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フリオーソ(ウマ娘)

うまむすめのふりおーそ

メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。モチーフ馬は2000年代後半から2010年代前半にかけて地方競馬の船橋競馬場に所属しながらダートグレード競走で活躍し、NAR記録を次々と塗り替えた船橋のレジェンドホース『フリオーソ』号。
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「鍛錬を始めましょう。……私には、負けられない理由がある」

プロフィール編集

キャッチコピー揺るがぬ船橋愛。地方からの物静かな留学生
誕生日5月1日
身長161cm
体重きっちり
スリーサイズB81・W53・H78
靴のサイズ左:24.5cm 右:24.0cm
学年高等部
所属寮一人暮らし
得意なこと船橋の観光案内(自作マップつき)
苦手なことクラゲ
耳のことの音や潮風を感じるとご機嫌に揺れる
尻尾のこと絆されそうな時、脚を叩き自分を叱咤する
家族のこと家族のバースデーケーキは必ずタルト
マイルール-
スマホ壁紙-
出走前は…-
得意科目-
密かな自慢-
よく買う物-
ヒミツ①にんじんはひと口かじれば船橋産かそれ以外かわかる
自己紹介フリオーソです。中央所属ではありません。船橋からの特別留学生です。必ず示してみせます…船橋の強さを
CV西連寺亜希

船橋トレセン学園から訪れた、特別留学生。

誠実で物静かなウマ娘だが、その胸の内には誰よりも熱い船橋への愛情を宿している。

船橋の強さを証明するために、掲げる目標はひとつ──打倒、中央

公式ポータルサイトより)


ソロ曲編集

“打倒、不可能”でしょう?

Dear My Dream

作詞:朝倉路 作曲・編曲:長谷川翔(Cygames)


概要編集

フリオーソは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。モチーフは、地方競馬船橋競馬場)所属のままで数々の中央馬と渡り合い、NARの記録を次々と塗り替えた07世代競走馬種牡馬フリオーソ」号。


地方競馬所属かつデビューから引退まで地方所属のまま(=中央への移籍経験無し)であった競走馬のウマ娘化はハルウララ(高知競馬)に続き2頭目となる。また、世界を代表する競走馬管理組織のゴドルフィンがオーナー(名義上はグループの生産部門を担うダーレーグループの日本の現地法人であるダーレー・ジャパン・ファーム)の競走馬、そしてダートグレード競走の勝ち鞍を持つ地方馬をモデルとする史上初のウマ娘でもある。


アプリゲーム版3周年に合わせて2024年2月22日の「ぱかライブTV」で追加が発表された9人の内の1人。2025年1月20日、育成ウマ娘として実装。


生真面目、かつ船橋への地元愛が強いウマ娘で、隙あらば船橋要素を口走ることが多い。ただ、真面目な流れの中でさも当然のように船橋語りを挟むため、相手から困惑されることもある。また、ホッコータルマエロコドルとして苫小牧を宣伝する様子に感心している場面も見られる。


「特別留学生」と称される通り、船橋トレセン学園に在籍したままトレセン学園に通っている。このため中央トレセン学園の寮に属することなくアパートで一人暮らしをしている。ウマ娘ストーリーではいきさつが語られ、秋川理事長から転入の打診を受けていたが船橋愛の強いフリオーソは即座に却下。その代わりとして「特別留学生」制度の利用という代案を提示され、視察の中で設備のレベル差を痛感したフリオーソは受諾している。

ちなみに、前述したハルウララは故郷こそ高知(史実では最後まで高知競馬所属)であるものの、ウマ娘のハルウララは中央トレセン学園に面接入学を果たしており栗東寮にて生活している


船橋への帰属意識や、かつて当時の船橋のエースウマ娘達がダイオライト記念にて中央勢に上位4位を独占され大差を付けられた「真っ赤な悪夢」という事件から強いコンプレックスを抱えており、中央トレセン生たちを"敵"と認識していた(秋山理事長に至っては内心「倒すべき中央のボス」とすら思っていた)程に中央への敵対心は強く、上述の特別留学制度に対しても初期は強く反対していた。

一方、中央トレセン学園の生徒らが「良い子」であることも理解している。その出自から周囲からも気に掛けて貰っているようで、距離を敢えて置くためにしばしば「絆されません~!」と叫んでいる。その様子はトランセンドから言及されていた他、彼女のウマ娘ストーリーでも見られる。


初登場となったトランセンドの育成ストーリーにてまあまあの天然ぶりを見せたこと、勝負服馬主ではなく騎手の物をモチーフにしていることから、性格面などで戸崎圭太騎手の要素が入っているのではないかと推測されている(戸崎騎手は競馬学校入学後まで地方と中央の違いを知らなかったり、ジェンティルドンナに対して「凄みがすごい」とトプロ構文的なコメントをする、短期免許で来日してきた外国人騎手に鶏の唐揚げを薦める時に"チキン"ではなく"バード"と連呼する等の天然エピソードが多い)。


容姿・デザイン編集

フリオーソ

明るい栗毛、精悍な顔立ちのウマ娘。

髪形が特徴的で、頭頂部からやや右後ろの位置で細長く束ねた髪を巨大な輪を描くように一周させ、まるで仏像の"頭光"のような形状にしている。右斜め前側が上に来るように斜めに撒いたハチマキによって掻き上げられた前髪も併せ形容しがたい髪形になっている。

耳飾りは右耳で、3つ飾りの付いた白の耳カバーを着用している。


フリオーソ

アプリゲーム版での名称は「衣錦還郷の瑞星」。

実馬の鞍上を務めた戸崎圭太騎手の勝負服(青地に胴赤星散らし)をモチーフにしたもの。

これは地方競馬においては馬主ではなく騎手ごとの勝負服を着用していることに基づく。


白と青を基調とした服で、胴には馬具にも見えるコルセットを着用。首に巻いた青いマフラーや、胴から腰へと垂れたベルトに付いている赤い星飾りが目を引くデザインになっている。

背中には大きく「F」の字が刻まれているが、これはフリオーソではなく船橋のFとのこと。

スカートの市松模様は実馬が着用していたメンコがモチーフ。


ゲーム版編集

アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』編集

2024年3月12日に育成ウマ娘として実装されたトランセンドの育成ストーリーにて初登場。

育成ウマ娘としては2025年1月20日より☆3として実装。


育成ストーリーでは震災の描写があり、公式Xにて注意文が掲載されている

史実において東日本大震災(3.11)で彼女のホームである船橋競馬場が液状化による大きな被害を受けたこと、その危機的状況を乗り越えで開催された5月11日のかしわ記念にてフリオーソが地元GⅠを初勝利したことに起因する。


育成ウマ娘編集

フリオーソ

スピードスタミナパワー 根性  賢さ  
9486889983
+20%+0%+0%+10%+0%
バ場適性GダートA
距離適性短距離マイル中距離長距離
FAAF
脚質適性逃げ先行差し追込
AAEG

固有スキル南関東公営競馬(南関4場)のうち、実装されていない浦和レース場(浦和競馬場)を除いた大井川崎、そして船橋のレース場にて性能が上がるスキルとなっている。この点は中央(URA)のダートレースで性能が上がるトランセンドとは逆の方向性である。

進化・固有ともに逃げ/先行の双方に対応している。進化スキル「潮騒の導き」がダートで強化される位でマイル~中距離ではダート限定条件がないため、やろうと思えば中央の芝レースでも活躍できる。尤も、実馬が実際に挑戦して弾き返されたため芝の初期適性はG。やりこみプレイの範疇だろう。

NPCとして出走する際は逃げ脚質で先頭争いに加わってくる傾向がある。


育成ストーリーでは「クリムゾンノヴァ」というウマ娘が強大なライバルとして登場してくる。史実における中央所属のライバル、ヴァーミリアン号の代役にあたるウマ娘であり中央の高い壁として激突する。また、ストーリー後半ではスマートファルコンも強力なステータスで登場してくる。


シニア期は2011年を基にしており、3月に発生した大災害によって地元船橋が被災。目標だったダイオライト記念が取り消しとなってしまう(史実では3月16日→5月2日に延期)。

シニア期後半は目標が少ないため、その時期にシナリオギミックの火力が増す「走れ!メカウマ娘」などとの相性は良好。秋唯一の目標である「JBCクラシック」に出走すると……?


トレーナー

フリオーソ同様、船橋のトレーナー。フリオーソ同様中央に強いライバル意識を抱いており、ある出来事をきっかけに意気投合し打倒中央を目指してフリオーソと契約した。

これまで描かれていた「地方から移籍してきたウマ娘(オグリキャップイナリワンなど)」の場合、移籍後に中央のトレーナーと出会ったり、移籍前の走りを見た中央のトレーナーにスカウトする形が多く、ゲーム版の主人公にあたるトレーナーが地方所属なのはフリオーソが初である


フリオーソ共にノリがよく「船橋は我々が知らないだけで魔境なのか」とトランセンドが誤解した。


なお、フリオーソは特別留学生制度によってそのまま通学が認められているが、担当トレーナーは中央のライセンスが別途必要であり、地方ライセンスしか持っていなかったために中央の試験に挑むことになる……が、勝手の違いから二度も不合格となってしまう。諦めて中央トレセンのトレーナーに師事するように進言するものの、フリオーソから「夢の原点を共有するトレーナーと挑まなければ夢を叶えられない」という旨の激励で立ち直り3度目の正直で合格。再び中央でフリオーソと共に戦うこととなった。このエピソードは主戦の戸崎圭太騎手が中央の騎手免許試験を2度滑ってしまい、3度目にようやく合格できたことからだろうと思われる。また、フリオーソに試験勉強を手伝ってもらう下りは、フリオーソの鞍上として多くのことを学んだという戸崎騎手の発言からだろう。



競走馬フリオーソ編集

2004年生まれの栗毛牡馬07世代)。

父は大種牡馬ブライアンズタイム。母のファーザはこれまた大種牡馬であるミスタープロスペクターを父に持ち、牝系は代々フランスの重賞馬で4代母はGⅠ馬。近親には「鉄の女」トリプティク、英愛ダービー馬ジェネラスがいるほか、日本での活躍馬にはオースミタイクーンクロカミもこの牝系に連なる。

主戦騎手は内田博幸戸崎圭太。どちらも地方競馬大井競馬場)出身で現在は中央競馬(JRA)に移籍して活躍中の名手であり、特に地方競馬時代の戸崎騎手の代表的騎乗馬として名高い。


馬主は当初ダーレー・ジャパン・レーシングだったが、後にダーレー・ジャパン・ファームに名義が変更された後、最終的に「H.H.シェイク・モハメド」に変更された。

これらはいずれもアラブ首長国連邦シェイク・モハメド殿下(同国副大統領兼首相)をトップとする世界的な競馬組織ゴドルフィンの当時の日本での馬主名義である。この頃から本格的に日本競馬へ進出したゴドルフィンだったが、当時は地方競馬の馬主資格を持っていたが中央競馬の馬主資格は持っていなかった。そのため、フリオーソは地方競馬からデビューする運びとなった。

その後、ダーレー・ジャパン・ファームはフリオーソのデビューの翌年の2007年7月に中央競馬の馬主資格を取得したが、同年11月に僅か4か月で資格取消を申請して撤退(地方競馬では引き続き所有している他、現在では生産者としての活動がメインとなっている)。時を経て2009年にモハメド殿下は「H.H.シェイク・モハメド(H.H.はHis Highness=殿下の意)」という名義で中央競馬の馬主資格を取得しており、それ以降は中央の厩舎をメインに預託している。そして、2018年3月に「ゴドルフィン」に名義を変更し、合わせてそれまでの「海老、白袖、海老一本輪」の勝負服も「青・袖水色一本輪」という、ゴドルフィンを象徴するロイヤルブルーを基調としたものに変更した。


船橋競馬場の名門川島正行厩舎に所属し、石崎隆之騎手を背に2歳7月にデビュー。危なげなく2連勝するが、3戦目の平和賞(当時SⅢ)でハナ差2着に敗れる。しかし強気に交流GⅠJpnⅠ全日本2歳優駿に出走すると、中央馬を退け2馬身差で優勝。GⅠ級競走初制覇を果たす。


3歳時には川島調教師の意向により中央の芝レースに挑戦するも共同通信杯GⅢ)で7着、スプリングSGⅡ)で最下位11着と惨敗。この結果を受けて南関東クラシックに目標を切り替えるが、こちらでも羽田盃(当時SⅠ)3着、東京ダービー(当時SⅠ)2着と勝ち切れないレースが続く。しかしジャパンダートダービー(JpnⅠ)では川崎競馬所属の今野忠成騎手を背に中央勢を相手に完勝。東京ダービー馬アンパサンドと地方馬ワンツーを飾ると同時にレコードを更新(勝ち時計2:02.9)、2023年の旧制度最終年まで保持し続けた(レコードは新制度初年度となる2024年からのジャパンダートクラシックでも有効)。

秋はJpnⅠJBCクラシック大井競馬場開催)に参戦するがヴァーミリアン(エルコンドルパサーの代表産駒でGⅠ級9勝)の2着。中央GⅠジャパンカップダート(現GⅠチャンピオンズカップ)で10着に惨敗すると、東京大賞典(当時JpnⅠ)もまたもやヴァーミリアンの2着。秋シーズンはヴァーミリアンの前に手も足も出ずに3歳シーズンを終える。


4歳はJpnⅠ川崎記念から始動。ヴァーミリアンがいないここはチャンスだったはずが、フィールドルージュの2着に敗れる。しかしJpnⅡダイオライト記念で終生のパートナーとなる戸崎騎手と初コンビを組むと、アジュディミツオーボンネビルレコードを5馬身千切り捨て圧勝。続くJpnⅠ帝王賞は逃げ切って完勝し、GⅠ級競走3勝目を挙げる。

夏の休養明けのJpnⅡ日本テレビ盃では圧倒的1番人気に推されるがボンネビルレコードに差され2着。その後初めて関東を飛び出したJBCクラシック(園田競馬場開催)ではヴァーミリアンだけでなくメイショウトウコンにも交わされ4着。ジャパンカップダートは復活したカネヒキリの前に7着。東京大賞典もメンバーが揃ったとはいえ5着と不完全燃焼に終わる。


5歳初戦の川崎記念も惜しくもカネヒキリの2着に敗れ、相手が一気に軽くなったダイオライト記念は楽々逃げ切り連覇達成で久々の勝利を挙げる。しかしJpnⅠかしわ記念エスポワールシチーの前に5着。帝王賞はヴァーミリアンにまたも突き放され2着。JpnⅡブリーダーズゴールドカップは当時まだ交流GⅢ&GⅡ大将だったスマートファルコン相手に4着。脚部不安でしばらく休養し、ぶっつけで東京大賞典に挑むがサクセスブロッケンらの7着と惨敗。前年以上に煮え切らないまま1年を終え、2年連続で受賞していたNAR年度代表馬の座も逃してしまう。ちなみに、この年のNAR年度代表馬は全日本2歳優駿を制した笠松の2歳牝馬ラブミーチャンだった。


6歳時は3年連続で川崎記念に出走。ミルコ・デムーロ騎手を鞍上に迎えたこのレースでは前年に続いて逃げの手に出るが、ここでも後ろに張り付いていたヴァーミリアンに交わされクビ差2着。ダイオライト記念はやはり逃げるが5着に沈み3連覇を逃す。更にかしわ記念はエスポワールシチーに差されて2着とどうにもこうにも勝ち切れないレースが続いた。しかし帝王賞では2番手追走から直線ではカネヒキリ以下を完璧に封じ込め、2馬身半の差を付け完勝。4歳時の帝王賞以来丸2年ぶりのGⅠ級競走4勝目を飾る。

秋初戦の日本テレビ盃もトランセンド、スマートファルコンの強豪2頭を相手に回し2馬身半差で完勝。しかしJBCクラシック(船橋競馬場開催)と東京大賞典は高速逃げの戦法で覚醒したスマートファルコンの前に手も足も出ず完敗の2着。それでも久々のGⅠ級勝利もありNAR年度代表馬を2年ぶりに受賞。

この年の夏にカネヒキリは引退。12月にはヴァーミリアンも引退しダート界を牽引してきた古豪二頭との戦いから同期・後輩との戦いへと移行していく。


2011年の7歳緒戦は4年連続となる川崎記念に出走。有力馬が次々と回避した結果、2番人気と3番人気が当時主な勝ち鞍が1600万下だったボランタスメイショウタメトモという今までと比べると見劣りするようなメンバーとなりフリオーソは単勝元返しの1番人気に応え逃げて5馬身差の圧勝。4度目の挑戦で念願の川崎記念制覇を果たしGⅠ級競走5勝目を挙げる。更に中央のGⅠフェブラリーステークスに挑戦し、珍しく後方から上がり最速の末脚で迫るがトランセンドを交わすには至らず2着。GⅠ級競走通算10度目の2着となり、この時点でシーキングザダイヤを抜いて史上最多となった


同年3月11日。東日本大震災の発生に伴い千葉県内では液状化被害が多発した。東京ディズニーリゾートの休園が全国区で伝えられる中、船橋競馬場もまた液状化によって大きな被害が発生。競馬開催が二週間できなくなり、重賞などのスケジュールにも大きな変更があった。競馬のない期間中は船橋所属騎手が募金活動を行う姿も見られた。


5月5日に行われたかしわ記念では3番手から進出すると、今度はエスポワールシチーを寄せ付けず3度目の挑戦にして念願の船橋開催GⅠ初制覇。アジュディミツオーを超えるGⅠ級競走6勝目を地元船橋でマークする。戸崎騎手としても印象深い出来事であったようで、しばしばこの時のエピソードを語っている。このかしわ記念は「震災復興支援競走」として行われ、当日にはフリオーソのメンコや蹄鉄、サトミアマゾン+アマゾンスピリット親子を描いた色紙などが出品されるチャリティーオークションも開催されている。

その後は脚部不安などもあり長期休養に入った。


8歳になった2012年も現役を続行。5年連続で川崎記念に挑むが伸びを欠き、スマートファルコンから大きく離された3着に敗れ連覇を逃す。その後はダイオライト記念5着、かしわ記念は再びエスポワールシチーに突き放され2着、引退レースの東京大賞典も6着。ボンネビルレコードと共に引退式を挙げ、惜しまれつつ現役を引退した。


生涯通算成績39戦11勝(JpnI6勝)。2着が14回でうち11回はGⅠ級競走というシルバーコレクターでもあった05世代の古豪たちや、後輩のスマートファルコン・エスポワールシチーら中央勢と鎬を削り合った馬生だった。詰めの甘いところもあったが、勝つときには他のダートの強豪も寄せ付けないほどの強さも見せた。獲得賞金8億4544万6000円はアブクマポーロを超え地方所属馬として史上最多。史上初めてNAR年度代表馬を4回も受賞した。更に、GⅠ級競走での2着11回と17連対は日本記録である。


引退後は馬主の系列会社であるダーレー・ジャパン・スタリオン・コンプレックスで種牡馬入りとなった。地方馬であるが故に状況は厳しいが、ヴァーミリアンと同じ種付け料と比較的期待された。

産駒は初年度から地方で活躍し、NARでファーストシーズンリーディング種牡馬を獲得。その後も順調に地方競馬で成績を伸ばしている。中央では厳しい戦いが続いているが、リステッド競走勝ち馬テルペリオンが出るなど少しずつ実績を残す産駒も現れつつあり、2019年には地方サイアーランキング5位にまで躍進した。

2024年12月10日、種牡馬を引退し現役時の担当厩務員として知られるクリス・モル氏が代表を務めるCRステーブルで余生を過ごすことがダーレー・ジャパンの公式Xより発表された。


余談編集

ゲームでの初登場編集

実は正式な発表以前に、ワンダーアキュートの育成イベント「おばあちゃんよ、永遠なれ」に登場している。

外見は不明で、名前は「ウマ娘F」。その際には同じゲーム版3周年で追加されたダート組のウマ娘E(エスポワールシチー)、ウマ娘T(トランセンド)も一緒だった。なお、この時の口調は「ウマ娘T」以外は現在とまるで異なるため、この段階ではキャラクターが固まっていなかったと思われる。


実装の予兆?編集

2025年1月に実装となったフリオーソだが、その一つ前の実装キャラクターはマルゼンスキーの3着目勝負服にあたる[祝ひ寿ぐ神速天女]であった。ホーム会話では唐突にフリオーソについて触れられており注目された。

マルゼンスキーは実馬が美浦トレセン開場前に活躍していた故に、ウマ娘においても寮に属さず一人暮らしをしている。一方でフリオーソもまた一人暮らしをしている旨の内容であり、彼女がどのような形態で中央トレセン学園に在学しているのかがある程度窺い知れるようになった。


なお、実馬のマルゼンスキーとフリオーソには近親と呼べるような血縁関係はないが、マルゼンスキーを導入したオーナー(橋本善吉氏。橋本聖子氏の父にあたる)と、フリオーソを生産したハシモトファームを開業した人物が親戚であるようで全く無関係という訳でも無かったりする。


また、鞍上としてウマ娘フリオーソに色濃く反映されている戸崎騎手は、実装直前の有馬記念を三歳牝馬レガレイラで制覇。ジェンティルドンナのラストランで鞍上を務めた時と同様に歴史的勝利を収めたことで注目されていたタイミングでもあった。


ゴドルフィンとウマ娘編集

ゴドルフィンはアラブ首長国連邦の首相であるシェイク・モハメド殿下が代表であり、偶像崇拝が厳密に禁止されるイスラム教徒であることやアラブの王族であることからキャラクター化が最も難しい交渉相手なのではないかとされていた。

なお、実際にはゴドルフィン側はウマ娘関連馬の種付けが増加したことからウマ娘に対して好印象であり、22年10月の時点で所有馬のウマ娘化についての会議を行っていた模様。その中にはフリオーソも入っていたため、この会議の結果フリオーソが先陣を切る事になったようだ。

実際の記事(韓国語)

翻訳


非公認マスコット編集

船橋市を代表とするウマ娘ということで、育成ストーリーではあのゆるキャラが話題になりかけた。しかし該当キャラクターは船橋非公認の為、権利がややこしいという理由で名前を言い切る寸前で遮られている。残念なっしー。


関連項目編集

ウマ娘プリティーダービー

ウマ娘 フリオーソ

地方ウマ娘 ダートウマ娘

07世代(ウマ娘)


フリオーソのキャラクター紹介文からサトミアマゾンを想起したプレイヤーも多かった。


関連ウマ娘編集

モデル馬が地方競馬所属

【地方→中央移籍】

【中央→地方移籍】

※ブライアンズタイム産駒繋がり


ブライアンズタイム産駒繋がり

※上記のダンツフレームを除く。


同期(07世代(ウマ娘))

※上記の3人はいずれも元が牝馬であるため、この世代の牡馬のウマ娘化はフリオーソが初となる。なお、地方所属かつダートを主戦場としていたためいずれとも対戦経験は無い。

※なお、同期のGⅠ馬スクリーンヒーローとはスプリングステークス挑戦時に接点がある。


GⅠ級6勝馬


鞍上戸崎圭太騎手でGⅠ級競走勝利

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