生贄は、その身に闇の力を降臨させ――
降臨した闇の力は更なる変化を遂げる――
概要
ダークアドヴェントは、フィギュアメーカー「アルファマックス」および、同社のアダルト系ブランド「スカイチューブ」から発売されている美少女プラモデルのシリーズである。
キャラクターデザイナーはsaitom氏。
メディアミックス等のストーリーらしいものは現時点で提供されておらず、ただ、記事冒頭の一文と、各キャラに簡易な一行程度の設定が語られるくらいである。しかし僅かなそれらと禍々しさを孕んだデザインから、ダークヒーローないし悪堕ちのイメージが付随している。
それまで同メーカーのプラモデル商品は、スカイチューブからバ○ブや三○木馬などの大人の玩具を模したオプションパーツのシリーズを出していたくらいで、単体で楽しめるキットとしては当シリーズが初の試みである。
他社のメガミデバイスやチトセリウムと同じマシニーカ規格で素体を作っており、プラモ初参入ながらも可動域などは優れている。一方で、パーツの嵌め合わせの精度がやや不足しており、硬くて嵌まらなかったり、逆に緩くて抜けやすかったりといった欠点もあったが、徐々に改善がみられている。
アルファマックスからはスタンダードバージョン、スカイチューブからは追加パーツセットおよび、両商品同梱版であるDXバージョンが展開される独特の販売形態をしている(DXは対象年齢18歳以上)。
プラモデルはもともと車やロボット等メカ系プラモが主流なため、美少女プラモデルの多くのシリーズがいわゆるメカ少女で商品展開しているが、このシリーズはドラゴンなどファンタジーの要素を取りいれた西洋鎧のようなデザインで、他社シリーズとは一線を画している(海外に目を向ければむしろこのパターンが多くみられるのだが、国内のメーカーで生物系のデザインを取り入れたものは少ない)。
また、追加パーツセットおよびDXについてはアダルトフィギュアブランドの商品ということで、美少女プラモ界隈では初めての、アダルト要素を含んだ一般販売キットである。
DX版では乳首まで造形された裸の胸パーツや、疑似的なふたなりになるスペシャルパーツ、発情や虚ろ目の表情パーツがあるなど、その点でも他社シリーズと一線を画している。
ラインナップ
Dragondress ソフィア
~悪魔の力を借りた少女~
2019年9月発売(同年12月に再販)。
STD版は本体とドラゴンに変形する大型ガントレットのセット。表情は4種、ハンドパーツは5種。ガントレットは背部にアームを介して取りつけているため左右どちらでも装備可能。
DX版は追加で表情パーツ3種とハンドパーツ3種、スペシャルパーツが付属。追加パーツは単独版も同時発売。
表情と一部成型色を変更したVer.1.1も2021年12月に発売。
また、2023年2月には、ベビードール姿のリラックスver.も発売。戦いの狭間の穏やかな休日の姿であるとのこと。
付属品にはスマホ、ポテチ、缶チューハイ(アルコール度数9%)がつき、現代ベースの世界観であることが明らかになった。
\お酒の力を借りた少女(成人済み)/
Krakendress ラーニア
~昏き深淵の闇にとらわれた乙女~
2020年12月発売。
大きなフードと可動する触手が特徴。胸がSTDの時点で何気に18禁スレスレ。
STD版は本体と武器、表情パーツ4種、ハンドパーツ5種付属。
DX版は表情パーツ3種とハンドパーツ3種、大型武器に変形するクラゲ型メカが2体、胸部パーツ3種、スペシャルパーツが付属。これも単独版が発売。
クラゲメカ体内にLEDユニットが内蔵しており、頭部を発光することが可能。ただし固定パーツを取り外さないとスイッチを入れることができない仕様となっている。
胸部パーツはタコの絡みついたようなもの、裸のもの、裸の軟質パーツの三種類。裸の軟質パーツには余剰パーツが付属しており、某他社製品に換装可能になっている。いいのか……?
また、スペシャルパーツ周りのデザインが卑猥すぎたために、組み立て説明書にモザイクがかかるという珍事が発生。
Undeaddress アイシス
~亡国の王妃にして神官~
2022年3月発売。
クレオパトラのようなコスチュームを纏っている。STDの時点で18禁に片足入れてるデザインは評価の分かれるところ。何気に初の褐色素体。
今回キットから公式が、これまでよりもう少し多くの設定を提供するようになっており、彼女がその身に降臨させたのは今は亡き王「ラヴセス12世」。
スタッフのツイートによるとラヴセス12世の死因は腹上死。夫婦キットであり未亡人キットであるとのこと。
STD版は本体と武器のみ。DX版は棺型パーツが同梱されており、変形することでゴーレム型のロボになる。組み換えの自由度は広くビークル形態にも変形し、アイシスを搭乗させることも可能。当然あのパーツも付属する。