概要
デジモンで言うと、怪獣型やドラゴン型、亜人型といったカッコイイし強そうな面々が揃う中でお世辞にもそうとは言えない外見が特徴のデジモン達の総称である。寿命も短いうえ、必殺技が自分のウ◯チやヘドロ、そして悪臭やゴミ等の残念な存在であったりもする。
しかし、作品によっては必ずしもその要素を持っているわけではない(後述)。
汚物をモチーフとしたデジモンの詳細は汚物系デジモンを参照。
登場の歴史
黎明期
その起源は『たまごっち』における世話をサボると変化するたまごっちたち。わかりやすくいうとたらこっちなんかの事である。
1997年に発売された初代『デジタルモンスター』でもそれと同じシステムが導入され、成長期の段階でどのようにお世話したかによって複数種ある成熟期のうちのいずれかに進化するというもの。
もちろん、お世話をサボると進化するという種も存在する。それこそがハズレ進化枠である。
見た目は不気味、技は下品、強さも最弱と非の打ち所の塊のようなヤツであったが、ヌメモンへの進化は作中最強の完全体もんざえモンの入手権を手にする事と同義であり、もんざえモンの存在は止むに止まれぬ事情でデジモンに構ってやれなかった子供たちにとっては救済措置に等しかった。
その後もベジーモン→ベーダモン、スカモン→エテモン、ナニモン→デジタマモン、レアモン→エクスティラノモンと『Ver.5』までこの流れは続き、アニメ『デジモンアドベンチャー』でもエクスティラノモンを除いた完全体4体はパートナーデジモンの進化回で強敵として活躍している。
このように最弱から最強に進化するという生態にドラマ性があるためか、上記のシステムは形を変えてのちの作品でも受け継がれている。
例えば、ゲーム『デジモンワールド』でも野グソをしまくる不行儀なデジモンはスカモンに進化するというペナルティが課される(詳しくはスカモンにて)。
それにしても彼らの設定は下品なものが多いが、その源流ともいうべきたらこっちが足の臭い設定なのだから当然といえば当然なのかもしれない…。
バイタルブレスシリーズでは
育成ギア『バイタルブレス』シリーズでのハズレ進化はバイタル値/バトル回数/PPが0であると進化する枠として登場…サボりやハズレ枠というよりかは放置進化枠と呼ぶのが適切か。
展開当初はナマケモンといういかにもなデジモンが充てがわれ、レアモンやベジーモンといったいかにもなデジモンが充てがわれたdimカードもあるが、全体を通してみるとライドラモンやデビドラモンといった普通にかっこいいデジモン/かわいいデジモンも放置進化枠として扱われている(「ブラックロアー」などdimカードによってはこの枠が存在しない場合もある)。
固有の完全体に進化するという例はあまりないが、進化先はある程度の強さが保証されている(バイタルブレスでのバトルは属性の相性不利や世代格差があれど、運要素が絡む上にBEメモリーではトレーニングによってステータスの極振りが可能になったので絶対的な強さはない)。
アニメ『デジモンゴーストゲーム』で猛威を振るったグルスガンマモンも実はこの放置進化枠であり、『BEメモリーガンマモンDim』での再録時には固有進化先としてレグルスモンを手に入れる。
これにより、初代の最弱クラスが最強クラスの固有種に進化するという流れが完全復活する事となった。
しかも、レグルスモンは更に固有の究極体アルクトゥルスモンに進化できるおまけ付きであり、オメガモン枠のプロキシマモンの入手に必要なキーキャラというおまけ付きであった(ただし、ADVENTUREの攻略が必須というハードな条件付きだが)。
デジモン以外のキャラクターを題材にした「Dimカード メダロット×デジタルモンスター」や「バイタルブレスキャラクターズ」でもこの放置進化枠は残された(こちらも最弱枠はあっても放置進化枠の存在しないVBMカードも存在する)。
主なハズレ進化デジモン
世代不明
成熟期
完全体
究極体
バイタルブレスシリーズでの同ポジション
Dimカード メダロット×デジタルモンスター
バイタルブレスキャラクターズ
- ウルトラマンタロウ
- さすらいのウルトラマンゼロ(もんざえモン枠はウルトラマンゼロビヨンド)
- サイバーゼットン
- タイニーバルタン
- ウルトラマンジードギャラクシーライジング
- ウインダム
- 仮面ライダークウガペガサスフォーム
- 仮面ライダー1型
- 仮面ライダー001
- 仮面ライダースナイプシューティングゲーマーレベル2
- ライドプレイヤーニコ
- エンジンブロス
関連タグ
追記・修正願います。