幽遊白書100%本気バトル
ゆうゆうはくしょひゃくぱーせんとまじばとる
幽☆遊☆白書を原作としたアプリゲーム。正式名称は『幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル』。2018年8月28日にサービス開始。
運営はKLab、開発はオルトプラス(元々はアクセルマークとの共同開発だったが、ゲーム事業からの撤退によりオルトプラスに売却した)。
公式略称および通称は「マジバト」。タグとしては「マジバト」の利用で占められている。
一般的なソシャゲと同じくガチャでキャラクターを集めていくのだが、従来のソシャゲのガチャと比べると、キャラ入手だけならイージーな部類に入る(※期間限定キャラを除く)。
- 武術会などで入手できる無料のガチャチケットから「ついさっき追加されたばかりの新キャラ」も排出される。そのため、新キャラガチャを回してないのにチケットから新キャラが出たという事もよくある話。
- 「選べるプレミアムガチャ」を引くと入手できる【選べる★5確定ミニチケット】を150枚貯めると、全★5キャラを任意で入手可能となる(10回ガチャを10回引けば達成可能)。
このように入手難易度こそ優しい。その代わり、完凸までに20体当てる必要がある。
なお、覚醒ランク上げに必要な素材に対して、ガチャ以外での様々な救済措置が取られているため毎回20体当てる必要はない。
マジバトではアニメ本編以外の外伝キャラも実装されている。
特に1994年に公開された映画「冥界死闘篇炎の絆」は長年の間、公式から無視されていたが2021年、遂に「炎の絆」オリジナルキャラクター達がガチャで実装された。1994年の映画公開から数えて、実に27年ぶりの供給となった。
ソシャゲといえば季節に合わせた特別衣装であるが、もちろんマジバトにもある。
サービス開始から1周年までの間には螢子、ぼたん、雪菜、静流、カルト、と見事なまでの女性キャラ優遇で展開されていた。…あ、幽助と蔵馬もいたわ(ウェディング衣装)。
これは「課金ユーザーの半数以上が男性である」というソシャゲの性質上、同じ特別衣装でも女性キャラの方がガチャが回ると考えられていた可能性が高い。また、幽白のグッズ展開は殆ど男性キャラで固定されていたこともあり、女性キャラの供給に飢えていたファンが食いつくことも視野に入れていたと思われる。
その証拠にか、これらのガチャはすべて期間限定であった(現在はすべて恒常入り)。
2年目からは幽白メイン4人を始めとした男性キャラの特別衣装も続々と実装。
特にハロウィン飛影やバレンタイン幻海、正月戸愚呂など、公式が病気と言いたくなるようなインパクトの強いものは時折Twitterでバズったりする。
そして最近では孤光(メイド)や北神(花火師)など、通常のメディア展開ではまず見かけないマイナーキャラの特別衣装も実装され始めている。
特に北神はマイナー系の中では初の特別衣装のメインキャラとして実装。なおマジバトは「キャラ単体での人気はない(のでガチャが回らない)」というキャラクターのメインほど性能面に全振りさせることで性能厨、もとい課金層に対してのアプローチも行っている。
余談だが、蔵馬の特別衣装が実装されると公式Twitterの反応が必ず普段の何倍にも膨れあがる。もちろんガチャも回る、性能も悪くない。現実は非情である。
一枚絵からSDへ
初期の頃はサポート(一枚絵)が殆どだったが開発が変わってからは、過去にサポートで実装した特別衣装のデザインを流用したメイン(SDキャラ+ボイス+新規イラスト+プロフアイコンに設定可能)も実装されるようになった。
また3周年以降、「周年祝い」として季節の風物詩とは異なる正装姿の特別衣装が実装されている。それら一連のシリーズは、マジバトオリジナルのイベントストーリーから名前をとり、「魔界カジノ」と公式は称している。
なお、厳密には2周年のチアガール衣装の螢子&ぼたんが最初の周年祝いキャラ…かと思いきや2022年5月末に応援団コスの蔵馬が実装されたことで新たに応援団シリーズが誕生した。
また、特別衣装とは異なり、通常衣装をカラーチェンジしたものが新キャラとして登場することがある(例:約3年ぶりに新実装された朱雀、★5で初のコート姿の飛影)。こちらはSDを並べたときに見分けがつくように配慮された結果だと思われる。
ちなみに特別衣装のメインキャラ第1号は、メインキャラの中では一番戦いから遠いはずの螢子(ウェディング衣装)である。必殺技はもちろんビンタ。
上記で言ったとおり、ウェディング衣装の螢子が特別衣装のメインキャラ第1号であるが、同時に、初の「非戦闘員キャラのメインキャラクター実装」(※)でもあった。
要するに、原作やアニメでは見守ることしかできなかったキャラクター達も、マジバトでは主人公達と同じ戦いの場に立てる、ということである。
※厳密には螢子の直前に実装されたコエンマが最初の非戦闘員キャラのメインキャラクターだが、一応は浦飯チームの一員であるため、メインでの登場は予想されていた。
もちろん、幻海や軀のような戦うお姉様たちとは異なり、大体がバフデバフや回復に特化している他、攻撃範囲は単体か横一例に留まっている。
おそらく後にも先にも、螢子ぼたん雪菜が浦飯チームと共に戦う描写がみれるのはマジバトだけと思われるので、戦闘しない女性キャラが推しの方もプレイしてみてはいたがだろうか。
2022年8月28日に4周年を迎えたのも束の間、12月21日に残り2ヶ月(2023年2月21日)でサービス終了することが発表された。
とはいうものの、実は12月中旬に入ってもクリスマスや年末年始に関する情報が開示されないことからサービス終了を覚悟したユーザーも多かった(クリスマスと年末年始は稼ぎ時なので更新をしないのは可笑しい)。
ちなみに終盤に実装されたキャラクターの偏り(特にこのキャラ)から「終焉なので売り上げ度外視のファンサをしているのでは?」という予測も上がっていた。
2023年2月21日、事前予告通りサービス終了。