『俺は、大切な人を守りました。』
『私は、大切な人を救おうとしました。』
『オレは、この世に生まれました。』
『俺は、誰よりも正しく生きようとしました。』
『ウチは、真実を伝えました。』
『俺は、妻を愛し抜きました。』
世界はそれを罪だと言った。
生きる。それが罪だとしても。
概要
2018年9月11日に発表され、2020年7月16日に配信開始したテイルズオブシリーズのゲームアプリ。
略称は「テイクレ」(公式ハッシュタグより)。
基本無料、アイテム課金制。
開発担当はKlab、シナリオ原案は熊谷純。
従来のシリーズキャラ共演作品とは一線を画す完全新作で、シリーズの入口としてプレイしてもらう事を目的に制作。
ストーリーはかなりハードであり、「罪」をテーマに、罪を背負いながらも自身の大切なものの為に生きる者達の姿を描く。
2018年9月22・23日に開催される東京ゲームショウにて続報が発表された。この模様は、YouTubeライブ・ニコニコ生放送・Periscopeでも配信された。
キャラクターデザインは、藤島康介(カナタ)、いのまたむつみ(ミゼラ)、奥村大悟(ユナ、オウレン、マキナ)、小林美由紀(ヴィシャス、イージス)、板倉耕一(キャスク)の5人が担当。小林氏は本作で初のパーティキャラクター担当、板倉氏は初の「テイルズオブ」シリーズキャラクターデザイン担当となる。
また、近作品におけるパラレル要素もまた独自なモノとなっており、従来のキャラクターの立ち入りも変更されている所が多い。例えるならば、リオンが持っている剣がシャルティエではなく別の剣であるが、どうやら他のソーディアンとなっているが…
ハードながらも考えさせられるストーリー、ゲームとしてのクオリティは高いながらも残念ながら2022年2月7日で惜しまれつつもサービス終了。
その後、同年12月4日からマガジンポケットにて綾杉つばきによるコミカライズ作品『テイルズ オブ クレストリア 咎我人の罪歌』として打ち切られたストーリーを全て補完する形で再展開(キャッチコピーでは「執念のコミカライズ」と銘打っている)されている。
サービス終了から約五ヶ月後にはテイルズオブザレイズにて正式にカナタとミゼラのプレイアブル化が発表された。更にその1年後にはヴィシャスとイージスのプレイアブル化が発表された。
登場キャラクター
パーティキャラクター
主人公。村を治める修道士の一人息子。弱きものは守らんとする強い正義感の持ち主。
この世界のシステムを信頼しきっていたが、とある事情で自身が罪人になった事で世界の歪さに気付く。
ヒロイン。カナタの父が運営する修道院で育った孤児。かなり芯が強いが、カナタを救う為ならどんな手段でもとる危うい一面も。
世界から憎まれ、恐れられる「咎我鬼(とがおに)」と呼ばれる存在。
モットーは「自分の好きに生きる」で、飄々とした性格。罪人となってしまったカナタとミゼラを救い、旅に同行。
ミダスメグール王国の騎士団長。
正しい事を重んじる清廉潔白な性格だが、頭が固い一面も。咎我人となったカナタ達の前に立ちはだかる。
明るい性格で、ノリですぐ嘘をついたり軽口を言ったりと、テキトーに見える面もあるが、信条である真実の追求の為なら危険な行為に及ぶ一面も。
オウレン・グランバーグ(CV:安元洋貴)
気さくな性格だが、常にやる気がなく、基本的にダメ人間な男性。
妻と10歳の娘がいるが、自身は働いておらず、殆ど妻の働いた金で暮らしている有様。
世界の秩序を司る存在
執行者を統べる存在。見た目は幼い少女。
咎我人に対してどれだけ残虐な行為をしても眉一つ動かさず、いつでも笑顔を絶やさない。
清楚で神々しい雰囲気と蠱惑的な肉体を併せ持つ謎の女性。
ミダスメグール国王に仕える双子の兄。戦闘では主に魔術を使う。
ミダスメグール国王に仕える双子の弟。戦闘では主に棒術を使う
マスコット
カナタ達が旅の途中で出会う、人懐こい生き物。「幻の生き物」と噂されているが、詳細不明。
稀に人の言葉が分かっているかのような反応を示す事がある。
サブキャラクター
- コーディ・ヒューガ(CV:桐本拓哉)
- ナッシュ(CV:森下由樹子)
- ネイシュ(CV:なし)
- ゴードン(CV:各務立基)
- ゲイデル・クオール(CV:星野充昭)
- レベッカ・クオール(CV:金子有希)
- ウルベ・カースナイト(CV:なし) ※
- ガレウス・テンドル(CV:なし) ※
- ネイヴァー・ギャン(CV:なし) ※
- ニンファ(CV:佐藤正治)
- セネガル(CV:沢木郁也)
- マーズ・スロート(CV:不明)
- ペネロペ・クルーバー(CV:不明)
- ソニア(CV:長縄まりあ)
- アイビス(CV:不明)
- エスヴァニラ(CV:不明)
- ニーナ・グランバーグ(CV:不明)
- アウラ・グランバーグ(CV:不明)
(※コミカライズ版より登場した人物)
歴代キャラクター
世界観
舞台となる世界は、人間の行動の一挙手一投足がビジョンオーブに記録され、それがビジョンセントラルに送られる事で、いわば監視されている世界。
犯罪の可能性がある行為についてはビジョンセントラルでそれを公開し、それを見た住民が有罪か無罪かを投票で決める、陪審制に近い公開裁判で裁く。
用語
- ビジョンオーブ
舞台となる世界の住民全員が装着を義務付けられている装置。
着用者の見た情報・映像を記録し、ビジョンセントラルに送る。
- ビジョンセントラル
ビジョンオーブから送られてきた映像を映し出す装置。
街中(広場や教会等)に設置してあり、ここから得た情報で公開裁判では有罪か無罪かの投票が行われる。
- 制裁の祈り
ビジョンセントラルに映された映像から判明した行為が罪であると判断した者達が、該当するビジョンオーブの所持者に対して、ビジョンオーブを通して捧げる祈り(有罪投票)。これが一定量に達すると、有罪と認定される。
- 執行者
公開裁判で有罪となった者を断罪する者達。
この世界では、有罪認定されると罪人の体の一部に「罪の刻印」が刻まれ、すぐに執行者が現れ、刻印が刻まれた者を断罪する。
- 咎我人
制裁の祈りが一定数に達した事で有罪となり、体に「罪の刻印」を刻まれた者。
- 咎我鬼
世界から忌み嫌われ、恐れられる存在。世界におけるバグのようなもの。
主題歌
「蜜と遠吠え」
アーティスト:ゲスの極み乙女。
関連タグ
テイルズオブリンク テイルズオブアスタリア テイルズオブザレイズ