曖昧さ回避
ローマ神話のウルカヌス
ギリシャ神話のヘパイストスと同一視された為、独自の神話はほとんど残っていない。英語読みでの「バルカン」ないし「ヴァルカン」の方が著名。
『神のみぞ知るセカイ』のウルカヌス
天界の女神で、ユピテルの姉妹の長女。
九条月夜に宿っている。
彼女が表に出てくると、髪の色が変化する。
目が弱く、耳も遠く、歩くことも出来ない。しかし、モノを動かすことが出来る。
月夜の人形であるルナを媒介として話したり動いたりするため、月夜からは「ルナ」と呼ばれる。月夜の体で移動する場合は、桂木桂馬に抱っこさせている。
月夜編最終盤(月夜攻略後)の時点で月夜が桂馬を意識している様子だったのは、ウルカヌスが復活していて恋愛の記憶が消えなかったからだと思われる。
その後、女神編において桂馬が再攻略対象である汐宮栞と逢引している姿を目撃。
ちょうどかのんと付き合っているという噂が流れていたこともあって、桂馬が月夜を裏切り三股かけていたと考えたウルカヌスは憤慨。
二度と月夜に近づかせないために桂馬を攻撃し、散々痛めつけた。
この時点で月夜との入れ替わりは出来るようになっており、頭上のリングも復活していた。
その後、痛めつけられながらも体を張って説得した桂馬とそれを受け入れた月夜がキスしたことで月夜の「愛の力」が強まり、翼も復活した。
そしてハクアとノーラを捕らえて桂木宅を占拠していたフィオーレを一蹴。
正義と精緻を愛する女神……なのだが、図書館で桂馬を襲撃して盛大に暴れたことは桂馬からヴィンテージに発見されかねない軽率な行為と受け取られていた。
問題児が多いユピテルの姉妹の中では理性的な方で、長女として他の姉妹に訓戒を与えるまとめ役(次女のアポロはあまり真面目に聞かない)。妹たちからは「ウル姉様」「ウル姉」などと呼ばれる。
本人が望んでのことではないものの六股している桂馬には不信感を抱いており、「不潔で不気味で得体のしれない男」「月夜の想い人でなければ殺している」とまで発言している。