概要
女神異聞録ペルソナのPSP版リメイク、2009年4月29日に発売。
当時の楽しさそのままに、より遊びやすくなったゲームシステムにより、名作が蘇る。
変更点以外の情報は女神異聞録ペルソナ参照。
pixiv内では本作のみではなくペルソナシリーズ全体の作品が投稿されている事が多い。
主な変更点
- OP、戦闘曲などの一新
『3』『4』のようなPOP調の楽曲も多い
- 重要なイベントにムービー追加
- セーブポイントの増加
今作はセベク編ではダンジョン内にセーブポイントが大幅に増加し中断が容易(雪の女王編では逆にセーブポイントが削られている)
中断セーブ機能の追加によりセーブポイントに到達しなくとも中断が可能
- 戦闘演出のスキップ可能
全体的に高速化され、大体戦闘時間は2~3割減。
- 難易度選択
「ノーマル/イージー/エキスパート」の三段階の難易度選択が可能。
最高難易度にしてもPS版のような初心者お断りマゾゲーのような難易度にはならない。
- 新規アイテム・魔法追加
エンカウント率調整魔法「エストマ」、ダンジョンからの脱出アイテム「非常口」が追加
- ダンジョン構造の変更
一部ダンジョンのみであるが、回復の泉などが追加され、簡略化されたものもある
賛否両論・問題点
OP、戦闘曲の一新について
今作のBGMはPS版の曲を純粋にアレンジしたものではなく「目黒氏作曲の新曲」「オリジナルのアレンジ曲」「オリジナルの曲の旋律を使った別の曲」の三種類になっており、実質的な「総入れ替え」と言ってもよい。
この変更について、目黒氏は後年『PERSONA2 罪』の開発ブログにて、「PSP版はP3・P4をプレイしたユーザーをターゲットに開発していた」と意図を語っている。
リメイク元である『女神異聞録ペルソナ』は、現在のペルソナシリーズとは繋がりの無い作品であり、ビジュアルや演出には『真・女神転生シリーズ』の色が濃く残っている。そのためPS版からのファンはおろか『3』以降のファンの間でさえ「雰囲気に合っていない」「曲がいいから気にならない」と賛否が割れている。
「神話覚醒」などPS版は非常に優れた曲が多かっただけに、それらがPSP版でなくなってしまったこと、『3』以降のユーザーがPS版の曲を体感できないことにガッカリしたファンは多い。
また、戦闘によっては最初は静かな曲が流れているが、戦うを選ぶことで曲調が変わるという演出があったが、リメイクではこのような演出がなくなった事も残念がるファンもいる。
SE(効果音)の大幅削除
随所の効果音がカットされているため、戦闘などが少し寂しい。
原作のSEは非常によく作り込まれていたと評判が良いため、PS版のファンからは評判が悪い。
レベルが上げ難い
貢献度による経験値の配布などのシステムはPS版そのままとなっており、全体魔法攻撃、HP満タンでも回復魔法で経験値が多くなるなどは変わっていない。
レベルアップ時に得られる経験値も敵によって固定され、レベルアップする度に次のレベルアップに必要な経験値が増えて行くシステムとなっている。
有名な攻略テクニックの削除
PS版では、エンカウントが発生しない階段の踊り場をひたすら往復し、SP回復や月齢の調節をする「反復横飛び」というテクニックが用いられていたが、今作ではできなくなった。
関連動画
店頭PV第1弾
店頭PV第2弾
余談
ペルソナ5にて当初、
有料DLC『女神異聞録ペルソナ コスチューム&BGMスペシャルセット』があったが、
バトル中に流れるBGMがPersonaの「A Lone Prayer」だったため、
後に『Persona コスチューム&BGMスペシャルセット』に改められ、
購入者には全額返金、以降無料DLCとなった。