて、進化元のデジモンの数が限られているからである。
デジモンカードゲームでの構築例
ツカイモンベース
新デジカの『スタートデッキ 異世界の軍師』に収録された際に構築できた進化ルートの一例。旧デジカと比べてウィルス種で統一されている為、それらしい進化ルートにはなったが、成熟期以降は女性型という要素以外の共通点が全くない(完全体以降は神様系という共通点がある)。
ユノ(ヘラ)が婚姻の神とされており、黄色のカードからも進化させられるのでウェディンモンから進化させるルートも構築可能。
デジモン新世紀版
こちらでは元々ジェットシルフィーモンが究極体ポジションであったが、なぜだかユノモンも究極体ポジションに収まった。
一応、口にマスクをしていたり、鳥の意匠があったりと共通項はそれなりにあるのだが…どうしてこうなった。
参考元
関連タグ
ユピテルモン:思いを寄せているデジモン。