小兎
こと
声:折笠愛
暗黒武術会の実況アナウンサー。準決勝前までは審判も兼任していたが、対魔性使いチームの陣戦における大会本部の裏工作の煽りを受け、以降からは審判は樹里が担当し、小兎は実況に専念する事になった。
狐のような尻尾と耳、ひげが特徴だが、自らを「猫耳妖怪」と名乗る他に、作中でも「にゃ」と鳴くため猫の妖怪らしい。名前に「兎」の字が付いている割に兎要素は無い。狐なのか猫なのか兎なのかはっきりしろ。
ちなみにキャラがまだ固まっていないと思われる初登場時は、ウサギに近い形状の耳をしていた。
登場する中では公平かつプロ意識が強い審判で、予備のマイクを常備していたり、命の危険に晒される事態に陥らない限りは退かずに職務を続けるなどしている。その為、「陣戦で審判のカウント遅かったくさいから浦飯も負け扱いな」という裏工作がされた時は「フニー!?アタシすか!?」と文句を言っており、アニメ版では、公平と言いながらうっかり私情が漏れる節が散見されたが。
「歩くルールブック」と名乗る通り、樹里とは違い暗黒武術会のルールを完璧に把握している以外に、六遊怪チーム戦では酎の発言から彼らのチームの内情を的確に解説するなど頭の回転も早い。身のこなしも意外に軽く、アニメ版では新体操選手ばりの華麗なアクションを披露している。
ちなみに、観客席にまで被害の及ぶ数々の技を放たれた中でも無傷で済み、戸愚呂(弟)の放つ猛烈な妖気にもかなりの時間を耐えていた事から、何気に高い妖力の持ち主だったりする。
原作では後に瑠架・樹里と共に芸能界デビューしている。その際のトークによると、凍矢が好き。芸能界デビューが描かれなかったアニメ版では、魔界統一トーナメントにおいて会場内の司会進行兼実況アナウンサーとして登場していた。
ちなみに、カルトメンバーでは露出度の高い他の二人が目立っているために印象は薄れがちだが、アニメ105話では何度か乳揺れするシーンがあり、実は隠れ巨乳である。
また、このアニメ版では室内のテレビで魔界統一トーナメントを観戦する彼女と同じ姿をした女性妖怪数人が登場しており、同種族の妖怪あるいは彼女の親族と思われる。
過去に発売された『映像白書』シリーズでは、戸愚呂チームとの決勝戦を控えた浦飯チームへのインタビューを行なうエピソードで実質的に主役として登場。
……したのであるが、浦飯チームの控え室の中はメンバー全員による鬼気迫る重過ぎる空気が漂っているという最悪のタイミング故に、まともに質疑応答が成立せず退散。挙句には、その回での締め括りで画面外からブーイングと共に観客(視聴者?)からゴミやらを投げつけられるといった散々なオチであった。……というか、あんな主人公サイドにあるまじき殺気を発する(蔵馬だけは、彼なりに小兎への配慮をしていた分まだマシだったが。ある意味一番怖いけど)四人全員に質問を投げ掛けたのだから、むしろ健闘を称えてあげるべきではないだろうか。
また、各種格闘ゲームなどではアイコンやステージの背景、またはラウンドコールなどのシステムボイスなどで登場していたが、アーケード版『THE BATTLE OF 幽☆遊☆白書 ~死闘!暗黒武術会~』では、まさかの隠しプレイヤーキャラクターとして参戦。彼女の参戦に全国の小兎ファンが歓喜の渦に巻き込まれたとかなんとか。
さらに100%本気(マジ)バトルでは限定キャラとしてまさかの水着姿で樹里や瑠架と共に参戦を果たした。必殺技は水鉄砲で攻撃する爆水砲撃!
前述のアーケード版では一見すると脚技を主体としたやや癖のあるネタキャラっぽいが、性能は他のキャラクターと充分に渡り合う事が可能で、本気モードが発動するとパレオ付きの水着のようなセクシーなコスチュームに変化する。いいぞもっとやれ。
後にPS2で発売された家庭用版では、彼女のデータ自体はそのまま残っているのだが、参加枠が除外されているために正規の方法では使用出来ない。
※上記『映像白書』→http://www.nicovideo.jp/watch/sm2740326
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