概要
『豪血寺一族』シリーズの一本。1997年5月にアーケード版が稼動開始し、同月中にセガサターン版が発売された。『3』とナンバリングされているが『2』との間に『豪血寺外伝 最強伝説』があり、作品としては四作目である。
ギャグ要素がある前作に対し、今作ではシリアスな作風に変わっている。一作目から20年以上が経過した西暦2015年が舞台で、参戦キャラクターはお梅とお種の二人を除いて新登場のキャラクターとなっている。
システムは『最強伝説』から続いて2対2のチーム戦が採用されていて、キャラクター選択時にリーダーとパートナーが決定される。前作には無かった戦闘中の交代が可能。
登場キャラクター
対COM戦時、COM側のチームは組み合わせが固定されている。
- ラリー・ライト…24歳の考古学者。前回の頭首決定戦で決勝までは進んだがお梅に敗れた。崩撃雲身双虎掌のような技を持つ。
- クリス・ウェイン…キース・ウェインとアニー・ハミルトンの息子で、カツアゲが趣味という不良青年。ラリーとは、不良仲間と一緒にカツアゲ目的で絡んでいったのを返り討ちにされて以来の縁。
- 天神橋筋六…「祭り師」を自称する男。天神橋組というヤクザの組長の息子だが、本人は組の運営より祭りを大事に思っていて、あちこちの祭りを目当てに日本中を旅している。唐獅子の様な仮面をつけている。
- 雪上火澄…忍者好きの父親に忍者修行をさせられながら育った。そのため忍者の家系ではないのに忍術を体得している。
- M.A.D…マッドサイエンティスト。M.A.DはMAX=AXE=DAXの略。
- ソーリス=R8000…西暦2115年からやって来た時空警察の警官。タイムマシンの不調のため本来の目的地点ではないM.A.Dの研究室に現れてしまい、M.A.Dにマシンの修理を依頼した。
- ファルコ…隻眼の老年男性。イギリス出身のギャンブラー。
- お梅&お種…一作目から登場の高齢老婆双子姉妹。これまでとことん不仲であった姉お梅と妹お種だが本作では協力体制をとり、100歳という年齢を理由に特別に二人で一人として扱う事を認めさせ(ただし過去の頭首争いにおいて二人の母である豪血寺お志摩がさらに上の101歳で普通に戦っていた例もあるが)二人の身体を紐で結んだ状態で参戦、ファルコとの三人チームで登場する。
- 花小路ポプラ…花小路クララの娘。母親譲りの魔法少女。
- 乙霧レミ…ポプラとはまた違ったタイプの魔法少女で、お供の魔法生物クロマを連れている。
- ルドルフ・ゲルトハイマー…豪血寺の分家の中でも力のあるゲルトハイマー家の生まれだが、掟を逸脱したやり方でお梅&お種を狙った行為により一族から追い出された。現在はブリストル・ウェラーの部下の立場にある。
- デミアン・シェイド…ルドルフの従者。アーケード版ではプレイヤーは使用不可な上、敵として戦う事も出来ない。セガサターン版では「三人のキャラクターのエンディングを見る」という条件で使用可能になる。
- ブリストル・ウェラー…アーケード版ではプレイヤーは使用不可。セガサターン版では「六人のキャラクターのエンディングをみる」という条件で使用可能になる。公的機関の長であるが、真の姿は未来からきた時空犯罪者にしてデビルサマナーのブリストルD。こちらも九人のエンディングを見れば使用が解禁される。本作の参戦キャラクターの中で唯一豪血寺の血を引いていない。
非戦闘キャラクター
- 大山礼児…ゲルトハイマーのエンディングに登場する。