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“文学少女”シリーズ

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ぶんがくしょうじょしりーず

『“文学少女”シリーズ』とは、野村美月によるファミ通文庫のライトノベルシリーズ。及びそれを原作としたアニメ作品。

表紙・挿絵イラストは竹岡美穂pixiv上でのタグとしては「文学少女」が用いられていることが多い。検索時には要注意。

作品情報

著者野村美月
イラスト竹岡美穂
ジャンルミステリーラブコメ文学
出版社エンターブレイン
レーベルファミ通文庫
刊行開始2006年4月28日
刊行終了2011年4月30日
単行本全16巻
刊行状況完結済み

概要

文芸部の部長である天野遠子と部員の井上心葉を中心に織りなされるファンタジーミステリ太宰治宮沢賢治エミリー・ブロンテなどが書いた実在の小説を題材としており、物語中にもその題材の小説について多く言及されていたりする。

「このライトノベルがすごい!2009」では本編完結の勢いそのままに、大差で作品部門1位に輝き、その他にもヒロイン部門(遠子)、イラストレーター部門(竹岡美穂)でも1位を獲得した。

“文学少女”シリーズの本編は8巻の"神に臨む作家"で完結したが、FBOnlineで連載していたものをまとめた短編集全4巻と外伝作品である“文学少女”見習い全3巻とシリーズ最終巻である「半熟作家と“文学少女”な編集者(ミューズ)」が出され完結した。

2009年4月、Production I.Gにより、劇場映画化が発表された。

登場人物

メインキャラクター

文学少女。聖条学園3年生。誕生日は3月15日。呼称は基本的に「遠子先輩」。

主人公であり、本作の主な語り手。聖条学園に通う高校2年生。

心葉の過去の想い人で幼馴染。家庭事情に苦しんでいる。

心葉の同級生。図書委員。呼称は「琴吹先輩」「琴吹さん」「琴吹」「ななせ先輩」「ななせちゃん」「ななせ」など。

中学時代のとある出来事から心葉に想いを寄せている。

遠子の居候先の息子で、弟のような存在。現在高校1年生だが、大学生でも通用する容姿をしている。

心葉のクラスメイト。弓道部員。呼称は「芥川君」「芥川」のほぼ二択。「一詩君」「芥川先輩」は『愚者』に多く見受けられる。

聖条学園理事長の孫娘。3年生。オーケストラ部の部長で指揮者。通称は「姫」だが作中では説明書きに終わり、「麻貴」「麻貴先輩」など下の名前で呼ばれることが目立つ。

文芸部にラブレターの代筆を依頼した少女。聖条学園に通う1年生。図書委員。普段は子犬の様に愛らしく純粋で、よく転ぶドジっ娘。

『見習いの、初戀。』から登場した、外伝の主人公。聖条学園で心葉の2年後輩にあたる。

卒業して学園を離れる遠子を涙ながらに見送る心葉の姿を偶然目にし、一目惚れ。聖条学園入学後、彼が部長をしていることを知って文芸部に入部。しかし心葉目当てで入部したため小説はほとんど読んだことがなく、作文も苦手である。遠子とは正反対で、ホラーやスプラッタが大好き。

『見習いの、初戀。』から登場する菜乃の親友で、『見習いの、寂寞。』ではキーパーソンの一人として登場。クールで、ショートカットにほっそりとした顔つきで美人。菜乃に対しては素っ気無く接しているが、その理由は『見習いの、寂寞。』で明らかになる。

『“文学少女”な編集者』から登場した、最終巻の主人公。高校生デビューした天才作家であり、「井上ミウの再来」、「第二の井上ミウ」と呼ばれている。

サブキャラクター

ななせの親友でクラスメイト。

小学生の頃にからかわれた過去があって、下の名前を呼ばれるのを嫌がっている。そのため、「森ちゃん」と呼ばれている。

心葉の妹。エピローグ及び挿話集4では中学生になっている。

本編ではあまり登場しないが、『不機嫌な私と檸檬の君(挿話集4)』では主人公として登場する。

アニメ版スタッフ

監督・絵コンテ - 多田俊介

シリーズ構成 - 山田由香

脚本 - 笹野恵

キャラクターデザイン・総作画監督 - 松本圭太

作画監督 - 石川真理子

演出 - 江崎慎平

美術監督 - 鈴木路恵

色彩設計 - 津守裕子

撮影監督 - 田中宏侍

音響監督 - 中嶋聡彦

音楽 - 伊藤真澄

アニメーション制作 - Production I.G

製作 - “文学少女”製作委員会

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