概容
部内では部長を勤めており、副部長のくるりが試合へ向けた気合の余り部員らへ無言の威圧をかけるのをたしなめながらも、皆を纏め上げ全国へと導く大役に奮闘している。
非常に要領が悪く現を抜かして失敗する事が多い質で、日常でもたびたび些細な間違いから身体的・精神的にダメージを受け続ける毎日を送り、色々な意味で周囲をハラハラさせてしまうドジッ娘気質を抱えている(くるり曰く「ドジにドジを重ねてドジドジやってる」。
その為、作中においては部内の立場とは裏腹にくるりの世話や保護、更には依存に寵愛を受けており、ちぐはぐながらも絶妙なコンビを維持し続けている。
卓球部へ入ったのもくるりから受けた影響によるものであり、彼女が入部初日に成し遂げた先輩らとの全戦全勝を目の当たりにして感銘を受けたのがきっかけだった。
が、功績を称えられ部長と成ったくるりが熱意からの苛烈な猛特訓を開始すると、毎回真っ先にグロッキー状態へ到達。練習どころか立ち上がる事すらままならない日々へと叩き込まれてしまう。
しかしそれでも入部当初の感動を忘れられず、他の部員が全て耐えきれず退部する中で必死にくるりへ食らいつき続けた結果、その努力が徐々に頭角を表し始め、二年生に進級する頃には彼女と互角の打ち合いを可能とするまでに進化を遂げた。
また、くるりの一強のみならず傍らに同格のプレイヤーが居るという状況が、新入生に戦いや挑戦への憧れを与え、更に他人の感情を考慮するのが不得手なくるりのスパルタぶりに対して、温厚で面倒見の良い石榴というアメとムチの体制は、部長のくるり一人では成し得なかったであろう新入部員の獲得にも貢献している。
これらの功績、およびくるりの細やかな恩返しの気持ちにより、以降は彼女から部長の座を与えられて部を牽引する役目を継承。一度は下級生らを全国大会へ連れていく事に成功し、現在も新たな王者の座を目指して戦っている。
白いリボンにて髪を後ろで結んだ紅色のショートヘアーをしており、このリボンは曲がる事が多い為くるりに直して貰っている。