プロフィール
ジョブ:雄弁図書委員
概要
神のみぞ知るセカイに登場する、ヒロインの一人。
人物
舞島学園高等部2年C組の図書委員。
図書館と本を愛し、図書館を「現実の喧騒から守ってくれる紙の砦」と言っている。
好きなジャンルは「まげもの」(時代小説)。
また、桂馬が(わざと)「本なんてもうなくなってもいい」などと本を貶めたり訂正と称して本に落書きをしたりした際には憤慨し、桂馬のことを「危険人物」「死ぬればいいのにこんな人」とまで言うほど本を大切にしない人を嫌う。
図書館の本をすべて読んでいるらしく、攻略編でエルシィに「消防車の本」を依頼された時には、検索ではなく自身の記憶のみを辿って図書館中から「消防車」の記述のある本を集めてきた。その数、458冊(のちに桂馬は、この異常な読書量は駆け魂によって得た能力ではないかと推測している)。
また、人と触れ合うのが苦手で無口な性格。
ただし無口とはいえ何も考えていないわけではない。むしろ頭の中は常にフル回転していて話したいことがあふれているが、テンポが遅いために機会を逸して何にも言えなくなってしまう。
このような性格ゆえに幼いころから対人関係には苦労したらしく、その苦い経験がますます現実からの逃避に拍車をかけた。
「人との交流なんて必要ない‼」と割り切ろうとしながらも本当は「人と話したい」とも強く思っており、それが「心のスキマ」になっていた。
女神
彼女が表に出てくると髪が長くなって髪色も変化し、体が縮む(子供の姿になる)。
また、口調も幼くなる。
攻略編
桂馬と出会った当初は全く話すことができず、そのうえ桂馬が無口な栞の心の声を聞き出そうと故意に挑発的な言動を取ったため、あまり良く思っていなかった。
ただ一方で、図書館のような静かな場所が良いと言う桂馬とは、自分と何か通じ合うものがあるとも認識していた。
そんなとき、図書館の視聴覚ブース導入に伴い一部の蔵書の処分が決定するが、本が捨てられることに我慢ならなかった栞はこれに反発。回収に来た他の図書委員が入れないよう、カギのパスワードを変えて図書館内に立てこもってしまう。
籠城戦のさなか、「応援する」と言って図書館の天井を突き破って入ってきた桂馬との対話を重ねる。
本当は人と話したいと思っているということを看破され、桂馬とキスをして「ゆうき」を与えられたことで心のスキマが埋まった。
駆け魂から解放された後は、少しではあるが人と話すことができるようになった。また、立てこもった時に桂馬がそばにいたという記憶は失ったものの、自身の籠城戦のことを題材に小説を書き始めた。
女神編
女神編(再攻略編)で再登場。連載時には登場前週に「ついにあの子が登場です」と銘打たれていた。
桂馬は女神が宿っている可能性のある栞に接触を試みるが、当初は桂馬がかのんと付き合っているという噂もあり、桂馬を避けて話をしようとしなかった。
おまけに桂馬が自作小説の内容に介入してきたうえ、例の男装女子攻略のため女装したり、やっぱりこの男装女子に迫られていたりしている桂馬の姿を目撃してしまったことで、桂馬のことを「倒錯変態女装男」と認識していた。
しかし自分が桂馬と籠城の日の夜にキスをしたのではないかという所まで思い出しており、同時に「倒錯変態女装男」である桂馬に恋をしていることを自覚した。
その後、栞が文芸部の同人誌に載せるために小説を書いていることを知った桂馬から、小説の続きが読みたい、と言われて自作の小説を読んでもらうことに。
しかし、小説の冒頭部分を見た桂馬は思わず閉口。栞が好きな時代物…と思いきや、何故か星間戦争物のSFやら、フランス革命前夜を舞台にした義賊モノやら、桂馬の斜め上を行くジャンルを選び、内容もツッコミ所満載の代物だった。
それでも桂馬のアドバイスもあって缶詰め状態の末何とか小説の完成にこぎつけ、愛の力が増したことでユピテルの姉妹の四女・「ミネルヴァ」を宿すことが判明した。
ちなみに、この再攻略編の過程で五位堂結が図書館で桂馬を口説く姿を目撃した際には、結を男だと誤解しつつ本棚の陰からソワソワと見つめる腐女子のような反応を見せている。
過去編
過去編では、女神の宿主間で中身が7歳の桂馬の面倒を見ることになるが、桂馬を預かっている五位堂家まで出向いたところで九条月夜に遭遇。
結果的に意気投合し、一緒に月を見るような仲になっている。
名言
・ば…ばかぁ―――(FLAG.14)
・あ、ありがろん…(FLAG.14)
・あほぉおぉ!(FLAG.15)
・と…図書館では…静かにしろい‼(FLAG.124)
名前の由来
近鉄長野線の汐ノ宮駅から。
また、同様にほかのキャラクター名(名字)も近鉄の駅名が由来である。
バストサイズ
作者のつぶやきによると、登場するヒロインや悪魔の中では最も胸のサイズが小さいとのこと。
ミクロの戦いでハクアに負けているとかいないとか…。
関連動画
関連イラスト
関連タグ
桂木桂馬 - 自分の物語を読んでくれる大切な人
ミネルヴァ - 宿している女神
鮎川天理/中川かのん/九条月夜/五位堂結/高原歩美 - 栞と同様、女神の宿主
天野遠子(“文学少女”シリーズ) - 中の人繋がりかつ同志