データ
レベル | 究極体 |
---|---|
種族 | 神人型 |
タイプ | ウィルス |
必殺技 | ハガードクラスター、ケイオスライツ、ヘルズゲート |
概要
全身をケルベロスのような黒い鎧に身を包んだデジモン。
その名の通りローマ神話の冥界の神『プルート』をモデルにしており、デジタルワールドの冥界を支配しているとされる。
悪は恐怖と暴力によって倒されるべきだという思想の持ち主で(※)、罪人や悪人を求めてこの世を彷徨っており、獲物を見つけると闇の中から姿を現すという。
登場から長らく公式設定が不明であったが、2022年05月25日にデジモンウェブ・デジモン図鑑にて公式設定が明かされた(参考)。
設定としては近代の悪役くさいハデス像に近く、寛容で控えめであったハデス像は反映されていない。
(※)「デジモンコレクターズ」より。ユピテルモンの罰が介錯なら、プルートモンの罰は永劫に続く地獄そのものというスタンスの違いがあり、ユピテルモン達とは険悪な関係らしく、公式設定も同様。
必殺技
- ケイオスライツ
身体中の口で相手のデータを貪る。
由来はkhaos(英:混沌)+rights(英:権利)と思われる。このような名前であるのも冥界の王がモチーフであるが故か…。
- ヘルズゲート
英語で「地獄の門」の意味。
おそらく、地獄の番犬ケルベロスをイメージした技だと思われる。
- ハガードクラスター
胸の牙から全てを呑み込み、蒸発させる黒い闇を放つ。
haggard(英:窶れた)+cluster(集団)だと思われる。名前から察するに餓鬼から連想したネーミングなのだろうか?
作品での活躍
デジモンクルセイダー
本作ではオリンポス十二神族の敵対勢力であるタイタン族の長として登場。
デジタルワールドを支配するべく、計画に大きな障害となるアイギオモンを抹殺しようとした。
しかしながら、ケルベロモンの姿でアイギオモンの前に現れて、試練を施そうとするなど読めない所がある。
蘇ったユピテルモンを相手に最終決戦を繰り広げた。
ユピテルモンの武器を「ダンベルみたいなオモチャ」と形容するシーンがあるが、至ってシリアスな人物である。
配下にタイタモン、スカルバルキモン、オーガモン、ゴブリモン、ミノタルモン、ヒポグリフォモン、グリフォモンがいる。
デジモンコレクターズ
イベント「断罪の仮面女王」にて登場。
偶にユピテルモンにちょっかいを出していたり、ユノモンにシンパシーを感じているらしい。
嫉妬に狂うユノモンと彼女からの調査依頼で主人公に付け回されるユピテルモンの様を見て愉悦の表情を浮かべていた。
何かと「ククク…」と笑う癖があり、腹黒い性格な模様。
デジモンサヴァイブ
CV:???(???)/藤井ゆきよ(ラブラモンが進化した個体)
渋谷アオイのパートナーデジモン・ラブラモンの究極体の姿の1つで暗黒進化に相当する。ルート次第でテイマーと融合して進化し、そのルートの最後の敵となる。
そのルートクリア後は普通に味方として使用可能。フリーデジモンのワーガルルモンからも進化。
進化ルート
デジモンクルセイダー版進化ルート
初登場作ではこのような進化ルートであった。普通犬系デジモンの成長期にはラブラモンが置かれるが、今回は珍しくガジモンが成長期に据えられた。理由としてはガジモンも歴とした犬系デジモンである点(ガオモンの原種でもある)や悪そうな獣型という意味で打ってつけの存在だったからであろう(ガジモンは旧デジカ・Bx-13にてドーベルモンXへの進化実績がある)。加えてこれまでウィルス種のドラゴン系に進化していたガジモンにとっては初となる一貫した正規の犬系ルートである点も見逃せない。
が、この進化系譜でウィルス種なのはガジモンとプルートモンだけである。
『デジモン新世紀』ではこれを流用してか、ケルベロモンを通常形態に、アヌビモンを究極体に置く進化ルートが確立された。
アヌビモンとプルートモンはどちらも冥界に関連した犬系神人型デジモン(属性もワクチンとウィルスで対になっている)であるのはなんとも興味深い関係性である。
デジモンカードゲーム版進化ルート
令和版デジモンカードゲーム『ブースター グレイトレジェンド【BT-04】』の販売に伴い、こちらの進化ルートも実現可能に。
その他の作品での進化ルートの例
登場作品 | 幼年期Ⅰ | 幼年期ⅱ | 成長期 | 成熟期 | 完全体 | 究極体 |
---|---|---|---|---|---|---|
デジモンサヴァイブ | - | - | ラブラモン | ドーベルモン | ケルベロモン | プルートモン |
アンゴラモンBEメモリー | ピョンモン | ボサモン | アンゴラモン | ドッグモン | デジタマモン | プルートモン |
なお、アンゴラモンBEメモリーにはケルベロモンが登場するが、何故かそちらからは進化しない。
参考元
関連タグ
バットマン:恐怖と暴力によって悪を制すという共通の信念からも、元ネタである可能性が高い。