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灼熱の卓球娘

しゃくねつのたっきゅうむすめ

朝野やぐらによる卓球漫画・およびそれを原作としたアニメ。
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概要編集

pixivユーザーの一人である朝野やぐらによる卓球漫画

集英社の漫画雑誌「ジャンプSQ」の増刊枠「ジャンプSQ.19」にて2014年1月号から連載を開始したが、2015年3月号で該当増刊が廃刊となったため、集英社が配信しているオンラインコミックサイトの一つである『となりのヤングジャンプ』に移籍し、2019年2月まで連載。コミックスは全7巻。


2023年4月より、『ストーリアダッシュ』で続編「灼熱の卓球娘 REBURN!!」が連載開始予定。

それに先立ち2月には第0話の掲載、3月からは第1シーズンのプレイバック配信が行われている。


ひどい人見知りの中学生『旋風こより』が、卓球に青春をぶつけていく様子を描く。


なお、作者の朝野は学生時代は卓球にかなり打ち込んでいたため、作中に描かれている卓球の技術は実存するものがほとんど。しかもご丁寧に解説までなされている。


あらすじ編集

『全国大会9年連続優勝の強豪校、予選で無名校に負ける――』

突如として巻き起こった波乱の事態を受け、中学卓球界は唯一王の時代を終え、誰もが新たな王者に成り得る群雄割拠の様相を呈していた。


そんな中、都大会万年ベスト8止まりな『市立雀が原中学校』の卓球部に、転校生にして新入部員『旋風こより』がやって来る。

こよりの打ち筋を目の当たりにした部のエース『上矢あがり』は、その類い稀なる卓球の才能に驚愕すると共に、自身の座へ肉薄する彼女に強い対抗心を燃やす。


今年こそはと全国を目指す雀が原中学もまた、こよりという思わぬ戦力をきっかけに波乱の時期へ突入した。


主な登場人物編集

CVはアニメ版(後述)の人物を記述する。

市立雀が原中学卓球部編集

本作の主人公で、とても人見知りな中学2年生。

物語は、彼女が雀が原中学に転校してくるところから始まる。

前の学校では県ベスト4に入賞したことがあるほどの実力者だが、卓球以外はダメ人間。

こよりのクラスメイトで卓球部員。ドライブ四天王の一角を担い、「北のドライブマン」の異名を持つ。

こよりが転校してくるまでは部内ナンバーワンの腕前だった。

向上心が高く負けず嫌いでツンデレ

こよりのクラスメイトで卓球部。

明るくサバサバした性格。ペンホルダーを使う。

こよりとは事ある毎に「まげまげ」と呼び髪を弄くり回させて貰う仲。

部員の2年生でハナビの親友。

常に表情を変えない。ただしなぜか人の下着を見抜くのが得意

実家が卓球ショップで、ラバーなどに詳しい。

副部長の3年生。

通称「ムネムネ」で、その名の通りの巨乳

優しく穏やかな性格とは異なり卓球はドライブ主戦の攻撃型。

部長の3年生。カットが得意。

だらしない性格なうえハチャメチャな罰ゲームを仕掛けては実行する変な人だが卓球の腕前は本物。

夢音とは入部当初からの付き合いでありダブルスを組む相棒。


区立もず山中学卓球部編集

副部長の3年生。「東のドライブマン」の異名を持つ。

会話は常に丁寧語で、語尾の「デス」が特徴。

目が死んだ無表情を浮かべており、威圧や笑顔は顔芸に値する。

部長の3年生。ドジっ娘でくるりに溺愛されている。

くるりの良き理解者であり、部内で唯一互角に打ち合える仲。

下級生らを率い全国大会へ導いた実績を持つ。

2年生部員。くるりと石榴の強さに憧れ入部し彼女らの座を狙っている。

その関係から次期部長を自称するも他の部員には慕われていない。

キルカと同じくカットマンだが、更にロブを加えており積極的に相手を狩る。

2年生部員。いつも身体をゆらゆら揺らしている。

気の抜けたのんびり屋に見えるが中身は揺さぶりに長けた頭脳派。

膨大な体力と分析力で相手を弱らせながら操る強かなプレイを好む。

2年生部員。公子とダブルスを組んでいる。

左目を瞑っていることが多く、試合では気合いの一環で『封印』を解く。

くるりと同じく敬語で喋るが、こちらは強気で傲岸不遜な雰囲気。

2年生部員。まゆうとダブルスを組んでいる。

小柄で、いつも食べ物をハムハムと食べている。

体格により力技等は苦手なものの、それをまゆうに任せる事で自身は守りと翻弄を担当している。


私立燕女学園卓球部編集

2年生部員。曲がるカットが得意。

1年生時は雀が原中学卓球部に在籍しており、あがりと友人でありライバルでもあった。

現在でも時折あがりに会うのを『楽しみ』にしているようだが......?

部長の3年生。学園理事長の一人娘。

高いカリスマ性の持ち主で、有望な卓球選手を次々に燕女へ引き込んでいるという。

ある秘密を持っているが、紅真深には握られている。

1年生部員。やる気の無い問題児。

お寝坊さんでピンチに成らないと真の力を発揮しないが実力は下級生で最強。

前陣速攻型にして俊敏なフットワーク、更に冷静な思考で試合を操れる。

3年生部員。小柄な見た目で、ねむりによくからかわれている。

ラリーに優れ、それを崩して不意を打つ柔軟な戦術が得意。

『エストック』と名付けたミドル攻撃を必殺技に備えている。

3年生部員。吹雪とダブルスを組んでいる。

決定打に長け、燕女を代表する最強のスマッシュを放てる強打者。

状況分析が苦手で、作戦立案は吹雪に託している。

3年生部員。焔とダブルスを組んでいる。

台上プレーと相方へ繋ぐ専門のショットで打ち合いを渡り歩く。

リスク勝負が苦手で、決め打ちは焔に託している。


テレビアニメ編集

2016年秋アニメとしてテレビ東京AT-XBSジャパンにて放送。


原作2巻あたりまでをアニメにしているが、原作では描ききれなかった細かい部分も描かれている。


制作スタッフ編集

監督入江泰浩
副監督かおり
シリーズ構成倉田英之
キャラクターデザイン杉村絢子
色彩設計松山愛子
美術監督佐藤勝(石垣プロダクション)
音楽高橋邦幸(MONACA)、田中秀和(MONACA)、広川恵一(MONACA)
音楽制作DIVEⅡentertainment
音響監督郷文裕貴
音響制作スタジオマウス
編集須藤瞳
撮影監督木村俊也(T2スタジオ)
撮影T2スタジオ
アニメーション制作キネマシトラス

主題歌「灼熱スイッチ」

作詞・只野菜摘、作曲・田中秀和、歌唱・雀が原中学卓球部

※ただし、第5話ではエンディングテーマとして使用。

エンディングテーマ「僕らのフロンティア」

作詞・只野菜摘、作曲・広川恵一、歌唱・WakeUp,Girls!(アイドルグループ)

※第5話では主題歌として使用。


余談編集

  • オープニングのキネマシトラスマークが出てくる部分で、さりげなく卓球のラケットを持っているという小ネタが存在する。
  • 作者としては、「この作品アニメに出来たらな」などと思いつつこの作品を描いていたそうだが、いざアニメ化が決まった際は、「私の作品がアニメになったぞ!!」という点よりは「卓球をテーマにした漫画がアニメに出来たぞ!!」という点で喜んだとのこと。

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