概要
主人公達が身を置く世界がプロかアマチュアなのかは特に問題にはならない。
少年向け作品の場合は、日本の学校の部活動(運動部)を描いた学生たちの青春作品として、ただ単にスポーツに邁進するだけではなく、学生としての生活や、恋愛、友情、葛藤、成長などが描かれたものが多い。
物語開始時は学生であった主人公が成長しプロになるまでを描いたものも少なくない。
かつては非現実的なギャグテイストや超人的な描写が主流であったとされるが、1980年代後半あたりから現実的な本格派志向が増加。
かつてのルール度外視とファンタジー、キャラ萌えを組み合わせた超人スポーツ、ラブコメや日常とドッキングした日常スポーツなど、亜流のジャンルも生んでいる。
今日では、主人公が監督やコーチといった職業ものも少なくない。さらに、漫画化していないスポーツを数える方が難しくなってきたといわれるほどスポーツ漫画は多様化している。
また現実に存在するものを主題としていることもあり、先駆者に大成功作品があるとまず間違いなく比較対象にされてしまう宿命を背負うことになる。
関連項目
代表的な作品
(年代順)
球技
野球
→野球漫画
サッカー
バスケットボール
テニス
- エースをねらえ! (山本鈴美香 / 1973-1975年、1978-1980年)
- Happy!(浦沢直樹 / 1993-1999年)
- しゃにむにGO(羅川真里茂 / 1998-2009年)
- テニスの王子様(許斐剛 / 1999-2008年)
- ベイビーステップ(勝木光 / 2007年-)
バレーボール
- アタックNo.1(浦野千賀子 / 1968年-1970年)
- サインはV!(神保史郎・望月あきら / 1968年-)
- 健太やります!(満田拓也 / 1988-1994年)
- リベロ革命!!
- ハイキュー!!(古舘春一 / 2012年-2020年)
- ハリガネサービス
ビーチバレー
卓球
バドミントン
ゴルフ
- プロゴルファー猿(藤子不二雄A / 1974-1980年)
- ホールインワン
- あした天気になあれ
- ライジングインパクト(鈴木央 / 1998年-1999年、1999年-2002年)
- 空の昴
- 風の大地(坂田信弘・かざま鋭二 / 1990-2022年)
- DANDOH!!(坂田信弘・万乗大智 / 1995-)
アメリカンフットボール
ラグビー
アイスホッケー
ハンドボール
格闘技
ここでは現実的なスポーツとしてのものに限定する。
ボクシング
柔道
剣道
空手
相撲
なぎなた
フェンシング
中国武術
体操
- ガンバ!Fly high(森末慎二・菊田洋之 / 1994-2000年)
自転車
- シャカリキ!(曽田正人 / 1992-1995年)
- 茄子 / アンダルシアの夏・スーツケースの渡り鳥(黒田硫黄 / 2000-2002年)
- OverDrive(安田剛士 / 2005-2008年)
- 弱虫ペダル(渡辺航 / 2008年-)
スケート競技
スピードスケート
フィギュアスケート
- 銀盤カレイドスコープ(海原零・長谷川潤 / 2005年)
- ブリザードアクセル(鈴木央 / 2005年-2007)
水上競技
水泳
- ラフ(あだち充 / 1987-1989年)
- ケンコー全裸系水泳部ウミショー(はっとりみつる / 2005-2008年)