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「全ての人に墓を掘る。俺達七人で穴を掘る。皆殺しだ……ガキも……女も……神父も……妊婦も……墓でこの世をうめてやる。掘っても掘っても、足りないくらい……。掘っても 掘っても掘っても 掘っても掘っても 掘っても掘っても 掘っても掘っても 掘っても」

「オレは花も木も虫も動物も大好きなんだよ。嫌いなのは人間だけだ」


概要編集

CV:納谷六朗山野井仁(後任)/石田彰(少年時代)


魔界の扉編(仙水編)のラスボス。

6月6日生まれ、26歳、A型。家族構成は不明。

コエンマが任命した元二代目霊界探偵。れっきとした人間である。浦飯幽助の先輩にあたる。

潔癖な性格で生まれながらに強い霊力を持っていたために、物心が付いた頃から妖怪に命を狙われる日々を過ごした影響で妖怪を完全悪だと信じており、学生時代は霊界探偵を務めていた。

相棒であるとは霊界探偵としての任務中に出会った妖怪で、この頃からの仙水のパートナー。本来抹殺するはずだったが、倒した時、「殺すのは1日だけ待ってくれ、明日お気に入りのラジオの放送日なんだ」という人間臭い命乞いをされ、毒気を抜かれたのか、それ以降は二人で数々の任務を遂行していった模様。


↓霊界探偵時代の彼ら

逢魔が刻


ところが、本編の10年程前に左京の屋敷での任務中に絶対悪のはずの妖怪を拘束し、拷問、虐殺、処刑、果てはその肉を食したり、妖怪の血の風呂でくつろぐ等、人間のあまりにも醜悪な所業を目撃した事により強烈なトラウマを刻み込まれ錯乱、「ここに人間は一人もいなかった」とし皆殺しに、その結果人間不信に陥り世界観を180度変えてしまった(コエンマからその経緯を聞いた幽助は、「件の半生からクソ真面目な奴は、極端から極端に走るから困るんだよな」と評しており、コエンマもその件の反省から「次の霊界探偵は、不真面目な性格の奴を選ぶようにした」と語っている)。

その後は霊界の資料館から『黒の章(有史以来の人間のありとあらゆる悪逆非道の中でも最低最悪なものを記録したテープ、作中人物の言及によると"殺されるために並ぶ子供とその隣でうじ虫に集られる子供の死体"、"明日殺されるとわかっててオモチャにされる人間"、"母親の目の前で殺される子供、あるいはその逆、そしてそれを楽しそうにやる実行者"等が何万時間と記録されている模様)』のビデオテープを持ち出し、10年間も行方不明となっていた。

そして仙水が思い悩む度に、精神崩壊を防ぐため別人格が作られていき、結果として本来の人格を含め7人(忍・ミノル・カズヤ・ジョージ・マコト・ヒトシ・ナル)の別人格を内包する多重人格者となる。

なお、この内の“カズヤ”は、右腕に仕込んでいる サイコガンのような『気硬銃』の唯一の使い手。その他の人格に関しては、それぞれ状況や必要に応じて発現・切り替えを行なっている。(後述参照)


暗黒武術会終了直後の頃に戸愚呂(兄)と出会い、彼によって自身の後輩である幽助と魔界へ通じる界境トンネルの存在を知った。既に死病に冒され余命も残り僅かとなっていた彼は計画実行を決意し、奇しくも自身の運命を変えるきっかけとなった左京の遺志を継ぐ形となった。

計画の実行にあたり、自身と似たような人間への価値観を持つ者を5人(+)集めて仲間にする。


主人格である“忍”が発現した後は、『聖光気』という特別な気を纏い、更にこれを気鋼闘衣という防具変形させる事で圧倒的なパワーを発揮し、一度は幽助を殺害し、彼を失った怒りと悲しみでA級並の霊妖力にパワーアップを遂げた桑原飛影蔵馬の三人を完膚無きまでに叩きのめした。しかし、魔族として蘇り、更にその血が完全に覚醒した状態の幽助には手も足も出ずに敗北する。実はすでにに侵されており、あと半月足らずの命であると樹から語られ、突如このような凶行に走ったのもそれが理由であった。子供の頃から妖怪が見え、それらを倒す力を持っていた仙水は自身が正義であり妖怪たちが悪であると疑わなかったが、前述の出来事により自身が人間であることを憎悪し、魔界に対する憧れを強めていった。そして幽助に一瞬でも楽しく戦えたことを感謝すると「次こそ魔族に生まれますように…」と呟いて事切れる。(アニメ版ではカットされ、代わりに「魔界で自分よりも強い妖怪に倒される事」という望みを明かした)

その遺体と魂は「死んでも霊界には行きたくない」という遺言を預かっていた樹と共に亜空間の彼方へと去っていった。

仙水と樹



七人の別人格編集

仙水が思い悩む度に、精神崩壊を防ぐべく生まれた別人格。役割は戦闘・非戦闘枠で大きく分かれているが、プライベートにおいても状況や用途に応じて人格を切り替えている。記事冒頭の台詞の「俺達7人」とは、この7人格のことを指していることが、後に明らかになった。


“仙水忍”という人間の本来の姿である主人格で、『聖光気』を唯一扱える。元々が純真な性格で繊細過ぎるが故に、彼は大きく歪んでいく事となった。本人曰く「長らく人前に姿を見せなかった」との事で、普段の活動は別人格に任せていた。


  • ミノル

理屈屋かつ饒舌な性格をした戦闘担当の人格で、『霊光裂蹴拳』の使い手。プライドが高く理論派なためか、不敵ながらも非常に理知的な立ち振る舞いをしている。発現した人格の中では最も主人格である“忍”に近い性格をしており、戦闘以外でも作中では“忍”の代行者として活動している。入魔洞窟内にて幽助との対戦中に後述のカズヤと交代するまでは、劇中で行動していたのはほぼミノルであった事になる。


  • カズヤ

このコエダメがァ-----!

凶暴な快楽殺人者である、顔芸とダジャレ……ではなくトドメ専門の戦闘担当の人格。荒々しく非常に汚い言葉遣いが特徴的で、作中や二次創作では別人格たちの中でも判別がしやすい。後述の『気硬銃』の唯一の使い手であるが、専らトドメを担当しているためか戦闘能力自体は然程高くない様で、気硬銃で幽助の全身を打ち抜いた際に幽助が勝てない理由に「オレ(カズヤ)が出てきたから」と発言したが、後に僅かに回復した幽助には「他の奴と代われ」「そいつ(ミノル)もっぺん出せ」「てめーじゃ役不足だっつってんだよバカ野郎」と散々に言われ攻撃する間もなく腹パンを喰らって悶絶した。プライベートでは、たまに後述の“ジョージ”が管理しているコレクションの銃器を持ち出して人間狩りを楽しんでいるらしい。


  • ジョージ

武器商人である戦闘担当の人格。作中では未登場の人格の一人。

コレクションしている銃器、及び『気硬銃』の整備を受け持っている。また、仲間の刃霧要が使っていた拳銃はこの人格が彼に渡したもの。刃霧の『狙撃手(スナイパー)』という銃器に関連した能力から、この人格が刃霧をスカウトしたと思われる。それ以外には、ユーザーからは武器商人という肩書きから、「武器の売買で生活費や活動資金を得ていた収入担当だったのでは?」という見解もされている。


  • ナル

作中では未登場の泣き虫な女性人格で、当然ながら非戦闘枠。樹の前にしか現れないとの事で、発現していない人格の中でも特に謎が多く異才を放っている。二次創作においては様々な設定付けがされるなどしてネタにされる事も多いが、基本的に(他の人格たちと比較すれば)常識人的な立ち位置に収まっている模様。

なお、アニメ版にて魔界での戦闘中に描かれた七人の人格たちの会話シーンにおいて、「本当は誰よりも人間界を愛しているはずだ」と反論した人格がおり、発言内容や様子などから、ユーザーからはこの人格がナルではないかと推測されている。


  • マコト

作中では未登場の非戦闘枠の人格。炊事・洗濯・掃除といった家事全般を担当しているのような役割。


  • ヒトシ

作中では未登場の非戦闘枠の人格。自宅で飼育している多くの動植物の世話を担当しており、戸愚呂(兄)が静養のために浸かっていた水槽もこの人格が管理していた。


戦闘能力編集

パワーやスピード等の単純な身体能力は幽助に若干譲るものの、以下の3つを「君(幽助)が俺に勝てない理由」として挙げている。

①10年以上の戦闘キャリアに裏打ちされた「相手のこれからの行動を読む能力(観察眼)」

②後述の裂蹴紫炎弾に代表される「1対多」に対応出来る技

③当時の幽助の10倍はある霊気量(キャパシティ)


具体的な技や能力は以下の通り。


  • 裂蹴拳

“ミノル”が使う格闘術。その名が示すように破壊力のある足技主体の拳法で、上半身は相手の攻撃を捌く防御を主軸とする。汎用性は高く、体術以外に武器攻撃も対応が可能で、作中では桑原の『霊剣』までも受け流している。あらゆる体術を修得した者でなければ習えず、この世界における史上最強の格闘術とされている。羨ましいくらい長い脚の仙水の場合は特にリーチに優れ、裂蹴拳の性質上から直線的な攻撃で制するのは至難。

因みに蔵馬曰く「幽助が最も苦手とする(戦術使いの)相手」。

一部のゲーム作品では、体術としては一連の動作を当て身技で採用される事がある。

肉体そのものも極限まで鍛え上げられており、幽助をして「分厚いタイヤを殴ってるよう」と形容される(全身傷だらけでもあるが、敵から負わされた傷はひとつもなく全て鍛錬の過程でついたものだという)。


なお、裂蹴拳は架空の流派であり、現実には存在しない。現実に存在する足技主体の格闘技としては、中国戳脚査拳莫家拳タイムエタイ、中世フランスサバット韓国テコンドーブラジルカポエイラなどがある。


  • 霊光裂蹴拳

仙水

上記の裂蹴拳に霊力を加えたオリジナルの拳法。

作中では、サッカーボールのような霊気球を蹴り飛ばす『裂蹴紅球波』、強化版として多人数の相手と戦う中で編み出した、霊気球を複数に分散させ放つ『裂蹴紫炎弾』といった飛び道具がメイン。


前者の『裂蹴紅球波』は小さいながらも当時の幽助が使う加減無しの『霊丸』と互角の威力を誇り、霊気球が手元から離れても遠隔操作が可能。また、この技はアニメ版において、霊界探偵であった学生時代から既に使用していた。


後者の『裂蹴紫炎弾』は、霊気球の個々の攻撃力は低いものの複数の球が多角的に襲ってくるために回避や防御が困難。また、当時の幽助の約10倍という無尽蔵にも近い霊力から絶え間無く放たれる圧倒的な物量は、如何に単発火力が低いと言えど十分に驚異的。

ちなみに、アニメのオープニング終盤で使っていたものもこの技である。


ゲーム作品では、どちらも飛び道具の技として搭載されている他に、霊気や下記の『聖光気』と思しきオーラを交えた近接用の技も存在している。

余談であるが、当時のちびっ子や学生の間でサッカーボールを使ってこの技を真似る遊びがあったとか無かったとか。


  • 気硬銃

驚いたか?!こいつが本当の奥の手だ!!

右腕に仕込まれているサイコガンのような銃で、弾丸状の霊気を発射する。連射可能は勿論、鍛え抜いた幽助の身体を容易く貫き、単純な攻撃力は上記の『裂蹴紅球波』等にも劣らない威力を誇る。使えるのは“カズヤ”のみだが、整備は武器商人“ジョージ”が担当している。本来はゲーム作品などのように使用時に義手を外すが、作中本編では咄嗟かつ左腕の動きを封じられていた状況のため外さずに発砲している(義手はこのような損失時のために予備がある)。


  • 聖光気

仙水忍(気鋼闘衣ver)

主人格である“忍”のみが扱える特別な闘気。人間が持ち得る究極の闘気であり、あの幻海でさえ会得出来なかった事から、彼の素質が如何に並外れているかが分かる。莫大なエネルギーのため、人間界ではパワーを抑制しないと地殻変動といった大きな影響を及ぼしてしまう。また、気流に乗る事で空中浮遊も可能で、この際に仙水は「聖光気の使い手が天使の由来」という仮説を口にしていた。

この状態の戦闘能力は霊界の基準で言うS級妖怪に匹敵し、作中の純粋な人間の中では最強を誇る。


応用としてこれを『気鋼闘衣』という防具に変形させる事が可能で(仙水曰く、「妖狐蔵馬の白装束と似たようなもの」らしい)、作中では形態として防御重視と攻撃重視の二種類がある。『黒龍波』を取り込んだ飛影や妖狐に覚醒した蔵馬の攻撃にも耐える強度を有し、防御重視の形態時に披露した『裂破風陣拳』という技は空振りしたパンチ風圧だけで竜巻を起こし、攻撃重視の形態では戦いの余波だけで周囲の粉砕する程のパワーを誇る。

ただし、防御力に関しては限界があるようで、空間を切り裂く程の威力を持つ桑原の『次元刀』だけは回避に徹しており、それ以外には魔族として蘇った幽助の『霊丸(この時の幽助は妖気を纏っていたため、厳密には「妖丸」であろう)』に突破されている。


外部出演編集

コラボ第二弾において魔界の扉編、魔界統一トーナメント編のキャラが登場する中、降臨クエストの敵として登場した。

仙水の人格からはミノル、カズヤ、忍が登場。最初はミノルだけを使用可能だが、特定のクエストをクリアすることでカズヤ、忍にスライド進化が可能となる。

人格が変わるだけで同一人物という原作の再現として、3人のステータスが完全に一致(アビリティ等は違う)している。また、一度クエストをクリアすれば、進化用のアイテムを必要とせず別人格へのスライド進化が可能である。


ただ、忍を解禁するためのクエスト「仙水 解き放たれた聖光気」超究極となっており、前回コラボの悪夢からもしやと思われていたが、蓋を開けてみればやはりと言うべきか、一度のプレイミスで詰むこともある想像を遥かに超える難度で、ギミック対策だけでなく、雑魚モンスターを倒す順番やボス攻撃への対策など、高度なプレイヤースキルも要求されるものであった。


しかし、その超難易度のクエストを突破して使える忍の能力もまた尋常ではなく、特に最難関クエストのひとつで、適性キャラが極めて限られるエデンでは忍の能力の全てが噛み合っていたため、難易度の高さに悲鳴をあげながらも、多くのプレイヤーがこのクエストに挑み続けた。


幽遊白書コラボガチャにて入手できる仙水ミノルの究極進化後として登場した。

リーダースキルは【7×6マス】8コンボ以上で攻撃力が3.5倍。4色以上でダメージを軽減、攻撃力が3倍となっている。

76盤面化の強さはパズドラーの皆さんはご存知だろうが、76盤面化するリーダーとして10.5倍はかなり高倍率となっている。

発動条件はモンスターハンターコラボの鏖魔ディアブロスの8コンボに4色以上が加わった形となる。

通常盤面で多色リーダーは欠損のリスクがあるが76盤面では全ドロップが42個になる為中々欠損しにくい。

リーダースキルが似た金雷公ジンオウガ豪鬼と組んであげると良いだろう。

スキル名は気鋼闘衣でターン数は10ターン、効果は1ターンの間受けるダメージを激減と全ドロップを火、水、光、闇に変化。

盤面を攻撃色で染めつつダメージ激減で次の敵の先制攻撃に備えると言う強力なスキルで、ガチャから出る仙水ミノルからスキルが変わる為スキル上げの必要も無く楽。

覚醒スキルもバインド耐性、操作時間延長、スキルブーストを2個ずつにスキル封印耐性、超コンボ強化とダメージ無効貫通

Lv限界突破後の超覚醒はガードブレイク、7コンボ強化、ダメージ無効貫通(2個目)とこれまた強い覚醒を得られる。


余談編集

作中の端々で人間嫌いでありながら割と人間臭い言動を覗かせていたが、その中で熟練した隠れゲーマー的な一面を持っている。仲間の一人である『遊熟者(ゲームマスター)』こと天沼と互角にゲームで渡り合え、魔界での戦いでRPGの比喩を用いたりもしている。案外、あの人とはゲーム関連で話が弾みそうである。

ちなみに、先述のモンストコラボの際には特設サイトでは、スマートフォンを扱う仙水が描かれている。


また、霊界探偵に任命された直後と思しき時期に、先輩に当たる初代霊界探偵の真田黒呼と出会っているが、特に交流は無く一度だけ軽く挨拶を交わした程度の真柄。仙水の口からは彼女の事は一切語られなかったため、彼が黒呼に対してどのような印象を抱いていたかは不明。なお、黒呼から見た仙水の印象は「霊的な強さと同時に、どこか儚さを感じた」と、彼の内面を的確に捉えていた。


上記の通り、仙水の価値観が180度変わった(人間を憎むようになった)出来事には左京が関わっていたわけだが、後に実行した魔界の穴の開通計画がその左京発案のものだったとは、ある意味皮肉とも言えよう。


ちなみに26歳という年齢でありながらアニメ版で彼を演じた納谷六朗氏は放送時点で既に還暦を迎えていた


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仙水さんおめでとう開戦前夜

忍誕

樹仙


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