「私のことを人にしゃべるとき 名前の前に"美しい"という言葉をつけるのを忘れるな!!」
解説
cv:曽我部和恭⇒速水奨(120%フルパワー)⇒亀山雄慈(100%本気バトル)
暗黒武術会編で初登場した、裏御伽チームの大将。自称「千の姿と技を持つ男」。
怨爺の正体であり、ピエロの様な容姿で現れた(老人に化けていたのは、彼にとって老人が嫌いなものであり、嫌いなものに変装することで自らの闘争心を高めるためだったらしい)。
能力
他人に合わせた武器を作ることは得意であったが、個人としての戦闘力はさほど高くはなく、技自体は派手かつ技巧派なのだが、見せかけだけで威力が伴わない軽いものだった。
しかし、チームの各メンバーに様々な闇アイテムを作ってやり、チームを勝ち進めた手腕は本物であり、戦闘力も雑魚妖怪を軽く蹴散らす程度の強さはあった。
得意技は7つの性質の違う妖気を同時にぶつける「レインボーサイクロン」、筋肉を膨張させる「爆肉鋼体」等。
出演
暗黒武術会
浦飯チームとの闘いではナルシスティックな演説で幻海の怒りを買い、素手でフルボッコにされた。
幻海曰く敗因は「他の妖怪の性質に合わせて武器を作る技術は天才的だが、それを自分の強さと勘違いした」との事。
幻海「しまった……!」
「あ…あひる…」
幻海「素顔(ツラ)拝むの忘れてた」
試合の後には改心し、蔵馬と桑原に決勝での勝敗を決定付ける重要なアイテム「前世の実」「試しの剣」を渡している(それぞれ、裏浦島と死々若丸の闇アイテム、「逆玉手箱」の煙の材料と「魔哭鳴斬剣」のプロトタイプである)。今思えば、こいつがいなければ蔵馬も桑原も勝てるはずがなかったので、鈴木の功績は偉大である。
なお、これらのアイテムも彼の自作品。上記の通り様々な闇アイテムを作っており、実のところアイテム作成の腕はかなりのもの。その才能は幻海からも、天才的と評されるほどだったりする。
作中屈指のギャグキャラだが、素顔は普通にイケメンであった。
おまけに終盤で再登場した際は、上記のようなエキセントリックさはなりを潜め、これまた普通に好人物になっていた。なんなんだアンタ。
ちなみに昔は「強い妖戦士田中」という名前だったらしく、戸愚呂に挑んだこともあったが、向こうがたった30%になっただけで「靴を舐めてでも助かりたい」という精神状態になり、相当見苦しく取り乱し、泣き喚いて命乞いをしたらしく、その往生際の悪さと醜さに呆れられ殺されずに済んだとか。
「見苦しいのを通り越すと殺す気すら失せるねェ…俺にはアンタがゴミにしか見えない」
魔界編
蔵馬の誘いを受けて地獄の修行を積み、その甲斐があって、かつては遥か格上であった戸愚呂よりもはるかに上回る妖力(妖力値10万越え)を身につけた。この修行を経てすっかり真面目になっており、悪態をつく死々若丸の保護者のような立場に収まった。
魔界統一トーナメント本戦では戦うシーンは描かれていない。
掲示された組み合わせでは周囲に有力な妖怪(雷禅の喧嘩仲間等)は特に見当たらないので、順当に勝ち進めば棗と飛影を破った軀あたりに倒されたのだと思われるが詳細は不明。
アニメでは予選で新技「レインボーサイクロン・エクストラフラッシュ」を披露し他の出場者を飛ばして本戦に進むが、こちらは1回戦で桁違いの妖力をもつ相手に敗れたことが凍矢の口から語られている。
↓素顔
読者人気
その存在感から人気があるキャラクターだが、男性読者からは才能の種類を履き違えた結果による噛ませ犬っぷりからネタキャラとして愛されている一方、女性読者からは素顔の良さと死々若丸や六人衆との関係性から残念なイケメンとして愛されている。
pixivでもピエロ姿の鈴木が描かれることは少ない。
このように男女で愛でるポイントがかなり異なるため、企業が出している鈴木のグッズの大半がピエロ姿の鈴木であり、それらのグッズは中古で安価で出回る現象が起きている。
また新規イラストの鈴木のグッズが出る旨がネットニュース化されたとき「美しい魔闘家鈴木も描き下ろし!」とまるでピエロ姿の鈴木の描き下ろしグッズが出るかのような見出しであったが、実際は素顔の鈴木の描き下ろしグッズであった。