上矢あがり
かみやあがり
あがりという名前は『常に上を目指し一番になる』という意味を込めて両親が名付けたものであり、本人もそれを意識して強気かつ努力家な性格へと育っている。
幼い頃はその気合いに反して何事も平凡にしかこなせず歯がゆい思いをしていたが、その中で出会った卓球にて初めて他人を超える事の喜びを手に入れ、以降は卓球を通し勝利を重ねて周囲からの尊敬を集め、一番である心地好さを噛み締めるべく自らを鍛え上げるようになった。
作中の卓球部においては都内ベスト8の実績を持ち、部内でもランキング1位のエースに輝く人気者だった。
しかしある日、こよりが転校して卓球部に入った事で事態は一変。彼女の凄まじい実力により注目を奪われてしまい、それからはこよりを超えるという目標を掲げ、最大のライバルとして意識。お互いに力を高め合う仲となる。
部活外では何かと失敗の多いこよりに対して勉強を教えるなど甲斐甲斐しい面も見せるが、ライバル心とプライドの高さから棘のある接し方をしてしまうという、いわゆるツンデレ気質が多い。
持ち味は打球に強烈な上回転を加える事で、それを相手が打ち返した際には高く跳ね上がるようにして絶好球に変え、自分が打った際には高い位置に飛ばして返し辛くさせるという『ドライブ戦法(ループドライブ)』。
その為、中学卓球界では『ドライブ四天王の一角』『北のドライブマン』と呼ばれている。
その一方で高い打球を打ち返しやすくする目的から、スマッシュは対応力が高いが威力に欠けるバックハンドスマッシュをメインに据えており、それ故に肝心な決定打が弱くなりがちという難点も抱えている(本人は威力の高いフォアハンドスマッシュを内心で好んでいるが、合理性からか使用は少ない)。
こよりとの勝負後は練習によりフォアハンドスマッシュを克服し、バックハンドよりも高威力のスマッシュが可能にはなったが、それでも相手との点数に差を付け切れず追い上げを許してしまう等、依然として決定力不足の課題は残っている。
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こより飼われる 9(完)
皆様、ここまで呼んでくださりありがとうございます。 このまま続けると、もっと酷いことになる気がしたので、悩んで悩んでこのラストにしました。 灼熱の卓球娘は以上ですが、また別のアニメの創作を描こうと思いますので、その時はまたよろしくお願いします。9,788文字pixiv小説作品