概要
新宿東口・三越アルコット跡地(新宿三越ビル)に2012年7月5日に先行オープンしたビックカメラの中に、ユニクロが入る形で2012年9月27日にオープンした商業施設。店舗面積は約1万5000㎡で、開業当時のビックカメラ全体としても最大の店舗面積だった。
ビックロそのものは施設全体の名称であるため、店舗自体の正式名称は「ビックカメラ 新宿東口店(開業当初の「新宿東口新店」から改称、後述)」「ユニクロ ビックロ新宿東口店」となる。
店舗ロゴはそれぞれの店舗のロゴを折衷したものが2タイプ(「ビックカメラ準拠の『ビックロ』ロゴ」と「ユニクロ書体の『ビックロ』ロゴ」)が存在した。
「服×家電のコラボ」として、独自の関連商品も販売している。
ユニクロ入居前のオープン時の店舗正面の壁面には「ビック」の文字しか入っておらず(参照)、その後ユニクロの入居に伴い「ロ」も追加。後述する商標登録申請もあり、オープン時点でユニクロが入居することは決まっていた模様。
「ビックロ」に関する商標は全てビックカメラが保有しており(登録5587538他、2012年4月申請、2013年6月に登録)、ユニクロ書体のビックロロゴも「登録5567352」として登録されている。
店舗形態の変更
2022年6月19日にユニクロが撤退。「ビックロ」としては閉店となり、ビックカメラ新宿東口店単独での運営となる。ただしジーユー(GU)はテナントに残った。
なお、ユニクロ自体はその後近隣地に「ユニクロ新宿フラッグス店」「ユニクロ新宿三丁目店」を同年10月までに開業している(この2店舗はビックロ新宿東口店の厳密な意味での「移転」ではないが、実質的な後継店舗となる)。
ユニクロ撤退後は上記で記した正面壁面のビックカメラ書体のビックロロゴが外され、右側にある赤い四角内のユニクロ書体のビックロロゴをビックカメラロゴと入れ替えている。
その後
ユニクロ撤退後のビックカメラ単独店舗となってからは、ジーユーはそのまま残ったうえでユニクロが入っていたエリアは暫く空きテナントもしくは期間限定のテナントが入る状態となっていたが、そのユニクロが2024年10月にグローバル旗艦店と位置付けする「ユニクロ新宿本店」として再オープンした。
かつてのビックロだった場所にユニクロが戻ってくる形にはなるが、ビックカメラとユニクロそれぞれ別々の店舗として営業することとなる。
このほか、大創産業が「DAISO」「Standard Products」」「THREEPPY」の3ブランド複合店の同月オープンを発表している。
補足
現店舗である新宿三越ビルの建物そのものは三越側が現在も保有しているため、ビックカメラ側が建物を「借りている」状態である。
ユニクロ撤退の理由は、オープンから10年を迎える2022年が新宿三越ビルとの賃貸契約期間だったが、上記の2店舗開業による後継店舗展開に伴い更新を行わなかったため。
開業時(ビックロになる前)の店名が「新宿東口新店」なのは、現店舗の近く(近隣にあるもう1店舗の新宿東口駅前店とのだいたい中間地点の、道路を挟んだ斜め向かい側)に、ユニクロが撤退し改称した後の現店舗と同名の旧店舗(現店舗開店直前の2012年7月1日閉店)が存在していたためで、現店舗はこの店舗から移転する形でのリニューアルオープンとなっている。
なお、移転前の店舗ビルは2018年ごろに解体され、2020年に「HULIC &New SHINJUKU(ヒューリック アンニュー新宿)ビル」として建て替えられて、ココカラファイン東京新宿三丁目店やにしたんクリニック新宿院などが入居している。
CMソングとして使われた店内BGM(下記関連動画参照)を歌唱していたのは、あのアニソン界の帝王、水木一郎である。