概要
講談社の漫画雑誌『モーニング』に1988年6月から隔週(一時期月3回掲載の時期もあり)で連載されていたが、後に『イブニング』に移動し、タイトルも『二輪乃書 ギャンブルレーサー』(にりんのしょ ギャンブルレーサー)と改められた。通算18年にも及ぶ長期連載の末、2006年1月に一度完結した。
その後、2013年12月より2015年3月まで、徳間書店の『週刊アサヒ芸能』にて、『ギャンブルレーサー第二の人生 セカンドレーサー』として続編が掲載された。
その後2018年より『ギャンブルレーサー.COM』にて、「ホームレスとなった関が、西武園競輪場施設に無許可で住み着き、弟子や後輩選手から金品をたかりながら酒と車券三昧の日々を送るなか、西武園の所長と場長にバイトを持ち掛けられ、選手紹介を始める。」という設定でブログに漫画を投稿している。
競輪の世界を、競輪選手である関優勝(せき まさかつ)を主人公に描く競輪漫画。
主な登場人物
関 優勝(せき まさかつ)
主人公の競輪選手。1959年1月1日生まれ。ギャンブルをこよなく愛し、暇さえあれば麻雀、パチンコ、競馬、特に競艇に繰り出して大金をスってしまい、妻〈関 鐘子(せき かねこ)〉とのいさかいが絶えない。
過去に9回も特別競輪(現在のGI)の決勝戦に進出するなど選手としての能力も一流だが、特別競輪のタイトルは獲れなかった。
関 優一(せき ゆういち)
優勝の長男。「優勝戦一着」から取った。通称・優坊。顔は母親似。
高校時代は投手として享帝大多摩川高校で夏の甲子園に2度出場。後に子供の頃からの夢であった競輪選手となり、GIレース決勝戦にも勝ち残るなど大活躍。2005年、第48回オールスターに続いて第21回全日本選抜も優勝しGIを連覇、父でさえ成し得なかったビッグタイトルを獲得する。
関 優宝(せき ゆうほう)
優勝の次男。「優勝して競輪国宝になる」と思いついて取った。顔も性格も父親似の悪ガキ。小学生。
吉田のとっつぁん(よしだ、別名:神風の吉田)
関のギャンブル仲間で東村山市在住。
関軍団
関の元に弟子入りしてきた人たち。連載終了時には大半の選手はS級選手と、一大軍団となっていった。
常荷 金作(つねに きんさく)
売 二(うり ふたつ)
大場 嘉太郎(おおば よしたろう)
桐山 公男(きりやま きみお)
金梨 泡一(かねなし ほういち)