プロフィール
年齢 | 15歳 |
性別 | 女性 |
身長 | 158cm |
体重 | 44kg |
職業 | 魔法剣士 |
CV | 伊藤かな恵 |
概要
初出は『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー2』。前作のカノンノと違い、こちらはちゃんとパーティーに参戦する。
前作『テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー』に登場するカノンノとは別人。
春をイメージした姿をしているパスカ・カノンノとは違い、こちらは夏をイメージした姿となっている。
バンエルティア号のギルドで活躍している少女。
明るく素直な女の子で、ふわふわっとした一面もある。
世界のすべてに憧憬の思いを抱き、困難な問題でもまっすぐに立ち向かっている。
物心がついた時から、放浪の旅をしていて、故郷も両親も知らずに育っている。
幼いころから夢の中で『声』を聞き、その声が両親ではないかと思っている。
声の正体を追うためにバンエルティア号に乗船し、多くの経験の中で成長していく。
ネタバレ(彼女の過去と『声』)
※以下、マイソロ2の核心的なネタバレを含むため閲覧注意
彼女の正体は「異世界パスカのディセンダー」…つまり『パスカ・カノンノ』の転生体である。
初代マイソロのエンディングで「異世界パスカ」が「異世界ギルガリム」から解放された後、パスカは無事に星の寿命まで存続して消滅した。
パスカの消滅に伴いディセンダーだった彼女も死亡しており、「次は人間として生まれてみたい」という願いからイアハートに転生した。
このことから、パスカ・カノンノとカノンノ・イアハートは別人であるものの、前世と来世という関係であるため、完全な他人とも言い切れない。
彼女が時々聞いていた声は、このパスカに存在していた「ニアタ」という生命体の声だったが、両親だと思いこんでいたのはパニールが「ご両親かもしれないわね」と発言したのがきっかけだった。
故郷はシブースト村という人間とナツナッツ族が共存する小さな村であり、村内に病人がいればすぐに駆けつける立派な人とされる医者の両親から生まれた。
生まれたばかりの頃は職業故に忙しい両親に代わり同郷のパニールに面倒みてもらっていたが、そのシブースト村は天然ガス噴出と地盤沈下により村人諸共滅んでしまい、たまたま山へ苺摘みに出かけていたパニールとカノンノだけが生き残った。当然その現場を見たパニールはカノンノの実両親の死も知っていたのだが、彼女に言えずにいた。
戦闘スタイル
武器のバスタードソードである「セブンスサマー」を振り回して戦う。
この「セブンスサマー」はナツナッツ族の特殊な技術で作られており、自由に大きさが変更出来る。
剣技の他にも回復術や下級~中級術を詠唱することも可能な魔法剣士である。
使用術技
旋桜花、爆砕斬、獅子戦吼、桜牙爆砕斬、獅子天吼弾、ファーストエイド、リカバー、ストーンブラスト、ファイアボール、アクアスパイク、ヒール、エアスラスト、キュア、エンシェントノヴァ、アンチェインド・ノート(秘奥義)
獅子戦吼・破、桜牙爆砕斬・煌、獅子天吼弾・夏輝、旋桜花・夏奏、青の咆哮、ウォームサウンド(テイルズオブリンクで追加)
平和の願い、再生の呼び声、希望の詩(テイルズオブアスタリアで追加)
裂壊桜、パッションバブル、桜華天蓮舞、アイストルネード、ダブルショット、迅桜衝、満開・桜華天蓮舞(桜華天蓮舞の技変化)、かき氷トルネード(アイストルネードの技変化)、獅子天吼斬(獅子天吼弾の技変化)、フリーズショック(ダブルショットの技変化)、迅桜旋風(迅桜衝の技変化)、スプラッシュ・サマー、ヒート・ゼフィランサス、ブラッサム・アセンブル、ディアハートビート、レディアント・エスティバル、ミストルティン、ギルティーレイン、双牙襲砕撃(パスカとの合体術技)(テイルズオブザレイズで追加)
ネタバレとしての術技
鬼神連撃、ホーリーランス、アイシクルフォール、テトラスペル、ルナティック、マスターフィールド、ダークスフィア、「もう…私は…」、「ありがとう…みんな…」、深淵の呼び声、破滅の願い、嘆きの詩、終焉の運命、絶望の息吹、慟哭の華、ブラックキュア、スプリットシェイド、ダークネスフォトン、ハウリングダーク、ハウリングカノン(ハウリングダークの技変化)、スプラッシュ・ランカー(魔鏡技)、エターナル・エンド(秘奥義および魔鏡技)
その他の作品での出演
テイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3
次回作であるテイルズオブザワールドレディアントマイソロジー3にも登場。クリア後に永久機関の設計図を持ってルミナシアに来訪、パーティーに加わる。
特技・攻撃術・治癒術の三拍子が揃っており、そのうちどれもが扱いやすいオールマイティーなタイプのカノンノ。
ステータスは物攻・物防が低く術攻・術防が高い術士寄りの性能だが、HPはカノンノ3人の中で最も高く(その分TPが最も低い)、威力と範囲に優れた通常攻撃と特技&奥義を持つため、どちらかと言えば前衛向き。
ただし秘技が強制ダウン効果(コンボ中に敵がダウンするとコンボが途切れてしまう)の獅子戦吼のみと恵まれないため、コンボを長く繋げるのはあまり得意ではない。
テイルズオブアスタリア
アスタリアでは、「光と闇の救世主編」の物語全体のメインヒロインとして登場。
記憶喪失状態で、ウィンドルとア・ジュール間の戦争の激戦区に現れ、必死に思い出そうとしても思い出せたのは自分の名前だけだったところを、居合わせたアスベルに救われて、道中で仲間を増やしながら行動を共にする。星のカケラを6つ集めた形の六芒星のペンダントをつけており、記憶がないながらもこれを大切なものと認識している。
PVを見る限り、光と闇の救世主編のストーリーのカギを握っているらしい。また、「世界の終わりに少女は目覚める」というPV中のメッセージや、結晶化する場面、「私、わかったの。私の生まれた理由」なる自分の生まれた意味についての台詞などただの人間ではないような描写もあるが…?
リンク先、ネタバレ注意。⇒その正体
テイルズオブザレイズ
ゲーム『テイルズオブザレイズ』内にて行われた第1回「推しキャラ投票キャンペーン」で上位にランクインしたため、参戦の検討が決定。
そして、2017年9月25日に12章「混沌と煌めきの道標」配信に合わせた先行配信という形で参戦。正式な参戦については13章「裏切りと真実の行方」となる。
当初は救世軍に所属しており、イクスやミリーナはマークの妹として紹介される。
本物のカノンノは世界間を移動していた時に虚無に引っかかってしまい、それに気づいたフィリップによってスキャンされた。その際に「ストレンジャー」としてのカノンノが具現化され、本物のカノンノはそのエネルギーで虚無から元の世界へ脱出した。
以来フィルやマークの下で手伝っており、マークは妹分として救世軍構成員に紹介したが、それが曲解して「マークの妹」となったらしい。12章ではイクスたちを助ける為に行動を共にするが、当時はどちらかというとイクスたちと敵対していたマーク寄りのポジションだった為、カノンノ本人に裏はないがジェイドたちからは疑われていた。
2部では本格的にミリーナたちと行動することになったが、マークや救世軍メンバーからも未だに妹分として可愛がられている様子。また当初は「カノンノ」と呼ばれていたが、パスカ・カノンノが来てからは「イアハート」と呼ばれている。
また、2021年6月のアスタリアとのコラボイベントでは、アスタリアで登場した姿にフォームチェンジ可能。
魔鏡技は「スプラッシュ・サマー」「ヒート・ゼフィランサス」「ブラッサム・アセンブル」「ディアハートビート」「レディアント・エスティバル」「ミストルティン」「ギルティーレイン」、パスカとのクロスオーバー魔鏡技で「双牙襲砕撃」。
「ミストルティン」は精霊装をレアリティ3まで強化すると使用可能になる。
ちなみに、初登場時であるマイソロ2の頃からの秘奥義「アンチェインド・ノート」の時に叫び、彼女(達)のキャラソンとしても使われていた象徴的なフレーズでもある「ラヴ・ビート」は本作では「ディアハートビート」を使用する際に聞くことができる。
余談
マイソロ2の予約特典DVDでジェイドからヒロインとして影が薄いことを指摘されているが、実際のところは"ヒロインとして"の影が薄いだけであり、ストーリー中のイベント数は多い。また全シリーズを通してカノンノの名を持つキャラの中では一番優遇されており、上記のアスタリアではメインキャラとして出演している。
レイズでもパスカを押しのけ一番最初に参戦(とは言え、これは押しキャラ投票で上位にランクインしたためであり、後にパスカとグラスバレーもザレイズに参戦している)。
なお、2019年現時点では、CVの伊藤女史が、カノンノ役の声優として唯一テイフェスにも2回(2009年度・2015年度)出演している。
本当に余談だが、マイソロ2においての彼女はヒロインとして影が薄い事に加え、彼女に関わるイベントの大半(特にストーリー後半)が陰鬱な内容である事が挙げられる。これはマイソロ2のストーリーが全体的にシリアスであることに加え、明るくポジティブなイベントや、ギャグ的なイベントを他のテイルズキャラクター達が担当している為。
さらにスキットの顔グラフィックが妙に威圧的に見える(顔を斜めに傾げている、目のまつげが隈のように見える)事も相まって、当時はヤンデレ気質があるのではないかと疑われ、あろうことかコラ画像が作られる程であった。まさか後に本当に闇落ちする事になるとは……