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反谷孝志

はんにゃきょうとう

ロールプレイングゲーム『女神異聞録ペルソナ』『ペルソナ2』に登場するキャラクター。
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概要編集

女神異聞録ペルソナ』『ペルソナ2』に登場するサブキャラクター。

名前は「はんや たかし」と読む。

CV:長嶝高士(『ペルソナ2 罪』)


ゲームの舞台となる学校に勤務する教職員。

高圧的で口うるさい性格のために生徒からの評判はすこぶる悪く、名字をもじった「ハンニャ」のあだ名で忌み嫌われている。

基本的にはヒールとして登場する人物だが、作品によっては憎めない一面を見せており、ファンからは名脇役の1人として認知されている。


各作品の動向編集

『女神異聞録ペルソナ』編集

聖エルミン学園の教頭を務める。

生徒を規則で押さえつけるのを好む古臭い考えのスパルタ教師で、生徒の自主性を重んじるおおらかな方針の校長・大石とは折り合いが悪い。

反谷自身には悪意はなく「生徒のため、学校のため」と思って行動してはいるのだが、そのやり方に問題があるせいで全く理解を得られていない。

ちなみに隠しルート「雪の女王編」によると娘がいる模様。

上田信舟氏によるコミカライズ版では、トロ(横内健太)がペルソナ能力に覚醒するきっかけとなった暴言を、綾瀬優香に代わって彼に浴びせる汚れ役を任せられていた。


『ペルソナ2』編集

七姉妹学園に転任し、校長を務めている。

長年理解を得られなかったせいで性根がねじ曲がってしまったのか、無責任な教育スローガンを掲げ生徒や学校を顧みない行動に及ぶなど、問題教師としての面が強く押し出されている。


『ペルソナ2 罪』編集

ジョーカー様』によって全校からの支持とフサフサの頭髪を手に入れ、七姉妹学園を自らの理想郷に変えて君臨。

もっとも、『ジョーカー様』の力をもってしても生徒や教師の心の中までは操作しきれなかったようで、作中では上辺だけ反谷を支持しているようなメッセージも散見される。

作中での言動やその髪型を見るに、金八先生に憧れているようだ。

ジョーカー配下のペルソナ使いでもあり、ストーリー最初のボス・ハンニャ校長として固有ペルソナ・ドリルハンニャの力を用いて周防達哉らの前に立ちはだかる。戦闘後は消息を絶つが、イベント内での選択によっては、反谷自身がジョーカーに願った「全校から愛される教師」を体現した好人物となって終盤に再登場する。


『ペルソナ2 罰』編集

前2作と異なり、出番らしい出番が生徒にあらぬ嫌疑をかけ、公然と中傷するシーンのみの純然たる悪役として描かれ、上記シーンの直後に『JOKER呪い』の被害者として物言わぬ姿となって現れる……と救いのない扱いを受けている。

ちなみに、同作の反谷はカツラで頭髪の寂しさをごまかしており、死亡シーンのグラフィックではカツラが取れて後退した生え際があらわになっている。


ペルソナ「ドリルハンニャ」編集

において嫉妬や恨みを表す鬼女の面「般若」がモチーフなのは違いないのだが、両腕には般若の面を左右に分割したようなデザインの装甲、頭頂部にドリル型の角、つま先にもドリルを生やし、本体はネクタイを締めたスーツ姿を思わせるデザイン……と極めて珍妙な姿。装甲を閉じてドリル戦車への変形もできる。


悪魔としての般若は女神転生シリーズにおいてたびたび登場しているが、いずれも能面のイメージからか女性型であった。しかしドリルハンニャはなぜか男性型である。


ドリルハンニャのように世界の神話・伝承・物語に由来しない完全なゲームオリジナルのペルソナは、『罰』までの作品では南条専用ペルソナをはじめ度々登場していたが、ドリルハンニャはゲームを隅々までプレイしても、その由来が理解できるだけの情報が存在しない、唯一無二のペルソナである。


このようなデザインになったのは後述の事情からであるが、それにしても作中では反谷のどのような思いが反映されてこうなったのだろうか……?

そもそも反谷にとって「ハンニャ」の呼び名は本来蔑称であり、般若は彼が学園の厄介者である象徴でもあり、それらの点でも興味深いデザインではある。

もし『異聞録』で見せた生徒に対する情義が『2』でもまだ彼の心に残っていたとするならば、ドリルハンニャの姿は生徒に好かれたいのに逆に嫌悪される実状に対する、反谷の怒りと哀しみ の仮面である……などの推測もできる。


戦闘中に使う技はいずれも専用の技で、頭のドリルを使った攻撃「さぶさぶドリル」「なんせドリル」「アンダードリル」、そして空中に題字を出現させた後に大爆発を起こして攻撃する「暗黒ヤング伝説」の4種。

実際のゲームではこれら珍妙なネーミングの技をボイス付きで繰り出しており、プレイヤーに強烈な印象を残したのは言うまでもない。

「"さぶさぶ"ドリル」からの着想か、火炎属性攻撃が弱点となっている。

ちなみに、ハンニャ校長の通常攻撃は、1m近くあろう大型のスパナによる殴打である。


余談編集

  • モデルはデータイースト所属後にテクノスジャパンを瀧邦夫氏と共同で設立(瀧氏が社長になった)し、テクノス退社後にアトラスに所属した「半谷 孝志(はんや たかし)」氏。
    • 公式ファンブック『女神異聞録ペルソナ倶楽部』によると、半谷氏はゲームに出演できると聞き喜んでいたが、後に嫌われ役であると知って悲しんでいたとか。
    • 前述の「暗黒ヤング伝説」は半谷氏が出した『峠MAX』のサブタイトル案が、「さぶさぶドリル」「なんせドリル」は半谷氏の口癖が由来。やたらとドリルが目立つのも、半谷氏の「男はドリルだよね」発言に由来するらしい。
  • 反谷のペルソナ・ドリルハンニャは、なんと公式TCGにおいてカード化されている。所有スキルはもちろん「暗黒ヤング伝説」で、併せてまともな名前のスキル「憤怒の仮面」も有する。火炎が弱点なのも原作同様。ちなみに悪魔としての種族は外道である。

関連タグ編集

個別編集

  • 坂本金八:『罪』の初登場シーンで「バカチンがぁ!」の台詞を口にし、戦闘時に話し掛けると、あの「はい!人と言う字は……」の名言を口にする。

P3以降の問題教師キャラ編集


他のメガテンシリーズ編集

  • サカハギ:オリジナル悪魔で種族は外道である、問題が目立つ言動と裏腹に本来は心優しい人間性を持つなど、幾つかの類似点が見られるキャラクター。

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