概要
「CrossCode」とは、ヨーロッパ各地(主にドイツ・スイス)のメンバーから成る『Radical Fish Games』が開発した2Dアクションゲーム。
パブリッシャーは『Deck13, WhisperGames, DANGE2D』。
2015年からSteamの早期アクセスを利用して開発が始まり、2018年9月正式リリースとなった。ver1.0.3より日本語対応。
スーパーファミコンのような16bitのレトロゲームにインスパイアされた見下ろし型の2Dアクションゲーム。16bitでありながら美麗なグラフィックと、独特の近未来の世界観など、『古いようで新しい』雰囲気のゲームとなっている。
アクションは主に円月輪のような武器を使った近接攻撃とボールの投擲による戦闘と、様々なギミックを解いていくアクションパズルで構成されている。
ストーリー
最初にチュートリアルも兼ねたプロローグが入り、その後本格的にストーリーが進行する。
遠い未来、質量を持つホログラム「インスタントマター」と呼ばれる物を使ったMMOゲームが存在した。
『クロスワールド』と呼ばれるそのゲームは現実の世界に「インスタントマター」で構成されたアバターを使って冒険するという今までに無いものだった。
主人公は『クロスワールド』のアバターとして目覚めた記憶喪失の少女「Lea(レア)」。
彼女は失った自分の記憶を探すため、自分を目覚めさせた「セルゲイ」という男のサポートを受けて、『クロスワールド』の様々なプレイヤーとの出会いや経験を経ながら冒険していく。
システム
ゼルダの伝説のようなパズルアクションを軸にしているが、その難易度は中々に歯ごたえがある難易度となっている。開発者も「挑戦的なパズル」と言っており、頭を使うだけでなく、操作の精度もある程度求められる物となっている。(オプションである程度操作難易度の調整は可能)
戦闘は通常の近接攻撃以外に、ボールの投擲による遠距離攻撃や、「コンバットアーツ」と呼ばれる必殺技の他、ダッシュによる回避や防御等のアクションが可能。
敵も手強いものが多く、中には頭を使って上手く戦わないといけないものも存在する。
(こちらもオプションでダメージ等の難易度調整が可能)
しかし戦闘はスピーディーに進行し、コンバットアーツも簡単に繰り出せるので、サクサク進められる。
演出も派手なものが多く、うまく敵をすばやく倒せたときは非常に爽快感がある。
その他、クエストや素材のトレード、モンスターや植物等の図鑑など、MMOという設定を活かしたシステムが実装されている。
キャラクター
レア
M.S.ソーラー号で目覚めた記憶喪失のアバターの少女。
青いポニーテールと頭の2本のツノが特徴的な「スフィロマンサー」というクラスのアバター。
会話の機能に不具合があり、自由に喋ることができないが、セルゲイの調整で「Hi(やぁ)」「Bye(じゃあね)」「Lea(レア)」と言った限定的な単語だけ喋ることが出来る。
紆余曲折あって、自分の記憶を求めて『クロスワールド』の世界を冒険することになる。
セルゲイ
レアを目覚めさせた男。
レアの事を気遣っており、しゃべれないレアのために限定的な単語を喋れるようにするなど、プログラムに関して高い技術を持つ。レアを『クロスワールド』に送り出した後も彼女をサポートする。
エミリー
レアが『クロスワールド』で最初に親しくなるプレイヤー。
茶髪とアホ毛、そばかすが特徴的な「ペンタフィスト」というクラスのアバター。
勝ち気な性格をしており、一緒に冒険するだけでなく、個別生成ダンジョンでクリアまでのレースをすることになる。