樹里(幽遊白書)
じゅり
声:遠藤勝代
暗黒武術会の審判のひとり。登場時期、及び審判を担当したのは準決勝以降。
褐色の肌と鰻のような尻尾が特徴。普段は標準語を用いているが、窮地に陥るなど感情が高ぶると母語が出るようで東北訛りに変わる。服装もかなり刺激的なものだが、上記のように訛りの強い母語や実家がりんご農園を営んでいるなど、外見のイメージに反して田舎系育ち。
小兎のようにプロ意識を持っているわけではなく、危機を察知するとすぐに退散したり(一度だけ幽助にそれをツッこまれており、場合によって職務放棄したこともある)、大会ルールを把握しきれていないためルールブックを携帯しているが、基本的に職務はしっかりとこなしており、戦いでは鴉に勝利した蔵馬をルールで敗退させた。
しかし、強豪揃いの準決勝戦や決勝戦では、闇アイテムの巻き添えで幼児化したり、蔵馬が召喚した魔界のオジギソウのせいで身動きが出来なくなったり、爆発などに巻き込まれ幾度と吹き飛ばされたり、更にアニメ版では折れた武威の斧が真横を掠めたりなど、かなりの災難に遭っている。
その一方で、間近にいながら死々若丸の「爆吐髑触葬」に巻き込まれず、戸愚呂(弟)の放つ殺人的な妖気に耐え切った事から、何気に並以上の妖力の持ち主だったりする。
原作では後に小兎・瑠架とともにカルトとして芸能界デビューしている。その際のトークによると、鈴木が好き。いつ惚れたというより何故アレに惚れただろうか
芸能界デビューが描かれなかったアニメ版では、魔界統一トーナメントにおいてカメオ出演。トーナメントには一切関わっておらず、魔界のバーでウェイトレスとして働いている様子が一瞬だけ映っている。(トーナメントは店内のテレビで観ていた)
1993年にスーパーファミコンで発売された、ナムコ作のビジュアルバトル形式『幽遊白書』の攻略本(Vジャンプ)に彼女のコメントが記載されているのだが、それによると人間であった50年前の戸愚呂(弟)を知っていた事が判明。これが公式なのかは不確定だが、もし事実であれば50年前から既に審判、または何らかの形で暗黒武術会に関わっていた事になる。