pixivでは「女戦士」のタグが使用されることが多いが、この名称は『ドラゴンクエストⅢ』以外のRPGやゲーム以外の媒体、またオリジナルキャラクターにも該当する者が多いため、特に『ドラゴンクエストⅢ』の女戦士であることを示すためのタグが「女戦士(DQ3)」である。
解説
エニックス(現スクウェア・エニックス)より発売された『ドラゴンクエストⅢ』に登場する職業。
基本的には、男性の戦士と同じく剣や斧などの武器を扱い、物理攻撃に秀でている。ただし、重厚な防具や筋肉のためか、すばやさの数値は低く、これと「素の防御力値=『すばやさ÷2した値』」とされる同作の仕様が相性が悪いこともあって、前衛なのに防御力は紙という難点もある(それでも、強力な防具を多数装備できるのでプラマイゼロとはなるが)。
ただ、「ドラゴンクエストⅢ」及び「ドラゴンクエスト」のタグが付いているものの中でも圧倒的な投稿数を誇っている。
当時このキャラクターの衣装はかなりの衝撃を与えるものであった。外見的に言えば、グラディエーターを思わせる、派手な赤の鎧で俗にビキニアーマーと呼ばれるものであったが、ゲームの話題性ともあいまって為に、必要以上に印象付けられてしまった。
未だにビキニアーマーと言えばこのキャラクターを挙げる人も少なくない。
メディア作品
小説版『ドラゴンクエストⅢ』ではクリス、『CDシアター ドラゴンクエストⅢ』ではステラと言う名前でそれぞれ登場。
クリスは王宮に仕える真面目ながらも鉄火肌の気性で女兵士(主にレオタード鎧)で、鈍臭い男僧侶のモハレと良いコンビである。
『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』では「男勇者と恋仲になるが、脳筋&怪力故に毎回勇者へのアタックが惨劇となる」という展開を新山たかしが多数ネタにしていた(彼のネタは列挙するとキリがないため割愛するが、一度田村きいろも描いたことがあり、その内容は「抱きついた拍子にアバラを粉砕骨折させる」という類を見ない惨状であった)。
余談
スーパーファミコン版では近似職である武闘家の装備品(「ドラゴンクロー」や「まじゅうのツメ」、「やみのころも」など高性能。特に女性)が激しく強化されたため、相対的に不遇気味である。それでもHPは断トツで装備できる武器も多いので、肉弾戦には欠かせないのだが。
大手ゲームメーカーの全年齢コンテンツのキャラクターとしては刺激が強すぎるデザインと判断されたためか、初のフル3D化作品のDQ8では鎧の面積が若干増え、今となっては肌着が追加。後のHD-2D版の公式イラストでもビキニアーマーの下に肌着を付けるというデザイン上の配慮がなされた(それでも肌色に近い色なので、ドット絵等のゲーム内での描写では元と大差無いのだが)。
しかし、そこまでするぐらいならばデザインを変えろとか中途半端な対応だという批判的な意見も多い(特にHD-2D版は性別を除去して男性グラフィックと合わせてルックスA、ルックスBからの選択という体を取っているため余計に「ポリコレに屈した」等の批判的な声が大きい。一応女商人や女遊び人等もデザインが変更されているのだがあちらは全体的に調和されたデザインとなっているため批判の声は少なく、この女戦士だけが無理矢理修正しましたというデザインに見えるためか彼女のデザインにのみ批判が集中する結果となっている)。
尤も上述の通り、DQ8の頃からデザイン変更は行われているのに長らくメインで登場していなかったとはいえ、今頃になって批判の声が大きくなるのは今更感も大きいが
HD-2D版Ⅲのゲーム画面のドット絵にしても布部分が肌色に近いからかパッと見ではデザインの変化に気が付きにくいので、じっくりと意識し観察しない限りは慣れ親しんだデザインにも見えなくもないドット絵である。
関連イラスト
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ドラゴンクエスト ドラゴンクエストⅢ ビキニアーマー 筋肉娘