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第91回東京優駿

だいきゅうじゅういっかいにっぽんだーびー

時には輝くも大舞台では燻り続ける紅白の勝負服。古豪に導かれ、ついに頂点へ。この日、日本競馬は新たな歴史を紡ぎ始める。
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概要編集


  • 外国産馬は20年ダーリントンホール以来4年ぶりの出走。フランス産馬はダービー初出走。
  • ビザンチンドリームの西村淳也騎手と、ショウナンラプンタの鮫島克駿騎手、ダノンエアズロックのジョアン・モレイラ騎手がダービー初騎乗。
  • 新種牡馬産駒はスワーヴリチャード産駒のアーバンシックとレガレイラ、アルアイン産駒のコスモキュランダ、ブリックスアンドモルタル産駒のゴンバデカーブース、レイデオロ産駒のサンライズアースの4種牡馬5頭。

出馬表編集


※16番メイショウタバル(浜中俊)は挫跖のため枠順確定後に出走取消。

※優先出走権→ジャスティンミラノ/コスモキュランダ/アーバンシック/シンエンペラー/シュガークン/ショウナンラプンタ/ダノンエアズロック


事前評価編集

人気オッズ
1ジャスティンミラノ2.2
2レガレイラ4.5
3シックスペンス8.3
4アーバンシック8.3
5ダノンエアズロック12.7

結果編集

着順タイム/着差
1ダノンデサイル2:24:3
2ジャスティンミラノ2
3シンエンペラー
4サンライズアース
5レガレイラハナ

大外枠から岩田騎手のエコロヴァルツがハナに出し、シュガークンが番手につける形。ただ、ペース自体は1000m62.2のスローペース。

インから抜け出した9番人気ダノンデサイルが、史上8頭目の無敗2冠を狙ったジャスティンミラノを振り切った。じりじりと伸びたシンエンペラーが3着でフィニッシュし、2番人気の紅一点レガレイラは後方から上り最速を繰り出すも5着まで、3番人気アーバンシックは11着大敗。


  • 横山典弘騎手は09年ロジユニヴァース、14年ワンアンドオンリー以来10年ぶり本レース3勝目となり、武豊騎手の持つ最年長GⅠ・ダービー勝利記録を「56歳3ヶ月3日」に更新した。ダービー3勝以上の騎手は史上3人目(武豊騎手が6勝、福永祐一元騎手が3勝)。
  • 安田翔伍調教師はダービー初挑戦での初制覇のうえ、JRA(中央)GⅠ初制覇がダービーとなった(G1級レースの勝利自体は東京大賞典が初となる)。他にも11年オルフェーヴルで勝利した池江泰寿を超え、史上最年少のダービートレーナー(41歳10ヶ月22日)の栄誉を手にした。
  • エピファネイア産駒はダービー初勝利となった。2着は史上初の親子三代ダービー制覇を狙っていたキズナ産駒で、11年前の借りを産駒で返す形となった。またダノックス所有馬は22年NHKマイルカップダノンスコーピオン以来2年ぶりのGⅠ勝利、クラシック及び八大競走初制覇がダービーとなった。
  • 京成杯勝ち馬によるダービー優勝は10年エイシンフラッシュ以来14年ぶり。エイシンフラッシュとは社台ファーム生産馬という点も同様で社台ファームは生産者として同馬以来14年ぶりのダービー勝利。京成杯勝ち馬がクラシックを制するのはソールオリエンスの皐月賞から2年連続。
  • 皐月賞未出走馬によるダービー優勝は21年シャフリヤール以来3年ぶり。前走除外ないし取消となった馬のGⅠ優勝は08年フェブラリーSヴァーミリアン(前走川崎記念出走取消)以来、芝及びクラシック競走では初の事例となった。
  • ダノンデサイルはセレクトセール1歳で1億3500万(税抜き)で取引された。セレクトセール取引馬によるダービー優勝は19年ロジャーバローズ以来5年ぶり。ロジャーバローズとは皐月賞未出走でのダービー勝利という点も同じ。セレクトセールにおける億越え取引馬のダービー戴冠は初となった。

動画編集

NHK


ラジオNIKKEI


フジテレビ系


実況担当者編集


余談編集

  • 近年の日本競馬の国際的な注目の高さを受けてか、イギリスの競馬メディアRacing TVが本レースを生中継で放送した。

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東京優駿/日本ダービー


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