データ
他の言語では
英語 | Shin Emperor |
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香港表記 | 真命新帝 |
概要
生い立ち
フランス生まれ。半姉にシスターチャーリー、同じく半姉にマイシスターナット、全兄にソットサスをもつ。本馬は母の8番仔となる。
2022年のアルカナオーガストセールで210万ユーロ(当時のレートで約2.8億円)で矢作芳人調教師に落札され、同年中に来日し同厩舎へ。
馬名は「新しい皇帝」「真の皇帝」というダブルミーニング。上にG1馬2頭を含み、両馬とも実績が大きいため、兄姉のように競馬会を牽引する馬になってほしいという思いが込められたものと思われる。
競走馬時代
2歳
11月1週の東京芝2000mでデビューし3馬身差快勝。
中2週で京都2歳ステークスへ参戦、ここも差し切って重賞初勝利。
年末のホープフルSでは1番人気タイに推され、最終直線で好位から抜け出して一旦先頭立ったものの、ゴール前に後方から追い込んできたレガレイラに差し切られ惜しくも2着。
3歳
ホープフルS後は放牧に出され、3歳シーズンは弥生賞ディープインパクト記念から始動しコスモキュランダの2着。優先出走権を確保して挑んだ皐月賞はメイショウタバルが逃げ、1000m57.5というハイラップを作り出した影響か、中段に位置づけたシンエンペラーは伸びあぐねて5着に終わった。本レースから管理する矢作厩舎所属の坂井瑠星騎手が騎乗。
次走は日本ダービーに出走。フランス産馬の出走は史上初となる。ダービー本番では実績の割には7番人気と実力を疑問視されていたが、レースでは1000m62.2というスローペースを最大限に利用して脚を貯め、直線で一気に抜け出しにかかった。上がり2位の33.4の豪脚で追い込み、馬群をかき分けながらジャスティンミラノを捉えようとするが、先に抜け出したダノンデサイルには大きく突き放され、2着のジャスティンミラノにも1と1/4馬身届かず3着に終わった。
その後は一旦放牧され休養した後、秋は欧州遠征しフランス滞在でアイリッシュチャンピオンステークスから始動。同レース3着後、次走は凱旋門賞に出走、3番人気に推されるも12着に終わり、キャリア初の大敗を喫する。
帰国後の初戦はジャパンカップに出走。逃げ馬不在のメンバーだったとはいえ、シンエンペラーがハナを切ることに。結果ダービー同様1000m通過62秒台のドスローな展開になり、直線でドゥレッツァと競り合いながらドウデュースの2着(ドゥレッツァと同着)と遠征の成果の一端を示してみせた。
その後、有馬記念は出走を見送り、来年のカタール、もしくはサウジアラビアのレースで始動予定。