ウルカヌスモン
うるかぬすもん
オリンポス十二神族に属する神人型デジモンで、鍛冶神「ガンスミス」の異名を持つ。
八本の腕を持ち、タコの頭部に似たヘルメットを被っている。
性格は頑固な職人肌で依頼者の力量に応じた仕事を行い、武器を使いこなせないものの依頼は受けない性分。
名のある武器の大半はウルカヌスモンが制作しており、七大魔王の一体であるベルゼブモンが所持している二丁拳銃「ベレンヘーナ」は丹精込めて制作した一品。このことから善悪には無頓着な仕事人気質が窺える(ベルゼブモンは弱者を一方的に攻撃する真似はしない為、その性格を見込んで仕事を受けたとも解釈できるが)。
必殺技は口から吐き出す攻撃にも転用可能な溶接用火炎「ボンバーアート」、状況に応じてボンバーアートで武器を作り出す「ピンポイントウェポンワークス」。これを8本の腕に全て装備した姿こそ彼の全力全開たる「アプロプリエートワークス」である。ただし、戦闘は不得手な方であり、裏方に回る事を好んでいるようだ。
なお、『デジモンコレクターズ』に登場した際には老人口調で話しており、ユノモンの武器も彼がメンテナンスを行っているようだ。
ちなみに作った武器はスペイン語由来のかっこいい名前で厨二センスをくすぐる物が多いが、何故か日本語に訳すると食べ物の名前になってしまうので、邦訳を知ってがっかりしたというファンも多かったのではないのだろうか?
武器名の邦訳
公式からの正統派進化ルートは発表されていない。
旧デジカでは多腕つながりでアシュラモンが進化前に選ばれている。
アシュラモンはコテモンから続くムシャモン系の完全体に位置付けられており、武士が刀を握る事を辞め、刀鍛冶になったと考えるとなかなか納得のいく進化ルートではある。加えてアシュラモンは体が燃えているため、ウルカヌスの火の神という属性にも繋がる。他の十二神族が進化前が旧デジカに未実装な影響でそれっぽいイメージの進化前やコレジャナイ進化前(※)を据えられている中で理に適った進化前を貰っているのは幸運か。
同じタコ繋がりでオクタモンも進化系譜に含まれるのではないかと思いきや、彼は成熟期であり、ダゴモンを経て同じオリンポス十二神族であるネプトゥーンモンに進化するルートがある為(ただし、よく採用されるルートはホエーモンから進化するルートである)、進化ルートには含めづらい。
(※)アイギオテュースモンが進化元である筈のユピテルモンがホーリーエンジェモンから、クレシェモンが進化元であるディアナモンがマーメイモンから、フレアモンから進化する筈のアポロモンがボルケーモンから進化するなど。
海外で配信された『デジモン新世紀』ではキャンドモン→メラモン→アシュラモン→ウルカヌスモンという火属性統一ルートになっている。ここでもアシュラモンが進化ルートに採用されているが、実はコレ、旧デジカでも再現可能である(St-451のアシュラモンはメラモンから進化する為)。
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この作品は2024年に開催された「デジモンノベルコンペティション」に応募した作品です。鍛冶職人のウルカヌスモンと、人間の子どもアイラとの関係を描いた物語になります。26,089文字pixiv小説作品