プロフィール
ジョブ:一方通行幼なじみ(作者ブログでは「過去から来た女」)
年齢 | 16 |
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誕生日 | 1月3日 |
血液型 | A型 |
身長 | 157㎝ |
体重 | 47㎏ |
スリーサイズ | 84-57-84 |
CV | 名塚佳織 |
概要
神のみぞ知るセカイに登場する、ヒロインの一人。
人物
10年前のとある出来事で桂馬に好意を抱いて以来、ずっと想い続けている一途な少女。
一般人とは大きくかけ離れた桂馬の言動および性格(母である麻里や協力者(バディー)のエルシィも概ね呆れ気味)を全く問題視しない、唯一の人物。
むしろ、人目を憚らず自らの決めた道を貫く桂馬を「強い」と評し、過去編においても桂馬の指示に疑問一つ差し挟まずに従うほど信頼している。
性格は引っ込み思案で、特に想い人である桂馬とはほんの少し言葉を交わすだけでも赤面し、挙動不審になってしまう。
また非常に無欲であり、それは恋愛においても変わらない。実際、七香編で「桂木さんは天理のもの」と言ったディアナに対して「今以上なんて期待するのはゼイタク」「お隣になって時々話も出来て夢みたい」と語るほどである。
容姿
登場当初は、両目が髪で隠れたメカクレ女子であった。
女神
10年前に宿した当初はディアナの声が聞こえるだけだったらしいが、やがて鏡の中で実体化して動き出し、ついには天理自身の体まで操れるようになった。
彼女が天理の体を借りて出てくると、元来の遠慮がちな性格は鳴りを潜め、ハッキリとした口調で喋って目付きがやや鋭くなり、瞳の色も変化する(青→赤)。
ディアナが動きすぎるのでお腹が減るらしい。
特技
特技は手品。密閉された箱から脱出する箱抜けマジックを度々披露している。
将棋も、奨励会入りを目指す榛原七香相手に互角に渡り合うほど強い。
趣味
趣味はプチプチを潰すこと。
幼稚園の入園式で桂馬と顔を合わせた際にも、プチプチ潰しをやっていた。本人曰く、楽しいだけでなく「用事しているように見えるからいい」とのことだが、ディアナからは呆れられている。
作中での活躍
天理編
当初はメカクレキャラで、桂馬と再会した際にも「あんまり覚えてない」と言われるほど地味な幼馴染として描かれていた。そもそも桂馬にはTOYOTA理論に基づいて幼馴染扱いすらされなかった。
天理自身も、桂馬を走って来るトラックの前に突き飛ばす、頭上に熱いコーヒーをぶっかけるなど、意図がわからない行動を取っていたが、後にその原因はディアナとの行動の不一致(桂馬に近づかせようとしたディアナに天理が抵抗した結果、変な動きになった)であることが判明した。
実は駆け魂センサーの反応があったため駆け魂持ちの娘としてノーラに追われており、桂馬からもディアナが駆け魂なのではないかと誤解されていた。
しかし、ディアナが駆け魂とは異なる存在で、逆に駆け魂をつけられていた側だと知った桂馬は、「ディアナは私の大事な友達」という天理の発言もあり、駆け魂が出たと見せかけることによってノーラを追い払おうと画策する。
桂馬へのノーラの執拗な攻撃に怒った天理が桂馬に告白した後、その勢いで天理とキスすると同時にエルシィに駆け魂を出させることで天理の中から駆け魂が出たかのように見せかけた。
桂馬とのキスの直後、天理は「幸せすぎて」気を失った。
天理編終盤以降は髪を切り、瞳が見えるようになっている。
そもそも天理には心のスキマがなく、キスをしたのもあくまで演技であったため、天理は桂馬に攻略されていないヒロインということになる。
女神編
女神編では、女神を宿すことが既に判明しているヒロインという立場上、再攻略対象にはならなかった。しかし舞校祭後、ちひろに取ってしまった態度を悔やんで落ち込む桂馬を元気づけるなど、重要な役割を果たした。
過去編
「女の子を救ってあげてほしい」とだけ告げ、桂馬を過去に送り込んだ。
10年前の世界では、未来からやってきた桂馬がヴィンテージとの対決は避けつつヴィンテージの計画を妨害するべく、7歳当時の天理を舞島東小学校の女王に据えようとする。
これはランキングをつけることで刺激される女子の欲望を利用し、より質の良い駆け魂の宿主を見つけようというヴィンテージの計画も、無欲で駆け魂の餌食になることのない天理が1位になれば台無しにできるだろうという桂馬の考えによるものであった。
桂馬の企画したクイーンコンテストで天理は勝ちあがってゆき、ヴィンテージに与しているランキング1位の結崎香織と対決することになる。
やがて桂馬は、香織との関わり合いを経て天理を危険な目に遭わせないようルートをやり直そうとする。しかし天理はそれを引き止め、桂馬を元気づけたいと未来のために頑張ることを約束。
その覚悟を信じた桂馬から手紙を託され、最大の協力者として桂馬の果たすべき使命に大きく貢献した。
この詳細については物語の根幹にかかわる内容であるため、後述の「ネタバレ注意」の項目にて。
アニメでの登場
アニメにおいては、2期最終回のエンディングにおいてディアナと共に1カット放映された。
その後、時系列的にはOVA(原作19巻限定版「再会」と20巻限定版「邂逅」の上下2巻)の「天理篇」を経たのち、テレビアニメ3期「女神篇」で主要キャラクターとして登場している。
名前について
名前の由来は、近鉄天理線の天理駅から。また、同様にほかのキャラクター名(名字)も近鉄の駅名が由来である。
なお、天理駅の2つ隣に二階堂駅がある。
関連イラスト
ネタバレ注意
「私はただ、桂馬くんに言われたことをやってるだけだよ…」
天理は10年前、10年後の未来から来た桂馬にもらった「手紙」で全て知っていたのである。
三つある手紙のうちの一つには、2日後に天理が桂馬と一緒に校内キャンプに参加することで「すべて」が始まる、と記されていた。
二つめの手紙には、2日後の校内キャンプで取るべき行動が載っていた。
この校内キャンプ中に桂馬と天理が巻き込まれることになる出来事が「駆け魂の大脱走」である。この過程で天理は女神・ディアナを身に宿すことになる。つまり取るべき行動とは、駆け魂の大脱走に巻き込まれてディアナを宿す展開につながる行動、ということである。
そして最後の三つめの手紙には、手紙をもらってから10年後に起こる未来の出来事、そしてその出来事に大きく関与することになる女神を宿す娘の情報が書かれていた。
読むのは「ボクと天理がもういちどであったときに」という、条件付きで。
また、未来から来た桂馬は天理を通じて白鳥正太郎に10年後にエルシィを舞島学園に転入させる手続きと二階堂由梨を2年B組の担任にすることを依頼。さらには10年後に女神を宿すことになる天理以外の5人の娘の心にスキマを開けに行き、元いた世界の未来に繋がるよう仕込みをしている。
以上のことを踏まえて、桂馬が記した「すべて」とはすなわち、駆け魂の大脱走→天理がディアナを宿す→10年後に桂馬がエルシィと出会い、駆け魂狩りに関わる→天理と桂馬が再会→ヴィンテージの暗躍→女神の復活→ヴィンテージ瓦解……という一連の流れ。文字通りすべてである。
つまり桂馬がエルシィと契約を結んで駆け魂狩りに関わることになったのも、桂馬が攻略した女子のうち天理以外では高原歩美、中川かのん、汐宮栞、九条月夜、五位堂結の5人に女神が宿ることになったのも、ヴィンテージによって女神が狙われ、桂馬が女神捜しをすることになったのも、「すべて」は予定された未来であった。
そしてその未来、「すべて」を繋げたのは、10年前の世界で仕込みを行った未来の桂馬と、10年もの歳月をかけて、未来の桂馬に指示された通りに行動した天理によるものだったのである。
関連動画
関連タグ
桂木桂馬:幼馴染
エルシィ:友達
榛原七香:クラスメイト
ディアナ:宿っている女神
中川かのん/九条月夜/五位堂結/汐宮栞/高原歩美:天理と同様の女神の宿主