概要
幽遊白書に登場するアイテムで、「裏御伽チーム」のリーダー・美しい魔闘家鈴木によって生み出された。
その一覧を以下で紹介していく。
闇アイテム一覧
- 奇美団子:裏御伽チームのメンバー・黒桃太郎に提供。3種類の存在が確認されており、それぞれ猿型・雉型・犬型の形態に順番に変身することができ、それぞれの動物の特性を生かした攻撃が可能になる。攻撃を受けた後に変身すると、その攻撃に対する耐性が身につく(つまり、彼を倒すには4種類以上の攻撃手段を持っていなければならない)。黒桃太郎専用のドーピングアイテム。黒桃太郎曰く「大抵は一つ目の『猿』でケリがつく」。
- 逆玉手箱:同メンバー・裏浦島に提供。箱を開け、使用者以外の煙を浴びせた相手を任意の状態まで若返らせることができる。戦闘においては敵を最大で胎児にまで若返らせ、戦闘力を奪うといった使い方が可能である。しかし浦飯チームと戦った時、この道具を使った相手が悪く、蔵馬を本来の姿である妖狐蔵馬に覚醒させてしまった。
- 死出の羽衣:同メンバー・死々若丸に提供。包み込んだ物体を遠く離れた異空間に転送することができる。死々若丸と対戦した桑原和真がこの攻撃を受けた。物体がどこに転送されるのかは、死々若丸本人にもわからない。桑原は無傷のまま別の闘技場に転送されてしまったが、試合は桑原の試合放棄(行方不明)という扱いで決着した。その正体は、小さなブラックホールの様な物体であり、鈴木は道具に頼らずとも自力で使用可能。
- 魔哭鳴斬剣:同メンバー・死々若丸に提供。普段は通常の日本刀であるが、柄の部分を引き抜くと内部から死霊に似た形状の肉塊のようなものが現れる。武蔵坊弁慶も恐れたという、剣を振り回すことで霊魂(死霊)を次々と召喚でき、これを剣の攻撃力に転化できる武器。剣撃と共に霊魂を敵にぶつける大技・爆吐髑触葬は絶大な破壊力を生むが、使用者の死々若丸自身もかなりの妖気を消耗する。暗黒武術会での試合では幻海の「霊光鏡反衝」を受けてバラバラに砕け散ったが、アニメ版では妖力の上がった死々若丸に合わせて新調した「新魔哭鳴斬剣」(『100%本気バトル』では「真魔哭鳴斬剣」)が登場している。
- 前世の実:魔界で発見された新種の植物、トキタダレ花の果実。飲めば一定時間前世の姿になる。逆玉手箱の原料。決勝前に鈴木が蔵馬に手渡した。以前は裏浦島にも渡したことがある。試しの剣同様、プロトタイプゆえに副作用の恐れがあり、蔵馬は鴉との戦いの最中、通常よりも早い時間で妖狐化が解けてしまった。しかし、南野秀一の身体に本来の妖狐蔵馬の力が戻り始めたことに繋がった。
- 試しの剣:魔界の植物であるヒル杉で作られた剣。本体は柄だけで、持つ者の気を吸い取り成長する。刃の部分は持つ者の気と心情により姿を変える。魔哭鳴斬剣のプロトタイプ。決勝前に鈴木が桑原和真に手渡した。桑原は「必殺スペシャルソード」と称した。原作での使用は戸愚呂兄との戦いのみだが、アニメ版では戸愚呂弟に挑んだ際にも使用。前世の実同様、プロトタイプゆえに副作用の恐れがあり、桑原は武術会の後、霊力を一時的に失ってしまうが、次元刀の誕生に繋がった。