プロローグ
むかしむかし、とおいみらいに せがれがすんでいました。
せがれはサナギなのでやじるしです。
あるひ、超プリティーなむすめさんをみつけ、ママにいいました。
「あのむすめさんとラブラブになりたいなぁ」
ママがこういいました。
「おおきくなったらネ」
さあ、せがれをいじっておおきくしましょう。
概要
1999年にエニックス(現:スクウェア・エニックス)より発売した、プレイステーション用ゲーム。作者は『ウゴウゴルーガ』にも携わった秋元きつね氏。
CMのキャッチコピーは「プレゼントに最悪」。
主人公・せがれを操作し、セケン(フィールド)を動き回らせ、様々な「オキモノ」に「オカカワリ」して成長させるゲーム。その過程はとにかくくだらないもので、中身も徹底して「うんこ」や「ち○こ」など下ネタとシュールのオンパレードである。
プレイステーション時代における伝説のバカゲーとして名を馳せたが、その斬新さが逆に受け約17万本という大ヒットを記録した。
ちなみに、タイトルは語感重視で名付けられたものだが、そのまま下ネタ的な意味も含まれている。
2002年にて続編の「続せがれいじり 変珍たませがれ」がプレイステーション2でリリースされた。
オキモノにオカカワリするとパートナーの変珍くんの姿が変わっていき、お願いされた通りの姿にして連れて行く必要があるため、適当に作文してもクリアできなくなった(ただし自宅にいるママからヒントが貰える)。
2019年で発売20周年を迎えた。
登場キャラクター
せがれ(右)
主人公。矢印。
見た目はシュールだが、中身は好奇心でいっぱいの天真爛漫な男の子。
スクエニ合併記念として『半熟英雄 対 3D』に「むすめさん」と一緒にゲスト出張したこともある。
ママ(左)
せがれをいじると何故か彼女が大きくなる。
ムスメサン
ピンクの矢印頭で、花柄のワンピースを来た女の子。
せがれが一目惚れし、彼女とラブラブになるのが一作目の目的である。
くだん
ヒトと頭が入れ替わった牛。山道での足がわりとなる。
変珍くん
続に登場する変珍ドロイド。様々な姿に変わっていく。
余談
キャラクターデザインやCG製作、BGM作編曲は秋元きつね氏によるもの。
それらの著作権は氏が持っており、「このキャラを使ってゲームを作らなければそれ以外は原則OK」という取り決めとのこと。このため氏の映像作品にもよくせがれ達が登場している。
完全に余談だが、秋元氏のCGの師は平沢進。
P-MODELにも一時期参加していただけあって、曲も同ジャンルの楽曲が多い。