曖昧さ回避
1.バンダイナムコゲームス発売のRPG『テイルズ オブ ヴェスペリア』の登場人物。
2.キャラクター育成型対人対戦カードゲーム「Unlight~アンライト~」の登場人物 → ジュディス(Unlight)
3.黎の軌跡の登場人物 → ジュディス・ランスター
本項では1を扱う。
概要
CV:久川綾
19歳。身長175cm、体重不明。
クリティア族の女性。ミステリアスな雰囲気を漂わせる美女。巨乳。
相棒バウルとともに各地を放浪し、行く先々で魔導器を破壊する「竜使い」。パーティメンバーとして加入する寸前まで、性別も判別できない白い衣装に身を包んで素顔を隠しており、一言も喋ることもなく魔導器を破壊してはさっさと逃げていく謎の人物だった。中身は露出の高いコスチュームを着用しており、本作品のお色気担当と称される事が多い。
佇まいこそおしとやかで上品だが活動的で熱くなりやすい好戦的な面を持ち、ユーリとは気が合う。ふらりとどこかへ行ってしまったり、相談事もなく突拍子のないことをしでかしたりする。また言いたいことは包み隠さずに直接的な物言いをするため、時に仲間を驚かせることも多い。またその露出の多さに反して寒さに強く、氷に覆われた場所でシャーベット食べても平然としている。逆に砂漠などの暑いところは人並みに苦手。
天才魔導士ヘルメスを父に持ち、父の過ちの産物である「ヘルメス式魔導器」を破壊することを己の使命としている。しかし壊す理由は「作ったのが自分の父親だから」ではないらしい。詳しい心境については外伝小説「竜使いの沈黙」で語られている。
最初はユーリ以外に正体を伏せて彼らと行き合い、その後カロルの結成したギルド『凛々の明星』へ加入する。
だがその後、フィエルティア号のヘルメス式魔導器の暴走を目の前にしたとき、素顔のまま魔導器を破壊したことで正体が露見。そのままバウルに乗って理由も告げず飛び去り、彼らと離別するものの、ギルドの掟に従い、信頼を裏切ったにもかかわらず自分を助けに来た仲間たちに胸打たれ、彼らに歩み寄り再び道を共にすることを決意した。
エステルについて、当初はヘルメス式魔導器と同じく世界にとって悪影響を及ぼしかねない存在として、その存在価値を見極めるために行動を共にしていたらしく、必要があれば自分が殺すと決めていたが、「始祖の隷長」との対話やエステル自身の決意を通して後に考えを改め、「もう殺さないし殺させもしない」という結論を出した。エステルがアレクセイに操られ、無理矢理に戦わされた際には「気を付けて この子、それなりに強いのよ!」、「エステル、痛くしてごめん……」と彼女を完全に仲間として認めており、それ故に戦わざるを得ない状況に苦悩していた。
クリティア族特有のナギーグという器官によって「始祖の隷長」と遠隔で連絡をとったり、武醒魔導器なしで戦闘することが可能。
女性メンバーの中では最もセクシーな出で立ちであり、称号コスチュームも艶やかなものが多い。
またギャンブルにも非常に強く各地で荒稼ぎして幾つものカジノを潰してきたらしく、「竜使い」の名はカジノ潰しとしても有名だったとか。バウルと一緒に旅をしていた時はギャンブルで生活費を稼いでいた。
ジュディスの本質
クリティア族は集落単位で同胞とリンクし、感情の共有と制御を行うという特性がある。テムザでは「輪」、ミョルゾでは「大樹」と呼ばれており、そのコミュニティに属さない者は放浪者(メルグ)と呼ばれている。ジュディスもかつては「輪」に属していたが、自身が知らなかった「妹」の存在が判明した事がきっかけで「輪」から外れてしまい、「輪」に入った事で希薄になっていた感情を取り戻した。
人魔戦争の戦地となったテムザでは大勢のクリティア族が魔物に殺された時の痛みと恐怖が、まだ無事だった他のクリティア族にも「輪」を通じて伝染し発狂してしまった。皮肉にも「輪」から外れていた事でジュディスの精神は無事で済んだ。その後魔物に殺されかけたところを友だちのバウルに助けられ、バウルが始祖の隷長にジュディスの助命を懇願した結果、怪我の治癒と引き換えに罪人ヘルメスの娘であったジュディスはミョルゾに引き渡される事となった。
その経験から父と同じようにコミュニティに属する事への疑問を抱くようになり、人魔戦争の後に身を寄せていたミョルゾでも「大樹」に属する事が出来なかった。
故郷はなくなり、ミョルゾに馴染む事もできない。まだ子供のジュディスは本当にバウルと二人ぼっちであり、人間であれ始祖の隷長であれ、どちらの社会にも溶け込む事が出来ないという孤独を抱えていた。辛うじてジュディスと世間を繋いでいたのは、人間に友好的な始祖の隷長ベリウスだけであった。
そんなジュディスはユーリたちとの出会いで、バウル以外に初めて親しい存在を得る事ができた。バウルから見ればユーリたちに同行している時のジュディスは旅の中で一番楽しそうにしていたらしく、複雑に思いながらも楽しそうなジュディスを見て喜んでいた。しかしジュディスが目的の為に船のヘルメス式魔導器を破壊してユーリたちから離れた時には、また以前のように社会から切り離され、精神的に余裕がなくなっていた。バウルはそんな彼女を見て自分たちはそれぞれ自立をするべきだと思い、自分は始祖の隷長として成長し、ジュディスをユーリたちを通じて人間社会に戻す事を決断した。
サブイベントで分かることだが、実はリタの異母姉である。
外伝小説「竜使いの沈黙」では、母親が生後間もなく死んでしまった事もあり、父ヘルメスに対する依存心が非常に強かった事が語られている。バウルとの交流で異常に発達したナギーグで好奇心から父親の思いを読み取った際に、自分と全く同じように「娘」として想われている妹の存在を知ってしまった。ジュディスは今まで自分がこの世でただひとりの「ヘルメスの娘」だと思っていたが、ヘルメスにとってはジュディスも愛情を注いできた「娘のひとり」に過ぎず、ジュディスはショックのあまりクリティア族の「輪」から外れてしまった。
そのため当初は異母妹のことを憎んでおり、自分こそが「ヘルメスの娘」だと自負し父の負の遺産であるヘルメス式魔導器を壊していた。後にあるサブイベントでリタが異母妹だと確信し、父のことを全く覚えておらずそれに関して興味を抱くこともないリタにやや複雑な思いを抱いている。
このようにジュディスは外面こそ妖美な大人の女性に見えるが、その本質は19歳の年相応の少女であり、精神的に脆い一面がある。そんな彼女にとって仲間たちは、バウルと二人ぼっちだった自分を世界と繋げてくれた掛け替えのない存在である。
そのため外伝の「テイルズオブザレイズ」では、仲間のいない世界にバウルと共に召喚された事で、以前と同じ孤独から内心では取り乱し余裕がなくなってしまう一面を見せていた。
戦闘スタイル
槍・棍を武器とした空中戦を得意とする前衛タイプ。サブウェポンは靴。
空中での行動を拡張するスキルを数多く覚える、エアリアルコンボを主軸に戦うキャラクター。パーティに加入してからある程度スキルが揃うまでは微妙な性能だが、終盤にスキルが揃うとコンボの繋げ方によって長時間滞空しながらテクニカルにガンガン攻めることができる。
その能力は一対一で真価を発揮し、魔術は習得できず広範囲をカバーする技も少ないために多勢の敵を一度に相手にするのは難しい。
特定の武器・衣装称号を装備することで変化する技がある。
このため、プレイヤーが操作した方が真価を発揮するキャラであり、慣れてくればかなり操作してて楽しいキャラになる。
PS3版での追加秘奥義「覇王籠月槍」のカットインでは揺れる。
外伝作品出演
初出演作品。
クラトスに代わって、レディアント武具のクエストの案内を請け負う。
イベント「ティル・ナ・ノーグクリスマス ~聖夜にまたたく凛々の明星 月下編~」で加入。
彼女の加入と同時に、本作の戦闘で空中技が導入された。
本作で、夜月、夜月・鳳蝶(夜月の技変化)、月閃虚崩(月閃光の技変化)を新術技として習得。
魔鏡技は、「鳳炎月華」「煌華月衝閃」「スウィープ・バケーション」「薔薇にはそっと触れねば…」、レイヴンとのクロスオーバー魔鏡技で「月華の乱」。
余談
あるステージの戦闘終了セリフで「水かぶって反省しなさい」というセリフがある。おそらく声優ネタであろう。
関連イラスト
関連タグ
ユーリ・ローウェル エステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン フレン・シーフォ ラピード カロル・カペル リタ・モルディオ レイヴン パティ・フルール