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この世は戦う価値がある

このよはたたかうかちがある

週刊ビッグコミックスピリッツで連載されている漫画作品。作者はこだまはつみ。
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概要編集

週刊ビッグコミックスピリッツで2023年20号から連載されている漫画作品。


作者はこだまはつみ


単行本は小学館のビッグコミックスから発売されている。

2024年6月時点で既刊2巻。


あらすじ編集

25歳の伊東紀理は周囲のモラハラ、セクハラに耐え続け、仕事も絶不調の限界OL。

ついに自殺を考えた紀理のもとに、臓器移植登録カードの封書が届く。


「あたしは死ぬときに11人の人生を救う」

「だから好きに生きる権利を持った」


自分の人生に価値があったのか。紀理の総決算の日々が始まる。


登場キャラクター編集


  • 伊東紀理(いとう きり)

25歳の女性。彼氏や会社の同僚にセクハラ、モラハラを受けており、疲労やストレス、睡眠不足から仕事も全く上手くいかない。

自殺も考えたが、臓器移植登録カードを手に入れたことで「やりたいことをやる」決意をし、退職。我慢していたことや返せないままのものを貸借対照表の要領でリストアップし、「総決算」を始める。

という弟がいたが生まれつき身体が弱く、幼い頃に亡くなっている。以前は活発でやんちゃな性格だったものの、家族が弟の世話にかかりきりになってからは大人しくて手のかからない子になっていった。前述の境遇に耐え続けたのも「弟を一生支えていくつもりだったのに守れなかった自分は、世間様に全て差し出すことしか帳尻を合わせられない」という考えから。

ラジオを聴くのが趣味。


  • ヒロくん

物語開始時点での紀理の彼氏。

紀理のことを完全に見下しており、彼女の都合を無視して呼び出す、何かにつけて叱責するなど高圧的に接する。別の女性と浮気をしており、紀理のことは便利な性処理係兼ATMとしか思っていなかった模様。

紀理の総決算のひとつとしてバットで殴られ、これまでに彼女に払わせた現金60万円以上も返済した。


  • 夕香(ゆか)

北山酒店の娘。まだ19歳で飲酒はできないが働いている。

母は6年前に轢き逃げで命を落とし、それ以来父もおかしくなってしまった。周囲の人々の好奇心や、気にかけている自分に気持ちよくなっている姿に辟易している。

ひょんなことから紀理の決算の協力者になった。


  • 西野大(にしの だい)

紀理の学生時代の友人。ふくよかな体型の大食漢。

幼い頃からアンパンマンに憧れていて、友人思い。人助けをしたい気持ちから保険会社に入ったが、理想と現実の落差に苦しむことも。

紀理の決算のひとつ「学生時代の借りパクを返す」により久しぶりに再会し、彼女の協力者になった。


  • 畑中(はたなか)

紀理の会社の男性社員。新人ながら仕事ができる。

紀理の退職の現場に居合わせ、「おもしろい」と言って興味を持つ。


  • 葛西岳(かさい がく)

紀理が決算のひとつ「公営ギャンブル制覇」で訪れたパチンコ店で出会った男性。(その後、パチンコは公営ギャンブルではないとツッコミを入れた)

遊び人風の変人。職業は舞台の脚本家で、変な劇ばかり作っているらしい。「剥き出しの人間」を見るために競馬場や飲み屋に足を運ぶ。


  • 安藤鎮雄(あんどう しずお)

紀理や西野の小学校時代の恩師。大変な生徒思いで、当時の紀理の支えになった。「始めたことは最後まで」がモットー。


外部リンク編集

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関連タグ編集

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