プロフィール
概要
学術閉鎖都市アスピオに住む、魔導器研究にその人ありと謳われる天才魔導士の少女。大きなゴーグルと多くの研究道具が付いた服装が特徴。胸はぺたんk(編集者は焼かれました
RPG的には歴史に詳しいエステルと並んで科学面に強い知識系キャラということで欠かせない人物の一人。
帝都ザーフィアスの水道魔導器の魔核を盗んだ犯人とされる「モルディオ」を追いかけてきたユーリたちと出会い、名前・外見の特徴が共に彼女と一致していたためユーリから犯人と疑われる。(実際はリタの知名度を利用した濡れ衣であった。)
自分の無実を証明するためにシャイコス遺跡にて調査を行っていた道中、エステルの「魔導器無しで治癒術を使える」という特異体質に気づき、彼女(の能力)に興味を持ったことで、彼女に勘付かれないよう「ハルルの魔導器が心配だから一緒に見に行く」という口実で同行を申し出る。後には各地の魔導器やエアルクレーネの調査を目的として旅に同行する。
なおユーリたちと出会う少し前にはフレン達のシャイコス遺跡調査への同行要請を拒否しており、フレンは咎めなかったものの側近のソディアや協力者のウィチルは激怒している。
ヴェスペリアの世界では「アスピオの魔導士は帝国の指示に従う」という決まりがあるので立派な規則違反だが、本人は全く意に介していない。
性格
研究者としては右に出る者がいないほど優秀な天才だが、偏屈かつ人嫌いで、肉親も友達も一人として居なかった。まるで唯一の友人であるかのように魔導器に偏執している変人としても有名で、魔導器の話になるととたんに熱くなり、周りが見えなくなってしまう。
口癖は「バカっぽい」。空気を読まずアホな発言をするカロルやレイヴンに対して、何度もチョップや魔術を放って黙らせる描写があり、やや短気で暴力的。
一方で、緊急事態でも冷静に判断を下して行動したり、常に現実的な視点から物事を観察し独自の見解を示している。
パーティ加入当初は非常に冷めた態度で、あくまで自分の研究のためにユーリたちに同行するという心積りであったが、旅を続ける中で段々と仲間たちとの絆に目覚めていく。
特にエステルに対する意識は大きく変わったらしく、命を投げ打ってまで自分を助けてくれたのを機に「エステリーゼ」から「エステル」と愛称で呼ぶようになったり、エステル自身が辛い宿命を背負わされている事が判明していくにつれて気を遣って優しい声をかける場面が多くなり、最終的にとあるサブイベントで親友の誓いをするほどの仲となった。
孤独だった半生の反動か、人一倍仲間思いで不器用なりにさりげなくフォローしたり、ジュディスやレイヴンの裏切りの際には誰よりも激情を露にしている。
要約すると結構なツンデレなさんd(編集者はまた焼かれました
戦闘中のボイスも加入当初の冷淡な口調から、第2部~第3部と進むにつれて柔らかい口調や快活なノリに変わっていく。
実は猫が好きで、その気持ちもある程度感じ取れるらしい。
怖いものは無いと断言しているが、オバケや幽霊の類は苦手らしい(本人は「非科学的」としているが)。また、高い所も苦手。
小説版では、幼い頃に母が亡くなった後は母の元同僚の女性のもとで世話になっていたが、その女性とイニシャルが同じだった事を利用されて論文を盗用されてしまった。リタを裏切ったその女性は論文が認められて賞を受賞し栄転した事からリタは人間嫌いとなり、自分の持ち物には必ずフルネームで名前を書くようになった。
戦闘スタイル
帯・鎖等を装備して、詠唱時に踊るように魔法陣を描き魔術で戦う攻撃魔導士。サブウェポンは本(魔導書)。
戦闘フィールド全てを攻撃判定とする魔術を覚えたり、「オーバーリミッツ中は魔術の詠唱時間が0になる」という利点を最大限に活用できるため、オーバーリミッツ時の火力は髄一だが、物理防御力が低く打たれ弱いため接近戦は不向き。またスキル「レビテーション」で空中に滞空しながら魔術を使える。
様々な属性の魔術を習得し無属性の魔術も覚えるが、光・風属性単独の魔術は使えない。一応バーストアーツの「フリーティングドライヴ」のみ単独の風属性ではある。またサブイベントにて、世にも珍しい精霊術も習得している。
特技・奥義では本の角を叩きつけたりページを飛ばして攻撃する技も覚える。近接技の名前は、実在する歴史上の人物の名前を引用している。
また猫好きな性格を反映させているのか、特技の∠=(x,y,z)【デカルト】、∠=(r.θ.φ)【ポウラー】、そして魔術のゴルドカッツは猫をモチーフとしている。
PS3版での追加秘奥義は、シリーズお馴染みの術「インディグネイション」。
戦闘中の魔術詠唱時にくるくる回り球状の陣を描くことから「くるくるリタ」と呼ばれている。
この戦闘スタイル故カロル曰く「ダンスが上手」との事。初級術は本当に回るだけだが、中級術でアレンジが加わり新体操のリボンのように、上級術になるとまるで踊りを舞うかのようにくるくるしている。
血縁
サブイベントでヘルメスの娘、つまり人間とクリティア族のハーフであり、ジュディスの異母妹であることが示唆されている。ヘルメスのペンネーム「イフムンフト・ネプメジャプ」のアルファベット表記「ifmnft npmejp」の英字一つひとつを、アルファベットの順列の一つ前のものに置き換えると、「helmes moldio(ヘルメス・モルディオ)」となり、リタの親であることが分かる。
作中でジュディスはリタと血縁関係があることに勘付いているようだが、リタ自身は「親の記憶はほとんどない」と述べている上、最後までこれらの事実を一切知らされない。
またヘルメスが「娘」に遺した魔術の術式を施した暗号書を見つけ、一度はややこしい暗号書を遺していったヘルメスを酷評しているが、後に自分と同じく魔導器に対する深い愛情を持ち、直面している世界の変化を予見していたことを知り、考え方を変えている。
本作ではリタだけが闇属性の魔術を覚えるが、それらが得意なのは物心つく前に父が使う姿を見ていたため。
余談
物語序盤で帝都下町の魔導器を盗み、自分に犯罪者の濡れ衣を着せた「モルディオを名乗った人物」については、XBOX360版では正体不明のままだったが、PS3版で追加されたサブイベントにおいてデデッキが犯人だということが明らかになり、懲りずにモルディオの名を騙っているところをリタに見つかり、彼女自らの手で制裁を下される。
この序盤における「モルディオ騒動」のネタバレを防ぐためか、公式サイトなどの人物紹介の欄でリタだけがフルネームで名前を書かれていないことがある。
他作品への出演
劇場版「テイルズ オブ ヴェスペリア 〜The First Strike〜」
わずか5分程度であるが登場し、ナイレンとシャスティルにエアルの問題について助言した。
今作ではアスピオではなく、シゾンタニア(ゲームには登場しない地域)周辺の森の中にある一軒家を研究室として利用し一人で寝泊まりしている。二人が訪問した際には寝ぼけて泥棒と勘違いし、魔術でドアを吹き飛ばした。不法侵入を泥棒と勘違いし魔術を放つ描写はゲーム本編でも見られる。
テイルズオブザレイズ
レイヴンと共にプレイヤーキャラとして登場。
初登場は期間限定イベント『歪みのカレイドスコープ』。
本作で、イヴェイド・シュート、ロックブレイク・タワー(ロックブレイクの技変化)、イヴェイド・ガトリング(イヴェイド・シュートの技変化)、ゴッドゴルドカッツ(ゴルドカッツの技変化)、ヴァイオレントトラジディ(ヴァイオレントペインの技変化)を新術技として習得。
魔鏡技(歴代の「秘奥義」にあたる必殺技)は「グランドタイダルウェイブ」「ヘルフレアゲート」「スピニング・トゥ・ループ」「ファントム・バレット」「ドライヴィングカタストロフィ」「インディグネイト・ヴァニッシュメント」「ヴァニッシュメント」、エステルとのクロスオーバー魔鏡技で「ミスティックハンマー」。
「インディグネイト・ヴァニッシュメント」「ヴァニッシュメント」は精霊装をレアリティ3まで強化すると使用可能になる。
その他
『テイルズオブグレイセス』ではDLC、『グレイセスf』では魔法カルタをクリアすることでシェリア用コスチュームとしてリタの衣装が配信。
『テイルズオブシンフォニア ユニゾナントパック』でもコレット用にコスチュームが配信。
漫画版(コンプエース連載版)ではゲーム版で見せた冷めきった部分は控えめになっている。
4コマ漫画(ているずV)などでは、エステルに対してデレを見せた影響からか、彼女と顔見知りであるフレンに嫉妬するネタがある。
関連イラスト
関連タグ
ユーリ・ローウェル エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン フレン・シーフォ
ラピード カロル・カペル レイヴン ジュディス パティ・フルール