「公式は ゆるいくらいが ちょうどいい」
概要
ビッカメ娘とは、ビックカメラとアイティオール社が展開するナイセン(以下ナイセン)の共同擬人化プロジェクト。及び、各店舗を美少女キャラクターに擬人化し、それによって手がけられたキャラクターの総称である。
原案のナイセンによる「#ビックカメラ水戸駅店たん擬人化プロジェクト」を皮切りに、ビックカメラの各店舗を擬人化した46名のキャラクター(内6名は元となった店舗が閉鎖もしくはグループ企業への転換)を展開している。このほかにビッカメ娘とは別の、サービスを擬人化した1名のお友達も存在する。
よく間違えられやすいが、「びっかめこ」ではなく「びっかめむすめ」と読む。
誕生の経緯
「ナイセン」を展開するアイティオール株式会社が「ニコニコ超会議2015」に参加したことが発端。
現地にてアイドルグループ「アイドルカレッジ」のTwitter企画として投稿したこのツイートに、ビックカメラ水戸駅店のアカウントが反応。
「自分たちもTwitter企画をやりたい」
そこにナイセンのアカウントが反応し、「ビックカメラ水戸駅店擬人化プロジェクト」を提案。これが採用となり、ナイセン自らキャラデザを担当。その翌日に「水戸たん」が誕生した。
これ以降、その他の店舗も巻き込んで全国展開を実施。2016年には全ての始まりとなった「ニコニコ超会議2016」に出展。
上記の川柳は、水戸たん誕生時に付けられたキャッチコピーである。
衣装など
各娘が着る制服は緑のセーラー服で、店舗により高校生タイプ・中学生タイプ・小学生タイプと異なる。
高校生タイプはそこから標準セーラー服とワンピースタイプのジャンパースカートが存在。
中学生タイプは吊りスカートが特徴。
小学生タイプはパソ館たん・カメ館たんの2人だけと非常にレアである。
そこに赤色の「ビックカメラ」の名入り法被を纏い、各店舗のある地域の何かを模した髪形だったりアクセサリーを身に着けている。
制服の詳細についてはこちらの動画を参照。
等身大パネル・名刺
各店舗にはそれぞれ元となった店舗の文字通り「看板娘」として、店舗内に等身大パネルが設置されているほか、店内POPでも使用されている。等身大パネルにはナイセンの「TELUちゃん」も一緒に描かれており、店舗によっては複数種のパネルが設置されてたり、名古屋やかつての船橋など直近に複数店舗がある場所ではそれらの娘の1枚パネルを設置している他、KEY’S CAFÉ併設店舗ではカフェ服姿の別Ver.の等身大パネルが設置されている。
現時点ではビッカメ娘の存在する店舗すべてでのパネル設置が完了している。
名刺については各店舗で用意され、季節やイベントごとに様々な名刺が準備されている他、複数店舗の合同による名刺配布や、購入金額による各店舗独自のノベルティ配布も展開されている。
名刺は基本各店舗の手作りによるものだが、過去に一度に大量に持って行かれたり捨てられたりされたことで存続の危機もあったことから、現在は全店舗で「一人1枚まで」というルールが徹底されている(町田たんのツイートより)。
加えて、これらの名刺やノベルティグッズなどのフリマサイト等への転売も見受けられ、各店舗でも重ねて注意喚起はしているが、それでも減らないことから遂に公式でも注意喚起を行なわざるを得なくなる事態となっている。転売ダメ、ゼッタイ!
なお、店舗によっては通常名刺を用意しておらず、イベントのみでしか配布しない場合もあるため、予めTwitter(X)等で確認が必要。
ビジュアルブック
2020年にはKADOKAWAより「ビッカメ娘ビジュアルブック」が発売された。
この書籍では町田たんまでのビッカメ娘が掲載されている。
ビッカメ娘ラインナップ
存在ありの店舗
〇印はKEY’S CAFÉ併設店舗
※1:ユニクロ撤退による改名(2020年6月20日より、カッコ内は旧名)
※2:旧ビック・プロスタジオ東京写真館(2024年9月27日の池袋西口店への店舗移転時に店舗名変更)
存在なしの店舗
通常店舗
店名 | Twitter(X)アカウント | 備考 |
---|---|---|
横浜西口店 | @bicyokonishi | 過去に名刺配布あり※ |
高崎東口店 | @bictakasaki | |
アミュプラザくまもと店 | @bic_kumamoto | |
日本橋三越店 | @bic_nihombashi |
※:ビッカメ娘の存在はないが、2022年4~5月のゴールデンウィーク中に企画された「神奈川組 with 町田たん」では「横西たん」として名刺が配布された(名刺には神奈川店舗5人+町田たんが描かれている)。
その他店舗
アウトレット※ | Air BICCAMERA | その他 |
---|---|---|
横浜ビブレ店 | 羽田空港国際線ターミナル店 | |
なんば店 | 成田空港第2ターミナル店 | |
町田店(旧町田店別館) | アクアシティお台場店 | |
東京スカイツリータウン・ソラマチ店 | ||
ダイバーシティ東京プラザ店 | ||
中部国際空港・セントレア店 | ||
那覇空港店 |
※:アウトレットはグループ会社のソフマップ運営店舗
かつて存在した店舗
名前 | 店舗 | Twitter(X)アカウント | 閉店日 | 制服タイプ |
---|---|---|---|---|
フォトたん | ビックフォト | @bic_photo | 2021年1月11日 | 中学生 |
カメ館たん | 池袋東口カメラ館 | @biccameracamera | 2021年1月11日 | 小学生 |
ふなとーたん | 船橋東武店 | @bic_funatobu | 2022年3月31日 | 高校生 |
町田たん | 町田店 | @bic_machida | 2022年11月13日 | 中学生 |
京都たん | JR京都駅店 | @biccamerakyoto | 2023年5月7日 | 中学生 |
せいせきたん | 聖蹟桜ヶ丘駅店 | @bic_seiseki | 2023年8月16日 | 中学生 |
上記の店舗は基本的に閉店などで卒業という扱いとなるが、せいせきたんのみ店舗閉店ではなくグループ企業であるコジマへの店舗転換による卒業である。
各店舗の完全閉店と同時にTwitter(X)上でのアカウント運営も終了し、運営終了から数日のうちにアカウントも非公開(鍵垢)になるため、非公開後に新たにフォローしたユーザーはツイートを見ることが出来ない。
同時に、ビッカメ娘公式サイトで以下のようになる。
・TOPページの各娘一覧の該当の娘の「フォローする」ボタンが消える
・プロフィール(ビッカメ娘一覧)から該当ビッカメ娘のTwitterリンクと「店頭で等身大パネル設置中」の表記が消える
・詳細から店舗情報と最新のツイート欄が消える…など
これらの店舗で実際に使われた等身大パネルは現在は東京都港区浜松町にあるアイティオール本社に引き取られ、2023年にオープンしたTOKYO BIG GATEもしくは旧リアルストアで展示されることがある。
卒業した娘は卒業後も他店舗でほかの店舗の娘と共に店頭POP等で登場することもある他、ナイセンXでも誕生日(初登場日)を祝うポストをすることもある。卒業したからといって完全にその存在が消されるわけではないので安心してほしい。
卒業した娘のその後の活動
町田たんの等身大パネルについては卒業直後から2023年5月31日まで近隣店舗の相模大野店に設置された。このためTwitterは更新こそはないものの同月まで非公開アカウントにはなっていなかったが、その後非公開アカウントになった。
2023年10月には池袋4店ハロウィン企画として、池袋SELECT店(2024年7月閉店→同年8月にソフマップ池袋店へ転換)の名刺にカメ館たんがゲスト登場している。
2024年8月にradiusのNEKOワイヤレスイヤフォンが店頭展示と共に猫耳姿の町田たん、カメ館たん、ふなとーたんのイラストが描かれたPOPが近隣の娘の店舗に設置されている。
2024年11月の関西4店企画でのシークレット枠として京都たんがゲスト登場している。
関係者
名前 | 担当 | Twitter(X)アカウント |
---|---|---|
ビックカメラ | 企業公式 | @biccameraE |
お偉いたん | 見守り役 | @bic_oeraitan ※削除済 |
ビックシムたん | お友だち | @bicsim_official |
ナイセン | キャラデザ | @itallinc |
まさかのゲーム化?!
2021年4月1日にビッカメ娘の看板娘育成音楽ゲームとして「ビッカメ娘 ON LIVE!」が配信…
というのはエイプリルフールのウソ(ジョーク)で、ナイセンのエイプリルフール企画「エイプリルオール」の2021年版として企画されたもの。
一応、特設サイトっぽいのもある(エイプリルオールのアーカイブ)。
関連タグ
まぷ子:グループ会社のソフマップのイメージキャラクター。秋葉原ではアキバたんと一緒にいることがある(ビッカメAKIBA店は元々ソフマップ秋葉原店だった)。
高橋李依・クックパッド:2019年のバレンタインデー企画で「高橋李依の今晩なにつくろ?」とコラボして、それぞれ「りえりーたん」と「クックパッドたん」として、ビッカメ娘とともにパッケージに描かれたオリジナルキットカットが配られた。
ラピスリライツ:TVアニメ版でフローラ女学院のモブ生徒として多数登場している。
超普通都市カシワ伝説:8話で柏たんがゲスト参加。
エレメンタルナイツ:2020年夏のコラボイベントで登場。
maimaiでらっくす:ビックカメラの歌が「withビッカメ娘」として収録された。