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第74回東京優駿

だいななじゅうよんかいにっぽんだーびー

2007年(平成19年)5月27日に開催された日本ダービー。ウオッカ号が牝馬として64年ぶり3頭目のダービー制覇を果たした。
目次 [非表示]

※メイン画像は本レースの優勝馬ウオッカ号と鞍上の四位洋文


「なんと、なんと、64年ぶりの夢かなう!」

(フジテレビ・塩原恒夫アナウンサー)


2007年日本ダービー

オークスを選ばずに、

敢えてダービーを選んだ牝馬


勝てるのか?本当に勝てるのか?

64年ぶり牝馬のダービー制覇


ウオッカ


誰も行かない道を行け。

茨の中に答えはある。

一生に一度の栄光へ。

《2013年JRA・CM「THE LEGEND」》


概要編集

開催日2007年(平成19年)5月27日
開催地東京競馬場
距離芝2400m
天候
馬場

開催前までの動き編集

第67回皐月賞ヴィクトリーが勝利。田中勝春1992年安田記念(ヤマニンゼファー)以来15年ぶりのGⅠ勝利を挙げた。


ダービーの注目は、前年の阪神ジュベナイルフィリーズを勝利し、桜花賞でもダイワスカーレットの2着に健闘したウオッカ1996年(第63回)のビワハイジ以来となる牝馬でのダービー挑戦を表明したことだった。


しかし、単勝1番人気に推されたのは、ウオッカでもヴィクトリーでもなく、皐月賞3着のフサイチホウオーだった。


出走馬編集


レース展開編集

↑フジテレビ版(実況:塩原恒夫)


※スタートの瞬間、あろうことか塩原は「第74回東京ダービー」と競走名を言い間違う大失態を犯した。


↑JRA公式版


レース結果編集

着順枠番馬番馬名着差人気
1着23ウオッカ2分24秒53
2着816アサクサキングス314
3着714アドマイヤオーラ1と3/44
4着612サンツェッペリンクビ9
5着48ドリームジャーニー3/48

払い戻し編集

単勝31,050円
複勝3420円
複勝162,140円
複勝14350円
枠連2-81,990円
馬連3-1654,470円
ワイド3-1612,900円
ワイド3-142,000円
ワイド14-1615,140円
馬単3→1697,890円
3連複3-14-16248,790円
3連単3→16→142,155,760円

まさかの目撃者編集

松岡利勝農林水産大臣の招待を受けて、皇太子徳仁親王(現・第126代天皇陛下)が本競走を台覧なされた。陛下は欧州留学時代に競馬を観戦した事はあるが、日本競馬の御観戦は初めてである。


また、当時の内閣総理大臣であった安倍晋三も内閣総理大臣賞を授与するために陛下と共に来場。


結果的に御二人は、歴史の目撃者の一人となった。


勝利騎手・四位洋文はレース後、貴賓室付近で馬を止め、馬上から脱帽・最敬礼した。


奇しくもこの日は、ZARD坂井泉水が急逝した日であり、また、翌日にはダービー当日に欠席した松岡農相が自ら命を絶っている


関連タグ編集

東京優駿(日本ダービー)


2007年クラシック三冠

第67回皐月賞ヴィクトリー

第74回東京優駿:ウオッカ

第68回菊花賞アサクサキングス


【前回】第73回東京優駿(2006年) 優勝:メイショウサムソン(石橋守)


【次回】第75回東京優駿(2008年) 優勝:ディープスカイ(四位洋文)

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