プロフィール
父のスワーヴリチャードはハーツクライ産駒である2018年大阪杯及び2019年ジャパンCの勝ち馬で、レガレイラはその初年度産駒にあたる。母のロカは2014年の阪神JFで1番人気に推された他、クイーンC3着の実績を持つ。
3代母にはウインドインハーヘアがおり、大伯父に三冠馬ディープインパクトやスプリングS勝ち馬でキタサンブラックの父であるブラックタイド、それ以外の近親には同期の桜花賞馬ステレンボッシュらがいる名牝系。半兄に菊花賞4着のドゥラドーレスがいる。
現時点での主戦はC.ルメール騎手。ルメール騎手と木村調教師のコンビはイクイノックスを筆頭に、様々な有力馬で結成されており、もはや黄金コンビとなりつつある。
戦績
7月の新馬戦でルメール騎手を背にデビュー。断然の1番人気に推された。レースの方は出遅れながらも、後の札幌2歳S覇者セットアップを差しきり新馬勝ち。
しかし、その次走にアイビーSでは、展開向かず3着となるも、勝ち馬ダノンエアズロックと差のない上がり32.7の末脚を披露。負けて強しの競馬だった。
ホープフルS
その後はホープフルSに向かった。賞金順では11/14の抽選対象だったが、見事に突破。牝馬として6年ぶりの挑戦券を得た。
レース前に、サンライズアースに加え、サウジアラビアRC覇者の有力馬ゴンバデカーブースが出走取消。これにより、京都2歳S覇者シンエンペラーとの一騎打ち状態になり、最終オッズではどちらも3.1倍の1番人気だった。
レースの方は多少の出遅れが影響したか、後方からの競馬になり、道中もスムーズでは無かったが、直線で前が空くと、強烈な末脚を発揮。先に抜け出したシンエンペラーをゴール前で差し切り、G1初制覇。父スワーヴリチャードにとっても初のG1をプレゼントした。
この勝利は、ホープフルSを牝馬が初めて制覇したことに加え、牡牝混合の2歳G1を牝馬が初めて制する結果となった。
3歳〜皐月賞&日本ダービー〜
事前にこの馬の素質は確かなものと見たか、牡馬クラシックにも登録済。そしてレース後、サンデーレーシングの吉田俊介代表により、皐月賞への挑戦が言及された。挑戦となれば7年ぶり、制覇となればグレード制導入前まで遡る。
また、その結果次第で優駿牝馬(オークス)か、あるいは東京優駿(日本ダービー)へ挑戦するとのこと。もし後者に挑戦して制した場合、牝馬としてはウオッカ以来17年ぶり・史上4頭目となるダービー制覇となる。
しかし3月のドバイターフにてルメール騎手が落馬負傷。本番は北村宏司騎手に乗り替わりとなり、ハイペース展開もあってか6着。
とはいえ、牡馬相手でも充分戦えると判断したか次走はダービーを選択。ルメール騎手に手綱が戻るも後方からの競馬となり、直線で一気に追い上げるも5着。
2024年下半期
秋は牝限路線に移りローズSから始動。1番人気ではあったが出遅れて再び後方からとなってしまい5着。
次はエリザベス女王杯に唯一の3歳馬として出走。これまでよりも良好なスタートをきめた後中団に控え、直線での抜け出しにかかるも道中からのマークで囲まれていた上、直線でも前壁状態に。どうにか強引に馬群を割って抜け出すが5着。
そしてなんと年末のグランプリ有馬記念への出走を表明。ダービー馬ダノンデサイル、前述のエリザベス女王杯を制し本レースをラストランとするスタニングローズへのリターンマッチと共に、同じくラストランにして秋古馬三冠に王手をかけたドウデュースや世界を渡り歩いてきたシャフリヤール等とも激突することになる。
関連タグ
グランアレグリア(同馬主の名牝。ホープフルS後に彼女を思い出したファンもいた模様。)