「誰か……誰か裁いてくれよ」
「誰かこいつらを殺してくれよぉおおお!!」
概要
CV.森下由樹子
「テイルズオブクレストリア」及びコミカライズ版「咎我人の罪歌」の登場人物。
ダーチア村のコーディが経営する修道院に住む孤児の子供。イタズラ好きな少年で、畑から野菜を盗んだりする事も多い。その為、物語序盤で隣町のゴードンによる強盗傷害事件が発生した際には当初犯人として疑われてしまう。
ネイシュというしっかりした妹がおり、まるでナッシュの方が弟と言われんばかりに日頃から世話を焼かれている。ナッシュが日々盗みを働くのは妹に美味しいものを食べさせたくてやっていた事でもあった。
裏でコーディが行っている孤児の人身売買事業を知っている年長の子供のひとりであり(もうひとりはミゼラ)、既に何人もの優しくしてくれた年上の孤児達が売られて居なくなっていく様を見てきている。ナッシュはそんなコーディを悪魔だと思っている。
妹の死
突如修道院で火災が発生し、妹のネイシュと共に避難するがネイシュが忘れ物をしたという理由で建物の中へと戻りそのまま止める事もできず妹は帰らぬ人となってしまう。
その火災はコーディの悪事を全て知って殺害し、大人達に口封じの為修道院に閉じ込められていたカナタを救出する為にミゼラが放火した事が発端だった。
ミゼラは火をつける前にナッシュや他の子供達に「火の匂いがするから逃げよう」と避難を催促しており、犠牲者を出すつもりは無かったが皮肉にも彼女がネイシュにプレゼントしたぬいぐるみを取りに帰って彼女は犠牲になってしまった。(原作ではナッシュがプレゼントしたお守りになっている)
それを知ったナッシュはミゼラを憎み、ビジョンオーブで転映して咎我人にしてしまうのだった。
コーディの支配からは解放されたが妹を奪われた憎しみがそれを上回ってしまった事により、コーディの悪事は公表せずにカナタやミゼラを深く憎み、彼らの執行を願うべく行動するようになる。
余談
原作ではナッシュがカナタに真実を知るように催促し、夜中にミゼラの売買の準備が行われている修道院に連れてきた。それによってカナタはコーディを殺害、修道院の大人に監禁され、それを救う為にミゼラが放火を行っている。
つまりはナッシュの中途半端な考えによる行動が原因で妹の死に繋がってしまったのだ。その為、プレイヤーからは妹の死の罪をカナタやミゼラに擦り付けているように見えてしまい彼のキャラクターとしての評判はあまり良いものではなかった。
コミカライズ版では前項目で記載した通り、カナタに真実を知らせようとはせずナッシュは突如火災に遭遇し妹を失ったというストーリーに変更された。