概要
高校生の部活動としてはマイナーな部類である薙刀(なぎなた)を題材にした漫画。スピリッツ編集部からの「部活動もので連載を」という要請に対して、以前から薙刀に興味を持っていた作者が題材に選んだ。ちなみに作者は高校時代は美術部に所属しており薙刀に関しては未経験者であったため、連載開始までに1年かけて薙刀を取材している。
2017年に、実写映画化と舞台化がされた。キャストはほとんどが乃木坂46のメンバーが務め、映画版は西野七瀬、舞台版は齋藤飛鳥が主演を務めた。映画版主題歌は、乃木坂46の「いつかできるから今日できる」。
あらすじ
高校入学を機に今までとは違う自分になると決意した15歳の高校1年生・東島旭はひょんなことから薙刀部に入部することに。曲者揃いの薙刀部で旭の奮闘が始まる。
キャラクター
二ツ坂高校
薙刀部
東島 旭(とうじま あさひ)
1年生。主人公。背が低い。基本的にドジで運動音痴だが、根性はある。真春の策略によって薙刀部に入部することになる。 中学時代は美術部に所属していた。
紺野 さくら(こんの さくら)
1年生。旭と同じ新入部員。背が高いことが悩み。天然ボケな面があり、トゲのある言葉を(主に旭に)ストレートに言うことが多い。腹黒。 家では両親に溺愛されている。中学時代はバレーボール部に所属。
八十村 将子(やそむら しょうこ)
1年生。粗暴な性格だが仲間想いな一面もある。よく乗り物酔いをする。 中学時代は剣道部に所属。
宮路 真春(みやじ まはる)
2年生。7歳の時から薙刀を続けている部のエース。変な美人でもある。弟が1人いる。薙刀一筋で異性や恋愛には全く興味がない模様。 旭には厳しい反面、気にかけてもいる。
実写版では、顧問の小林先生から「ミヤジ・マハール」というクセの強い呼び方をされていた。(ちなみに、これは中村倫也氏によるアドリブ。)
野上 えり(のがみ えり)
2年生。部の取りまとめ役。3年生が引退した際に部長を任される。ボブヘアーでお洒落が好き。
大倉 文乃(おおくら ふみの)
演:富田望生(実写)
2年生。かなり太っている。しかし走ると早い。基本的に将子とは犬猿の仲ではあるが、剣道のクセが抜けずに悩む将子を励ますなど、良き先輩でもある。
小林先生
演:中村倫也(実写)
薙刀部の顧問。薙刀に関しては全くの素人で、基本的に何かの役に立つということはない。
実写版では、演者の中村氏の演技もあって原作以上にクセの強いキャラクターとなった。
テニス部
宮路 夏之(みやじ なつゆき)
1年生。真春の弟で旭の同級生。姉の真春に頭が上がらない。旭が恋心を抱いている男子でもある。
氏家 真美子(うじいえ まみこ)
2年生。テニス部部長。高飛車な性格で薙刀部、特に部長であるえりを敵視している。
森(もり)
1年生。宮路 夏之の友達。端正な容姿をしているが、夏之の姉、真春のような美人に目がなかったり、テニス部の女子に美人がいないことから「テニブス」とかけてみたりと性格はあまり良くない。
八十村 将子を「山猫ちゃん」と呼ぶ。
國陵高校薙刀部
一堂 寧々(いちどう ねね)
1年生。部のエース。熊本から東京にやってきた。かなり攻撃的な性格をしており、真春をライバル視している。
寒河江 純(さがえ じゅん)
2年生。温厚な性格で、部で孤立している寧々を気にかけている。
その他
寿慶(じゅけい)
演:江口のりこ(実写)
薙刀部が夏合宿を行うため訪れた白滝院(びゃくろういん)の副住職。薙刀教士の資格を持つ。
郁林(いくりん)
白滝院の尼寺。主に部員たちの食事の世話を担当。