遠近法
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えんきんほう
遠近法は、遠近感を持った表現を行う絵画や作図などで使用される手法。
特に英語でperspectiveと呼ばれる透視図法を指すことが多い。このほかにも「空気遠近法」と呼ばれる、「近くのものは明瞭かつ鮮やかに、遠くのものはぼかして沈んだ色合いで表現する」技法も存在し、透視図法と同一に用いることも可能である。
透視図法の特徴として「同じ大きさの物でも、視点から距離が離れたものほど小さく描く」こと、「ある角度からの視線では物は歪んで見える」ことがあげられる。
この技法を用いると、歪みにより四角形は台形に、丸は楕円に描かれる。そして水平線と呼ばれる「遠ざかるにつれそちらに向かっていく線」というものが存在し、その遠ざかるものが向かう場所が点の場合は消失点となる。
平面の置き方により一点透視図法、二点透視図法、三点透視図法などの技法が存在する。これは消失点の置き方による分類であり、一般的に消失点は複数存在しても構わないものとして扱われる。
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