概要
CV:くじら
ギルド「戦士の殿堂(パレストラーレ)」の首領。皆からは尊敬をこめて統領(ドゥーチェ)と呼ばれる。
ノードポリカと闘技場を統治している。部外者とは新月の夜にしか面会を許さず、当初はどのような人物か謎であったが、その正体は「始祖の隷長(エンテレケイア)」。何百年も昔から、拠点であるノードポリカの街を統治していた。
ドン・ホワイトホースとは旧知の仲で、彼やギルドメンバーはこの事実を知っている。本来は巨大な金色の狐のような姿だが、公の場へ出る時は人間の老婆の姿をとっている。
他の「始祖の隷長(エンテレケイア)」達からは「聡きもの」と呼ばれており、人間に対して好意的。年若い同胞のバウルがヘルメスの娘ジュディスを庇い、他の「始祖の隷長(エンテレケイア)」達から責められた時には、二人を擁護していた。ジュディスにとっても色々複雑な思いはあれど、故郷をなくし常にバウルと二人きりの世界だった彼女にとって、唯一の知り合いとも呼べる人物であった。
ギルド「海凶(リヴァイアサン)の爪」の策略で、ハリーの指示による襲撃に遭い、傷を負う。その際、傷を癒そうとしたエステルの満月の子の力で狂乱、命を落としてしまう。
嘆くエステルに「他者を慈しむ優しき心を大切にするのだ」と言い遺し聖核となった。
その後、物語終盤でテルカ・リュミレースの水を総べる精霊「ウンディーネ」として転生した。