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知らなかったことが罪なのではない。知らなかったことにあぐらをかいて、恥じる心を忘れることが、罪なのだ。

人は全てを知るには……、あまりに矮小だ。


概要編集


プロフィール

CV立木文彦
年齢28歳
身長186cm
体重78kg
一人称私(わたし)
クラス魔法剣士

物語の序盤にてロイド達を助けたことがきっかけで、神子コレットの世界再生の旅に同行する傭兵

冷静沈着で無口だが凄腕の剣士で、博識な上、魔法も使うことが出来る。





ここからはシルヴァラント編終盤以降のネタバレになるのでゲーム・アニメ版を未履修の方は閲覧注意








































実はロイド達の敵である「ディザイアン」の上位組織にして世界を支配する「クルシス」の頂点に立つ四大天使の一人であり、ハーフエルフで構成されているクルシスの中では唯一の人間である。その為人間を嫌う自我を持つハーフエルフの天使たちやディザイアン五聖刃たちからは快く思われていないが、指導者ユグドラシルからは他の誰よりも信を置かれており、それ故に上として従わざるを得ないでいる。

普段はシルヴァラントの管理を担当しているが、ユグドラシルの命令で歴代神子の中で最もマーテルの器に適合しているコレットの護衛と監視の為に下界に降り立ち、傭兵と偽って旅に同行していた。


本編では殆ど語られないが、クルシスの輝石で天使として無機生命体になっている為、常人離れの身体能力を持つ。年数の違いから神子であるコレットよりも機能を完全に制御しており、有機生命体と無機生命体を切り替える事ができ、腕力や視力や聴力なども強さを自由に調整することができる。生きる上で食事も睡眠も必要としないが、有機生命体に切り替える事で普通の人間のように食事や睡眠を取る事はできる上に、食事は無機生命体の時だととても食べられたものではない為食べる時は必ず切り替えて行っている。


経歴編集

元は4000年前の大戦を終結させた四英雄のひとりであり、以降クルシスの輝石で体内時計を止めて果てしない時を生き永らえてきた。同時にロイドの生き別れの実の父親でもある。

本編から70年前に一度クルシスを離反しており、その後20年程前にディザイアンが管理するアスカード人間牧場でエクスフィアの実験体にされていたアンナ・アーヴィングと出会い、特殊なエクスフィアを宿していた彼女の脱走を手引きした事でクルシスとディザイアンから追われる身となった。古代大戦時代からの付き合いであるノイシュやアンナと逃亡生活を送る中で、アンナとの間に息子のロイドが生まれるが、ロイドが3歳の頃にディザイアン五聖刃の一人であるクヴァルに追い詰められ、アンナはエクスフィアを引き剥がされて怪物化してしまう。クラトスは苦悩しながらも怪物化したアンナにトドメを刺したが、アンナは崖から転落し、人質にされていたロイドも隙を見てロイドを奪い返したノイシュと共に崖から転落してしまう。ディザイアンを退けた後アンナたちを探したものの、魔物たちがディザイアンたちの遺体を食い散らかす光景しかなく、妻も息子も死んだと思ったクラトスは虚無感から全てに対して無気力になり、再びクルシスに戻ってしまった。


しかし本編でコレットの監視の為にイセリアに訪れた時に、死んだ息子と同じ名前を名乗るロイドと出会い、ロイドの育ての親ダイクの家でアンナの名前が刻まれた墓を見たことから、死んだと思っていた息子が生きていた事を知る。そして変わり果てる前のミトスを思い出させるロイドの在り方に希望を見出し、今度こそミトスを止める為に一度は裏切ったふりをしてロイドたちを助けていた。


ロイドに対しては父親と名乗る事はできなかったものの、旅の中では何かと気にかけ剣の指導をしたり、学力の低さを嘆いていた。また世界再生の旅の仲間の事も彼なりに好意的に思っており、ミトスたちとの旅を思い出しながらロイドたちとの旅を楽しんでいた。救いの塔での裏切りも本意ではなくユグドラシルに命令されての事であり、自分がやらなければユグドラシルの手で確実に殺されてしまう状況だった為、やむを得ずに戦う事となってしまった。特にコレットの事は「自分たちの罪の結晶」と表現し、彼女が苦痛に耐えて笑顔でい続ける姿に強い罪悪感を抱いていた。


なおトマト嫌いは息子にもしっかり受け継がれている。

トマト抹殺剣


なお、離脱した後も出番そのものは多いのだが同タイプのゼロスと比較するとクラトスはパーティインしている期間が短め。このため頑張って条件を満たして終盤に再加入しても離脱前に術技を使い込んでいないとろくに術技を習得していない、なんて事態も有りうるので注意が必要。


続編『ラタトスクの騎士』にもちょっとだけ登場。


余談だが、実年齢は4028歳くらい。


過去編集

元々はテセアラの貴族であり、4000年前はテセアラ騎士団の団長としてテセアラ王家に仕えていた。ミトスとマーテルに出会い彼らの思想に共鳴するようになったが、ハーフエルフに加担したとしてテセアラ王から騎士失格の烙印を押され、追放されてしまった。追放後はミトスとマーテル、仲間になったユアンと共に旅を続け、ミトスが世界をふたつに分けた事で大戦終結させるが、戦争終結後にマーテルはマナの独占を目論んだ人間たちに殺されてしまった。


ミトスは姉の復活の為、ユアンは恋人の復活の為、クラトスは同族がマーテルを殺した罪悪感からミトスが発案した計画に乗り、クルシスを創設。ミトスことユグドラシルがマーテル教を設立して人心掌握に成功し、クラトスがシルヴァラント、ユアンがテセアラの管理を担当し、それぞれ天使たちとディザイアンを使い神子と再生の旅を管理してきた。しかし姉を失ったミトスは徐々に歪んでいき、エクスフィア培養の為の「人間牧場」を設立した事でユアンはミトスを見限りレネゲードを作ったが、クラトスはマーテルの遺言からミトスを見限る事が出来なかった。


しかし70年前、シルヴァラントの先代神子(コレットの祖母の姉)が救いの塔の中で様々な要因が重なって起きた事故で世界再生を完遂できずに死亡し、その惨状がマーテルの死を思い起こさせる惨いものだった(実際にユアンは直視できずに思わず管理室から退室し、クラトスは唖然と見ていることしかできなかった)にもかかわらず平然としていたユグドラシルを見て、もう優しかった頃のミトスはいないのだと理解してしまい、クルシスを去った。その後各地を潜伏してミトス打倒の方法を探しており、20年程前にシルヴァラントでアンナと出会う事となった。



外伝作品出演編集

初出演作品。

『1』より登場し皆勤。

13章「裏切りと真実の行方」から登場し、加入はミラージュプリズン編6章「贖い生きる古代英雄と悔悛し惑う神子」。

本作ではロイドと親子関係発覚後の状態で具現化され、更に全く別の世界から来たカノンノ・イアハートの発言で周知になっている。ただしお互い和解前の時間軸で具現化された為、親子間のやり取りはぎこちなかった。

本来の世界では叶わなかったミトスマーテルを救うという悲願を叶えるが、マーテルを救った際に瀕死となる。過去に対する罪悪感に加え、悲願を成し遂げ満足してしまった事で既に生きる気力を失っており、ミトスからの治療を拒否していた。

その為、ミトスの懇願により、ロイドとシングコレットミリーナが彼のスピルメイズに入り、戦闘も交えて説得。生きる意味を見出した彼は、自身の心(スピリア)と改めて向き合う事を決意、ミトスの治療を受け入れ一命を取り留めた。

以降は救世軍のエージェント的な立ち位置で活動している。

救世軍で交流する際は自然と(見た目が)若いメンバーのお父さんポジションに収まってしまう事が多いのだが、肝心の息子のロイド相手にはどう歩み寄るかでやはり苦悩している部分があり、その点はミトスにも若干の呆れと共に気にかけられている。特にロイドの養父ダイクがロイドを立派に育ててくれた事に感謝しながらも、自分は父親としてはダイクに劣っていると劣等感を抱いている様子。

なお、剣聖紋、ホーリーソード、破邪滅壊、ジャッジメント・トライ、紅蓮業剣、洸・魔神剣、破邪滅壊陣(破邪滅壊の技変化)、ジャッジメント・ヘキサ(ジャッジメント・トライの技変化)、ラーヴァブラスター(紅蓮業剣の技変化)、昂荒・魔神剣(洸・魔神剣の技変化)を新術技として習得。

魔鏡技は「崩翼聖紋」「葬翼絶聖翔」「ジェントリー・デイズ」「マーダー・オッズ」「ブレイブリィ・グレイブ」「ディバイン・ジャッジメント」「フォースフルガーディアン」、ミトスとのクロスオーバー魔鏡技で「詠華空破衝」


作中の関係・関連人物編集

家族編集

クラトスの生き別れの息子。


  • アンナ・アーヴィング

クラトスが愛した妻にして、ロイドの母親。

クヴァルによって怪物に変えられてしまい、断腸の思いで剣を向ける事になってしまった。


四大天使(クラトスのかつての仲間)編集

現在はクルシスの首領を務めるハーフエルフ。

クラトスはミトスが道を踏み外していることは自覚しつつも、マーテルの遺言故にミトスに従っている。


かつてはクルシスに属する者として同胞であったが、ユアンがレネゲードを設立して離反したことから敵対関係になっている。

ちなみに、クラトスがテセアラ出身なのに対し、ユアンはシルヴァラント出身と対になる特徴を持つ。


ミトスの最愛の姉であり、ユアンの最愛の恋人でもあるハーフエルフの女性。

クラトスは前述の三人と共に大戦を終結させるが、マーテルの死によってミトスは道を踏み外すことになってしまった。


その他編集

ディザイアン五聖刃の一人にしてアスカード人間牧場の主を務める。

クラトスにとっては最愛の妻を死に追いやった不倶戴天の存在及び因縁の相手そのものであり、ゲーム中でも『普段は冷静なクラトスが、ロイドとチームを組むことに積極的』とそれが現れている。


ロイド達の仲間になるテセアラの神子の男性。

クラトスルートに入る(クラトスがパーティーに加わる)と、ゼロスは死亡するという運命を背負っている(もちろんゼロスルートもといクラトスがパーティーメンバーにならないならゼロスが生存した状態でゲームを進めることができる)。

ちなみにゼロス個人としては肉親から辛い仕打ちを受けた過去がある事情故に『親は子供を守るもの』という認識を持っており、『クラトスはロイドを裏切った男(子供を裏切った親)』ということでクラトスに対しての印象が悪い。


関連イラスト編集

クラトスクラトス

一児の父天使


関連タグ編集

テイルズオブシンフォニア


シンフォニア親子:ロイドとの親子タグ。


マダオ:冷静に考えると彼の本編での行動は実際この言葉の原義に値するレベルでもある。(後述のコラボで神楽から「よーするにその身体も『マダオ』アルか」とツッコまれている。)ソシャゲでは長谷川泰三の衣装も実装され、イベント内で対話までしている。

碇ゲンドウ:メルトキオの闘技場に称号『お父さん』をセットして挑むと「やるなら早くやれ。やらないなら‥帰る」と彼っぽいセリフを言う。

アルヴィン:同じく「傭兵」としてパーティに入るが実は訳ありだった後のシリーズキャラクター。

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