概要
石棺の中で目を覚ました帝国陸軍特殊強化兵、坂上蝉丸。彼が目覚めたのは、戦争が終わってから50年後の世界だった。平和の時代に目覚めてしまった戦時の遺物である強化兵たちが、刃を交えながら己の存在意義を求めて彷徨うサスペンス・アクション。
シナリオは竹林明秀、原画はカワタヒサシ。「ACTIVE DRAMATIZE NOVEL」というチップアニメによる演出を用いたアドベンチャーゲームである。
名作雫、痕の流れを汲むLeaf大阪開発室の新作として多大な期待の中発売されたが、シナリオ部分が必ずしもその期待に見合うものでなかった上に、痕おまけシナリオ盗作騒動に巻き込まれる形で、実際の出来以上に不評を買ってしまった不遇の作品。
投げ売りされ竹林明秀が「100円ライター」などと言われてしまうハメになったが、彼の死後再評価の機運も持ち上がったようにそこまで酷い作品と言うわけではない。