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概要

性別女性
年齢不詳
身長160cm
武器式神
一人称
種族人間
デザイン奥村大悟
CV佐藤聡美

「はぁ~、かく力説してもわかりあえぬ。人とは悲しいものじゃて……ま、どーでもいいがの♪」


マギルゥというのは略称でフルネームはマジギギカ・ミルディン・ド・ディン・ノルルン・ドゥ(『テイルズオブベルセリア』序盤及び『テイルズオブゼスティリアクロス』にて自称)。略称は「隣の客はよく柿食う客だ」の「カキクウ」のイントネーションでマギルゥとのこと。


自ら"大魔法使い"だの"奇術団団長"だのと名乗り、他人からは"インチキ魔女"と呼ばれる正体不明の女性。ベルベットやロクロウと同じく監獄島に囚われており、彼らと共に外界へ脱出した。ベルベットと一緒に行けば面白い事がありそうという好奇心から、彼女について行くことになった。


自身の手品は二人三脚式だと語り、その手品の「タネ」である聖隷ビエンフーを探している。



性格

物事にこだわらない適当な性格で、言動はとことんユルく、いい加減で皮肉屋。

そのため同じ人間の女性であるエレノアと違い、仲間たちからは「人間の女性」ではなく「魔女」としてややぞんざいな扱いをされている。

元々は純粋で夢見がちな性格だったようであるが、本人曰く若気の至りと消したい過去扱いしている。(ビエンフーの真名のフューシィ=カスなど)


老人のような口調で、ほぼ常にテンションが高い。

一行のムードメーカーとも言えるが、その言動は常に演技がかっており、本性を見せることはない。時折ベルベットに対して無情な言葉を投げかけるなど、魔女の名にふさわしい黒い本性を垣間見せてくる。しかし彼女のそういった言葉は得てして正論でもあるため、憎悪に囚われるあまりに根本的な所で何かと不安定なベルベットを、現実に引き戻す役割を果たしてもいる。


聖隷や聖隷術については聖隷のアイゼン並に詳しく、他にも各地の伝承や疫病など、普段の言動とは裏腹に幅広い知識を持っている。(普段が胡散臭すぎて結局あまり信用してもらえないことも多々あるが。)

年齢は見た目通りではないらしく、サブイベントなどでベルベットから「あんた一体何歳?」「少なくとも同年代じゃなさそう」とツッコまれたりしている。


使役しているビエンフーに対してはある種の愛情をもって接してはいるものの、ことあるごとに振り回す、弄る、虐め抜くなど、歪んでいるうえに容赦がない

ただしビエンフーの方も多少性格にクセがあり、そんな彼を御せる数少ない存在と言えなくはない。

料理はライフィセット曰く「とても丁寧」である。彼女にとって料理は魔女が作るアイテムである惚れ薬を作る時と感覚が似ているらしい。

ビエンフーはマギルゥの料理について「まだまだ隠し種が沢山ある」と語っている。


パーティメンバーの内、ストーリー上での初登場は早めだがベルベット達には同行はするものの正式加入自体はアイゼンの次と遅めである。


戦闘スタイル

武器は式神で、自由自在に伸び縮みする紙状の式神を様々に変化させて戦うほか、聖隷ビエンフーとの契約によって火と水の聖隷術を使いこなす。術の詠唱台詞が風呂に入らない隠れ巨乳発明家童顔の天才画家のように愉快なことになっているのが特徴で、疑問形の詠唱が多い。

「爆心地はげに恐ろしきことになるのか?エクスプロード!」


戦闘スタイルは対魔士のそれだが、彼女自身はその呼ばれ方を嫌い、あくまでも自らを「魔女」と言い張っている。本人曰く一等対魔士より霊応力は劣るらしい。ビエンフーに逃げられていた為、序盤では戦う力を失っており、ベルベットたちに同行しながらも戦闘には参加しなかった。


最大の売りはブレイクソウル(通常技用のソウルゲージを一本潰して発動する特殊技)の「スペルアブソーバー」で、これが極めて画期的な性能を持っている。

・発動した瞬間に戦闘フィールド上の全ての敵の術詠唱を強制的に中断

・同時に中断した術の力をマギルゥ自身に吸収、一定量溜め込むことで広範囲・高威力な攻撃術が自動発動(どんな技が出るかはランダムだが、いずれも強力)

・ついでに味方キャラの術詠唱を短縮する支援効果付き

といった具合で、「遠距離からの狙い撃ちで妨害されないように優先的に片づけるべき」というのが基本だった魔法攻撃型の敵をむしろ積極的にカモにしてやれるのである。

本作の戦闘は難易度を上げる程マギルゥ必須という声も。


……実は「霊揺」という通常技(なっがれぼし~☆と言いながら上から流星弾を降らせる技)があまりにも高性能過ぎてぶっちゃけ延々これ連打してるだけで強いとか言われてるのは秘密だ!


容姿

髪型はブロンドの足のあたりまで届く非常に長いロングヘアー(先端だけクルンと丸まっているが、それがないと地面につきそうな程)で、二又のとんがり帽子をかぶっている。服装は全体的にアシンメトリーで、ピンクや紫、黒の色合いをふんだんに使ったピエロのようなポップな色合いをしており、腰につけた大量の本がスカートのように見える。

実際、ライフィセットに腰の本を見せる姿は自分からスカートをめくっているように見え、エレノアが「公序良俗に反している」と注意した。


なお、パーティの女性メンバー中で(恐らく)最年長というキャラでありながら大変慎ましい体型をしているというパターンは何気にかなり珍sうわ何をするやめ


お笑い講演

名前が似ているということでマジルゥというダンサー(本名ルルゥ)と張り合って「漫才」で彼女のダンスステージよりお客を取ろうと、他のメンバー全員とコンビを組んで漫才を組むイベントがある。

やってみた結果、マギルゥは「全員ダメ」と判断し、結局付き合いの長いビエンフーと組むことになったが、ルルゥの都合で対決は中止になり、師匠との関係に悩むルルゥにアドバイスを送った。

それぞれの漫才がどうだったかというと・・・

・ベルベット⇒緊張して最初と最後以外ひそひそ話になる。

・ライフィセット⇒ライフィセットが誤ってコンビの絆を引きちぎるような発言をしてしまう。

・ロクロウ⇒ウケはよかったがロクロウが独走しすぎてマギルゥが制御不能になる。

・アイゼン⇒ネタ自体は面白かったがネタ中のアイゼンの舌打ちが怖すぎて客が笑えなくなった。

・エレノア⇒マギルゥが「エレノアの家に放火した」という趣のアドリブにエレノア激怒、大喧嘩になる。


外伝作品出演


初登場はイベント「幸せのノル様人形」。具現化の際にビエンフーがノル様人形と間違えられて出荷されてしまい、そのままはぐれたらしく、彼が見つかるまで戦闘への参加はしない事になった為、加入はしない。

2018年5月下旬のイベント「ビエンフーのドギ☆マギ ウェディングプラン」で加入。

本作で、式紙設置、風輪廻、天星・霊揺(霊揺の技変化)、巨大式紙設置(式紙設置の技変化)、怨輪廻(風輪廻の技変化)を新術技として習得。

魔鏡技は「パウンド・パウンド」「エクスクイジット・エア」「ピアシング・ラヴ」「ナスティ・センチメント」「フォーエヴァーエリシオンドライバー」「無限無窮弾」


余談

中の人はマイソロ2で女主人公のボイス、エクシリア2ノヴァマイソロ3ラザリスを演じていた。


関連イラスト

マギルゥ姐さん


関連タグ

テイルズオブシリーズ テイルズオブベルセリア/TOB

ドS 貧乳 ピエロ 魔法使い 式神 お笑い


アーチェ・クライン(DLCの歴代コスチュームで彼女の服装を着る)







過去(重大なネタバレ注意)






本名はマギラニカ・ルゥ・メーヴィン

幼い頃から高い霊応力を持ち、一般の人が見ることができない聖隷と会話ができた。見えない存在と会話ができることを家族から疎まれた末、旅芸人の一座に売られてしまう。その後は霊応力を用いた手品や予言ができることを利用され、芸の見世物をやらされていた。

一座の中でも霊応力が使えることを気味悪がられてたため善い扱いはされず、奴隷のように扱われていた。この一座はかなりの儲けを出していたため、異端審問にかけられることになる。霊応力を持つマギラニカは特にひどい拷問を受けたらしい。

マギルゥの素質に目を付けた特等対魔士メルキオル・メーヴィンにより、一座は馬車での護送中に事故として処理された。一人生かされ、行く場所の無くなったマギルゥはメルキオルの養女として世間に公にされず引き取られ、理に基づく理想世界を作るために「対魔士の影」の役割を担ってきた「メーヴィン」の後継者になるべく対魔士として育てられる。初めて家族を持ったマギラニカは修行に励み、努力の末に特等対魔士まで上り詰める事となる。


ベルベット達には、わずかに持つ霊能力を活かしたインチキ商売でもしていたと騙っていたが、実際の霊応力は一等対魔士のエレノアを遥かに上回る。彼女の聖隷ビエンフーも自分はマギルゥに火と水の術を使えるようにしているだけで、殆どは本人の才覚によるものだと語っている。ただし、紙状の式神を伸び縮みさせているのはビエンフーである。

かつては聖寮に籍を置いており、対魔士としてのナンバーは特等対魔士第4位を意味する「S-4」。現在でも「欠番の特等対魔士マギラニカ」としてその名は残されている。(作中で人気になっている対魔士カードでもメルキオルのカードにカモフラージュされたマギラニカというカードが存在した)

またそのような過去からか世界の仕組みについても聖隷並の知識を持っている。


才能は高かったものの、修業時代のベルベットのように感情は豊かな方であり、メルキオルのようには感情を殺すことができなかった。感情を殺す術を完全に身につけていないまま特級対魔士として手を汚す仕事を行うとなれば、いずれ蓄積するであろう負の感情"穢れ"によって、強力な業魔になり果てる可能性があるため、メルキオルは10年前に最終試練として強力な幻術を受けさせた。心を殺すことで現術から脱する事ができるというものであったが、当時のマギルゥはそれに失敗。"自分で自分の心を壊す"という強引な手法でなんとか幻術から脱した。(この時の出来事により、心を砕くことで感情の起伏を抑え、メルキオルの幻術から脱する術を身に着けることとなった。)。ちなみにこの時、自分で心を砕いたことでも完全に幻術からは脱せておらず、師であるメルキオルが術を解いたために助かっている。結局メーヴィンの期待を裏切った結果となったため正式に破門となった。

破門された後もしばらく精神に異常をきたしており、抜け殻のようになっていた。半壊した心も元に戻らず、ビエンフーに連れられてしばらく聖隷グリモワールの下で世話になっていた。その後は、彼女の元で魔女修行(聖隷術を応用したまじないで生計を立てる)をしていた。自活できる程度に精神は回復したが、砕けた心は元に戻らないままであり、感情もなく何事にも無関心かつ無頓着な性格になってしまった。(心が戻らなかった原因は、メルキオルの術を受けたことによる後遺症ではなく、師に捨てられた心の傷によるものが本当の原因ではないかと考察される。)

無論劇中の必要以上のコミカルな言動や魔女と自称する無茶苦茶な部分も、心を砕いた事によるこの精神崩壊が元なのは言うまでもなくテイルズシリーズでもトップクラスの闇を抱えているキャラクターである。


カノヌシ復活前後にビエンフーと共にグリモワールの前から姿を消す。

これは"インチキ魔女"の罪で告発されて捕らえられ、10年間監獄島に収容されていたためである。ビエンフーがマギルゥの扱いに耐えきれなくなり逃げ出したことが原因と語ってはいるが、ビエンフーはこの頃、メルキオルによって行動を強制する術を重ね書きされており、本人の意図と関係なくマギルゥを裏切るよう仕向けられていた。これはベルベットとマギルゥを出会わせ、一般に知りえないこの世界の情報を、マギルゥの口から喋らせる目的があって仕組んだもの。

メルキオルに対しては「恩と怨がある」と語っており、クソジジイやお師さんと呼んでいる。


かつての自分と同じく、師に裏切られ捨てられた過去を持つベルベットと出会ったことで、彼女のアルトリウスへの復讐劇に強い興味を持つ。

心を砕かれメルキオルへの"復讐心"を持てなくなった自分とは異なり、内心で心のまま復讐に生きるベルベットと、その仲間たちに嫌悪感を抱いており、彼女の挫折を見届ける為に「暇つぶし」を称して同行していたが、幾度となく挫折を乗り越えて前に進むベルベットを最終的に認め、他人から見ればどうでもよくても誰もが譲れない想いがあるのだと理解する。それ以降は怒りなどの感情を少しづつ露わにするようになり、かつて信じていたメルキオルの目指す"人が感情を持たない世界"を真っ向から否定するようになる。


ビエンフーは旅芸人一座に居た頃に捕まえた……もとい契約した聖隷であることが後に明かされる。グリモワールの言によると、当時の彼女は「こんなの(ビエンフー)でも味方が欲しかったのだろう」とのこと。


ちなみに実年齢は、本人が毎回適当にはぐらかすために結局最後まで明言はされないが、各地の町で中年のモブキャラが「自分が若い頃ぐらいに旅芸人一座のマギラニカという少女が有名だった」と語っていたり、ある時のロクロウの何気ない一言にギクリとしていたりする場面などから、ぶっちゃけこれぐらいと推測されている。(なのか過ぎているのかは不明。)マギルゥ自身は「心はいつでも14歳ぐらい」などと喚いていたが……。

テイルズオブシリーズには「若々しく見えるが人外なので実際は何千歳」という年齢のキャラは結構いるのだが、マギルゥもその圧倒的な胡散臭さからもしやその類なのかと思いきや、別にそんなことはなかった上にむしろ妙にリアルな年齢だったということに逆に驚いたプレイヤーは多い。(そもそも本作において「実は千歳」というネタはアイゼンに使われている。)

ちなみに、マギルゥが実年齢より若く見える理由は誓約を行った為であり、高い霊能力を得る代償として肉体年齢が誓約時(発育前?)の状態で止まってしまっている。元々高い霊応力を持ってはいたのだが、師のメルキオル追いつこうとして躍起になったのが誓約を行った理由であるとされる。



テイルズオブゼスティリアにおいて

テイルズオブベルセリアの未来にあたるテイルズオブゼスティリアでは「吟遊詩人の女メーヴィン」の墓がある(マギルゥの物だとは限らないが)。


アニメ「テイルズオブゼスティリアザクロス」では、数百年前の刻遺の語り部メーヴィンとしてローランスの皇帝家に語り継がれている。彼女が誓約を破りローランス皇帝家の祖先に受け継がせたのは、人の心から生まれ世界に災厄をもたらす穢れの存在と、穢れをなくす為にある儀式で全ての人間から感情を消した者の存在、そして儀式を経ても唯一消すことのできなかった、かの人物への激しい憎悪を抱き続け災厄の時代を生み出したベルベット・クラウという人物の事であった。


名台詞

「造花の箱庭じゃよ。見てくれだけの紛いモンじゃ」


「花が枯れねば幸せか?狼が草を喰えば満足か?」


「気色悪いわっ!そんな世界を願う者も!囲われて満足する奴らも!」


「毒虫とて、喰いたいものを喰うぞ!名もなき花とて、咲きたい場所に咲く!」


「他人にとってはどーでもいい願いにも、決して譲れぬ“生きる証”があるんじゃ!」


「それを“悪”と呼ぶなら、儂は悪として生きて、死ぬわい」

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