ウヒョヒョ・・・・。
わてが、バクダン作りで有名なぺパットでゲス。
概要
『スーパーマリオRPG』で登場するキャラクターで落盤事故によって閉じこめられたダイナ&マイトを助けるためドゥカティ炭坑に入ったマリオ達が奥地で遭遇した謎の爆弾職人。
情報が集まるケロケロ湖出身のマロが名前も知らなかったくらい無名だったようで有名になるために上京してきたらしく、名を上げるべく出会ったマリオ達に勝負を挑んでくる(フィールドでぺパットの正面に立つと吹っ飛ばされるため正面以外から接触しないとバトルが発生しない)。
戦闘では少しダメージを与えると小型ボム兵であるプチボム×4、ある程度のダメージを与えると通常のボムへい×4、さらにダメージを与えるとビッグボム×3をばらまいて加勢させてくる。
ボム兵は相手にせずペパットだけを集中攻撃するのがセオリーだがジャンプ系のスペシャル技はかいてんシューズを装備させないと無効化されるので注意。
それでも追い詰められると最後の切り札である未完成のキングボムを使ってマリオ達を倒そうとしたがジャンプの振動でキングボムを落としたところ、ペパットの真上に落ちて来て押し潰されてしまい最終的に爆発に巻き込まれて行方不明になる(マリオ達が倒したわけではないため、ペパット戦では勝利しても経験値とコインは獲得しない)。
しかし、そのショックで最深部への道が開かれた事や天井部のスターピースが落下して回収できた事を考えると彼の尊い犠牲(?)によってドゥカティの騒動が無事に解決されるきっかけとなった。
後に『星のふる丘』にて彼の(と思しき)願い事が確認でき、どうやら一命は取り留めていたことが確認できる。
なお、彼自身はカジオー軍団ともスターピースとも無関係で落盤事故にも関わっていない本当にたまたまドゥカティ炭坑に居ただけの通りすがりの存在であった模様。
リメイク版
ニンテンドースイッチでのリメイク版でも登場。
やはりというか生きていた事が確定し、エンディングクリア後のドゥカティ炭坑で再び戦う事が可能で前回はまだパーティーにいなかったクッパの事も知っていた事が判明する。
どうやらマリオ達に敗北してからは修行を積んだようであり、モンスターリストではペパット(レベルアップ)と表記されている。
当の再戦時だが本人曰く『どんな攻撃も防ぐシールドとどんな物も壊す破壊力で、死角はない』と豪語するだけに攻撃力と防御力が桁違いに上がっており、しかもキャサリンと同様にこちらの攻撃ではほとんどダメージを与えられない仕様と化している。
なんと最強武器であるひまんパタこうらの一撃をもってしても、一桁のダメージにしかならない程。
しかし、対象方法もキャサリンとほぼ同じでペパットが呼び出したこちらを向いてるボム兵達に攻撃してボム兵の方向をペパットの方へ向かせて誤突撃させる事でダメージを与えていく。
ただし、アクションコマンドでジャスト(衝撃波が出るタイミング)を出さないと方向が変わらない。
一応、何度も使用して威力を底上げしたマリオの「ジャンプ」であれば、高防御力を突破してダメージを与えることも不可能ではない(原作同様、2回使う毎に威力が1上がるという隠し仕様が「ジャンプ」だけにある)が再戦時もジャンプ属性は無効なので、やはりかいてんシューズが必須となる。
戦闘の難易度は、再戦ボスの中でもトップクラス。
「どんな物も壊す破壊力」はボム兵のことを指していると思われるのだがペパット本人の攻撃力も非常に高く、「すなあらし」での全体攻撃+恐怖付与なども脅威でギミック無しの通常ボスとして登場しても苦戦する事が容易に想像できる程。
そして当然ながらボム兵の爆発力も高く、装備や育成状況にもよるが基本的に普通のガードすら貫通してほぼ一撃で倒されるため前述の通り攻撃時にはジャストアタックが必須。
つまり、攻撃でも防御でもアクションコマンドでジャストを出す事を要求されるのでギミックの都合から必然的に長期戦になるのでコマンドをしっかり成功させる腕が無いと極めて厳しい戦闘になるだろう。
数少ない弱点としてはボム兵には眠りが効くため、ピーチの「ねむれよいこよ」や「ねむりだま」で眠らせれば時間を稼げる点が挙げられる。
また、こちらの攻撃力は一切関係ないので武器はアクションコマンドを成功させやすいものを装備してリメイク版から実装された3人わざは「げんきいっぱいレインボー」や「まもってヴェール」など回復や守りに長けたものを選ぶべし。
3ターン無敵になれるレッドヨッシーエキスを温存していた場合はどうしても勝てない時の最終手段として惜しみなく使用するといいだろう。
最後は再びキングボムを導入するが、またも制御できずに自爆・敗北してしまう(当然、こちらでも経験値とコインは獲得しない)。
修行しても敗北した事でぺパットは意気消沈するが、選別としてクッパのワンワンをリメイク版で追加されたクッパの最強武器「すごいワンワン」にアップグレードしてくれる。
クッパと心を通わせて最初の武器になったワンワンが最強の武器として帰ってくるというまさに「いき」な事をしてくれる。
その器用さを気に入ったクッパに軍団へスカウトされ、真エンディングではクッパ城の修理を手伝う事になった。
リメイク版のモンスターリストによると有名になるためにあちこちに爆弾をばら撒いた結果、人々の不満が爆発して大炎上してしまった事が解説されている。
なお、有名になって帰郷したいようだが再戦時のモンスターリストの解説でその故郷からは「二度もマリオに倒されたお調子者」としてすっかり有名となってしまったがジーノの言う様に爆弾で有名になるよりはマシかもしれない。
ただ、彼が作ったと思われるプチボムは岩盤を壊すためにクロコやドカチチに使われたりしていたので爆弾魔紛いな行いをせず、最初から普通に爆弾職人として商売をしていれば周りからも迷惑がられることなく有名になれたかもしれないだろう(現実の世界なら兎も角、この世界では普通に武器も売っているので爆弾を売る事自体はあまり問題にはならないと思われる)。
なにかんがえてるの
「いきでゲスなあ。みなさん いきでゲス。」
再戦時
「みなさん いっそう いきでゲスなあ。あのころとは レベルがちがうでゲス。」
スーパーマリオくん
50巻に登場。
壁を壊して先へ進むorトロッコで壁に激突したマリオたちの前にいきなり現れ、マリオを倒して有名になるべく勝負を挑んで来る。
ボム兵を次々と投げつけてマリオをビビらせ、マロを盾にさせたりジーノを身代わりにするなど腰の引けた行動を取らせた。
しかし、マリオがノコノコのこうらを放ったことでダメージを受け戦闘不能となるも奥の手として巨大ボム兵をけしかけるがマリオがスーパーファイアボールで点火したことで諸共に巻き込まれてしまう。
以後の消息は不明だが、星のふる丘に「有名になりたいでゲス。」と願いの星が置かれていた。
マリオには名前をパプポペポと間違えられた。
余談
今作の敵勢力が武器モチーフという紛らわしい状況からか、一部文献ではカジオー軍団の一員と誤記されてしまっているが上記の通り彼自身は無関係でBGMも通常のボス戦と同じである。
なお、ぺパットを押し潰したキングボムは後にクッパ城で戦うカメザードが召喚するモンスターの一体として再び登場する。